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MP3Tunes対EMI裁判、MP3Tunes側にやや有利な判決(8月の記事)

以下の文章は、TorrentFreakの「MP3tunes Wins in Landmark 'Cloud Piracy' Case Against EMI」という記事を翻訳したものである。

原典:TorrentFreak
原題:MP3tunes Wins in Landmark 'Cloud Piracy' Case Against EMI
著者:Ernesto
日付:August 23, 2011
ライセンス:CC BY

音楽ストレージ・ロッカーサービスのMP3Tunesが、EMIとの長きにわたる訴訟において、思いがけない勝利を手にした。米地裁判事ウィリアム・ポーレーは、MP3Tunesが著作権侵害を助長してはおらず、同サービスがDMCAの「セーフハーバー」保護の要件を満たしている と判断した。この画期的な判決は、クラウド・ストレージ・サービスを提供するDropbox、GroovesharkやAmazonにとって吉報となるだろう。

数年にわたって続いたEMI対MP3Tunesの訴訟は、音楽ストレージサービス側の明確な勝利というかたちで幕を閉じた。

昨日、ウィリアム・ポーレー判事は、ユーザに音楽をオンラインストレージに保存させたことについて、MP3Tunesが「著作権侵害を助長したことにはならない」ことを確認した。判事によると、MP3Tunesは、著作権侵害を繰り返すアカウントを停止し、同社の音楽検索エンジンSideload.comに送付されたDMCA削除要請に応じていたという。

ユーザはSideload.comから外部サイトにホストされている音楽を検索することができ、それをMP3Tunesのロッカーに加えることができる。RapidShareなどの外部ファイル・ホスティングサービスなどから検索される。

EMIは、これらのファイル・ホスティングサイトをいわゆる「パイラシー・ヘイブン(海賊の隠れ家)」だとして、DMCAのセーフハーバー条項による保護に値しないと主張した。ウィリアム・ポーレー判事はこの主張に同意せず、Sideload.comがリンクしているファイル・ホスティングサービスは定義上「違法」には当たらないと判断した。

MP3Tunes設立者のマイケル・ロバートソンは、この判決はクラウド・ホスティングサービスの明確な勝利だという。

「私たちは信頼性の高い方法で音楽サービスを運営してきました。それ故に、判事はMP3TunesがMP3TunesおよびSideload.comのサービスプロバイダとしてDMCAの下で保護を受けると判断したのです。」とTorrentFreakに語った。

「殆どの企業は、レコードレーベルからの攻撃に耐えることができず、インターネットの音楽の未来にとって重要な問題について法廷で判断を得ることができませんでした。この29ページに渡る判決が維持される限り、先例として置かれるでしょう。」とロバートソンは付け加えた。

判決では、大方がMP3Tunes寄りの判断がなされているが、EMIが小さな勝利を収めているところもある。

裁判官は、検索エンジンSideload.comからのリンクを削除すること、MP3Tunesがユーザのロッカーから(Sideload.comに)関連したファイルを削除することを求めた。さらに、MP3Tunesの複数の従業員が、自身のアカウントでEMIの音楽ファイルを保存していたとして、著作権侵害が認められた。

EMIはこの判決について「MP3Tunesとマイケル・ロバートソンに対し、SideloadおよびMP3Tunes上の数百の録音物、音楽著作物の著作権侵害が認められたことは喜ばしく思っています。しかし同時に、法廷がMP3TunesはDMCAのセーフハーバーで保護されると判断したことは誠に遺憾です」とのコメントを出している。

昨日の判決は重要なものではあるのだが、未だ両者には控訴の選択肢があることに注意が必要だ。既にEMIはそれをほのめかしており、また、MP3Tunesもすべての面で勝利を収めるためにそうするかもしれない。

「EMIは当初、MP3TunesがEMIの33,000作品の著作権を侵害していると主張していました。しかし判決では、そのうちおよそ99%が却下され。350ほどの作品についてのみ主張が認められました。これらについても、裁判所の判決が事実とは異なっており、控訴を検討しているところでもあります。」とロバートソンは話している。

この件について、以下の記事もご参考に。

EMIとMP3tunesの著作権侵害訴訟--双方が勝ち得たもの - CNET Japan

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元EMI取締役:違法P2Pファイル共有との戦いは『無益』である

以下の文章は、TorrentFreakの「Former EMI Boss: Fight Against Illicit P2P is “Useless”」という記事を翻訳したものである。

原典:TorrentFreak
原題:Former EMI Boss: Fight Against Illicit P2P is “Useless”
著者:enigmax
日付:Febrary 12, 2009
ライセンス:CC by-sa

少なくとも表面上は、大方のメインストリーム音楽産業はこれを認めるだろう、「違法ファイル共有はイービルである」と。しかし、ある種の主張を続けることにお金が支払われなくなったとき、変化が訪れる。前IFPI代表であり、前EMI取締役のPer Eirik Johansenは、もはや以前に勤めていた企業から給料をもらわなくなったことで、その本音を話し始めた。

大企業、特にグローバルな利益に対しても大きな関心を持っているような企業で働いているうちは、企業の方針に従わざるを得ない。あえて自らの意見を押し通そうとすれば、自らの立場を危うくしてしまう。もちろん、組織が個人に対しての支配力を保ち続けられるのは、ほとんどの場合金銭的な理由であるのだが、では、この影響力の源泉がなくなってしまったら何が起こるのだろうか?

Per-Eirik Johansenは長きに渡って音楽産業に従事し、複数の著名なアーティストを育て上げたことでも知られている。彼がIFPIのチェアマンに選出されたころ、彼はEMIの取締役を務めており、同社のCDに対するコピープロテクションに対する反発の矢面に立たされたこともある。

2004年、5000人もの人々がEMIにDRMを解除するよう働きかけ、ニュースサイトnrk.noはJohansenのオフィスに27回も電話をかけ、この問題に関して2度のインタビューを約束させた。最終的に、彼は「ディスクにコピープロテクションをかけずに提供したいとも思わないし、そうするだけの決定権もない」と認め、そうした決定権を持つのはEMI Londonだけであることを示唆した。

「私は常に消費者の話を聞いている」と彼は反論を述べた。「この5ヶ月のことを、あなた方にお話しましょうか。EMIは、ノルウェーでコピープロテクションのかかった400,000枚のCDを販売していますが、その同じ時期、私たちが消費者から受け取ったクレームは28件に過ぎません。私たちが話しあっていることは、ごくごく些細なことでしかないのです」。しかし、彼は本当に、これを取るに足らない問題であると考えていたのだろうか?

Johansenは現在、それまでの企業からの束縛から逃れ、ノルウェーのDagbladetのJoakimとのインタビューで自らの考えを自由に語っている。彼はEMIから給料を受け取っている間は、そのスタンスを堅持しなければならないと感じていたことを明らかにしている。

現在の彼は、海賊行為に対する音楽産業の戦いが役に立たないものであり、違法ファイル共有は窃盗と同じであるという主張には同意しないという。当初のEMIのアンチパイラシーイニシアチブに関して、Johansenはこのように述べている。「そのキャンペーンのメッセージは、私たちには著作権を守る理由がある、ということでした。これは今でも同じ考えです。」

「しかし、肝心なことは、現在、全ての世代が既に著作権を侵害しているということです。私たちにできる唯一のことは、よりよいソリューションを探し出すということだけです。」と彼はプラグマティックに話す。

現在49歳のJohansenは、自身のレーベルを運営しており、古き良きEMI時代、特に新たなアーティストを発掘し、育て上げていたころを思い出している。しかし、時代は変わった。「会社の収益が減少を続け、人件費を削減しなければならない今、もはやこの作業をドライブするだけの資源はありません。」と彼はいう。

しかし、Johansenは音楽産業のこれからに対する楽観主義を持ち合わせており、ライブコンサート市場の成長を指摘し、音楽から利益を上げる新たなモデルへの熱意を見せている。「私は非常に楽観的です。革命があり、それによって、状況は混沌としています。そして今日、健康的で、刺激的な起業家精神があります。今後1,2年で産業が何処に目を向けるかはよくわかりません。しかし、私は将来が約束されているものと確信しています。」

Johansenは、音楽産業全体としては決して価値を失ってはいないことを指摘し、レコーディング部門だけが、あまりにも長い間何もせず、新たな時代のビジネスモデルに適用し損ねたことで、最も苦しんでいるのだという。

「新たなテクノロジーに戦いを挑んでも、その戦いに勝てるわけがないのです。」と彼はいう。

そう、今はそれを受け入れる時代だ。

EMI幹部:DRMの破棄は海賊行為を増加させるものじゃない

以下の文章は、P2P Blogの「EMI Exec: Abandoning DRM didn't increase piracy」という記事を翻訳したものである。

原典:P2P Blog
原題:EMI Exec: Abandoning DRM didn't increase piracy
著者:Janko Roettgers
日付:November 19, 2008
ライセンス:CC by-nc-sa

先週なぜか見逃してしまった記事。ビルボードは、EMIの幹部3名に対して、同社の歴史、現状、そしてこれからの戦略についてのロングインタビューを行なっている。特に面白いのはEMIデジタル部門のトップDoug Merrillのコメントで、iTunesや他のダウンロードストアでDRMを捨て去るに至ったレーベルの決断について語られている。

Merrillは、MP3オンリーへの移行が、同社にとって素晴らしいものであるとし、彼の目に映るDRMはファンにもEMIにも価値を提供しないのだという。従って、DRMを捨てることは、消費者にとってもアーティストにとっても良いことであった。

では、海賊行為はどうだろうか?同社がコンテンツプロテクションの断念を決断したことで、それまで以上にファイルが交換されるに至っているのだろうか?Merrillは、そうは思っていないようだ。彼はビルボードに以下のように語っている。

「海賊たちは、相変わらずやりたい放題です。流通している海賊版コピーはおそらくiTunesから購入されたものではないでしょう。(訳注:DRMを破棄することが)(海賊行為問題を)悪化させるとは考えていませんでしたね。」

英国EMI、IFPI脱退を撤回、残留することに

新しいオーナーGuy Handsのもとで徹底的なコスト削減をおこなっている英国EMI Recordsは、今年はじめ、IFPIへの資金提供額を下げることができないのであれば、IFPIを脱退することも検討しているとし、最終期限を2008年3月31日と設定してIFPIに回答を迫っていた。IFPIとEMI、そしてその他参加レーベルとの交渉の結果、IFPIおよび参加レーベルは、IFPI予算の縮小、資金提供額の削減という合意に至ったみたいだよ、というお話。

原典:TorrentFreak
原題:EMI Stays With IFPI On Condition it Pays Less to Chase Pirates
著者:enigmax
日付:March 10, 2008

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UniversalがDRMフリーを選択する?

あくまでもインサイダー情報らしいのだけれども、Universal Music GroupがDRMフリーでの楽曲提供を考えているかも、というお話。もちろん、噂程度のものなのだけれども、DRMフリーでの配信が不可避になりつつある現状では、いかに早期にその流れに乗るのかが鍵となる。現段階ではそれほど急を要する事態ではないのかもしれないけれど、少なくともAmazonの音楽配信ストアが開始されるまでがリミットなのかな。

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