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「米当局がウェブサイトを誤って検閲」という記事が誤って検閲される

以下の文章は、TorrentFreakの「TorrentFreak's US Censorship 'Mistake' Article, Censored by 'Mistake'」という記事を翻訳したものである。

原典:TorrentFreak
原題:TorrentFreak's US Censorship 'Mistake' Article, Censored by 'Mistake'
著者:Ernesto
日付:February 27, 2012
ライセンス:CC BY

我々は検閲と無縁でいられないということなのだろう。

我々は昨年、米当局が誤って84,000ものウェブサイトを児童ポルノ犯罪に関わっているとして閉鎖させたという記事を公開した。

なんとも皮肉なことに、この記事がポルノ団体によって検閲されている。teamskeet.comなるポルノサイトのオーナー Paper Street Cash, LLCが、彼らの権利を侵害したとして、上記記事を含む555のURLをリストアップした。

そのリストはGoogleに送られ、現在、そのすべてのURLがGoogleのインデックスから除外されている。

もちろん、問題の記事はteamskeet.comとは全く無関係の記事であり、間違いなのは明白である。

これが間違いであると仮定すれば、自動化されたキーワード検索システムに我々の記事が引っかかったというところだろう。だが、陰謀の疑いも考えられる。

幸運なことに、こうした検閲を受けたのは我々だけではないらしい。TechDirtの主要なSOPA/PIPA記事も同様に検索結果から削除されている

DMCAってほんとうに素晴らしいものですね!

Update:この記事を投稿してすぐ、Googleは上記記事の検閲を解除した。我々にとっては朗報なのだが、これが例外的措置であることも忘れてはならない。

Update:簡単に計算してみたところ、この検閲により、我々は数千ドルの被害を被ったようである。この問題の解決にあたっては、法的措置を検討している。

とりあえず、検討してないだろっていう。

さてさて、おそらくはTorrentFreakの読み通り、誤検出なのかもしれないが、TechDirtの記事の件もあってきな臭さは残る。

この件は、TechDirtのMike Masnickが、GoogleでTechDirt内の記事を検索していて、Google検索から一部の記事、それもSOPA/PIPA記事が除外されてることに気づいたのが発端となっている。DMCAを根拠とした検索からの削除された場合、検索結果の下部にその旨表示され、詳細を知ることができる。

Masnickが調べてみると、 Armovoreというアンチパイラシー企業が、Street Cash, LLCの代理人としてteamskeet.comに関連した権利侵害を主張し、検索結果からの除外を申請していたことがわかった。問題のSOPA/PIPA記事は、コメントを含め上記ポルノサイトの著作権を侵害するような内容はなく、そもそも全くの無関係であった。なぜ ArmovoreとStreet Cash, LLCは、でっち上げのDMCAテイクダウン・ノーティスを、よりにもよって主要なSOPA/PIPA記事について行ったのか、しかも申請されたのが1月20日、SOPAの事実上の廃案が決まった日である。しかもこいつら、SOPA/PIPAとは別の、TorrentFreakの記事も削除しているときた。

著作権法の濫用を懸念する2つの異なる記事…。そのいずれも、でっち上げのDMCA削除によりGoogleのインデックスから除外されている。はてさて…

Key Techdirt SOPA/PIPA Post Censored By Bogus DMCA Takedown Notice | Techdirt

TorrentFreakのいう「陰謀」というのはこの辺りの疑念なのだろうね。

で、TorrentFreakの記事のコメント欄を見ていたら、気になるコメントがあった。投稿者はArmovoreを名乗っている。

Ernesto,

今回の間違いについて心よりお詫び申し上げます。これは意図的なものではなく、私たちに言論の自由を制限する意図はございません。実際、私たちはTorを始めとするEFFのプロジェクトに寄付するなど、言論の自由を強く支持するものであります。今週日曜の(訳註:リストの)検査時に、あなた方のURLがリストに含まれていることを発見しております。これはTechDirtの記事が公開される前であります。その証拠を以下に。

Reinstate requested through [#949646034] - Sat, 25 Feb 2012 00:56:41 -0800
Reinstate requested through Contact @ Google - Mon, 27 Feb 2012 13:22:52 -0800 (PST)
Reinstate Approved - Mon, 27 Feb 2012 14:48:21 -0800

TorrentFreak's US Censorship 'Mistake' Article, Censored by 'Mistake' | TorrentFreak

TechDirtの記事にも同様のコメントを残しているのだが、こちらはもっと面白くて、我々はみな人間、人間なのだから間違いはある、そして人間は間違いから学び取れるものだ、とか、意図的でない証拠として、ほらTorrentFreakのさらに別の記事も削除しちゃってるし、とか、どう見ても火に油を注いでいるようにしか思えず、本当にArmovore関係者であるのなら、実に香ばしい。

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Googleのアンチパイラシー検閲フィルタが意外と有効だった件

以下の文章は、TorrentFreakの「Google's Anti-Piracy Filter Is Quite Effective」という記事を翻訳したものである。

原典:TorrentFreak
原題:Google's Anti-Piracy Filter Is Quite Effective
著者:Ernesto
日付:July 12, 2011
ライセンス:CC BY

Googleは今年1月より、同社の検索サービスにて複数の「パイラシー関連」キーワードの検閲を開始した。Googleによると、アンチパイラシーフィルターはオンライン著作権侵害を抑制するためのものであるという。このフィルターは実際の検索結果に影響を及ぼすものではないが、検索ボリュームを見る限り、検閲されたキーワードを検索する人の数が大幅に減少していることがわかる。

数カ月前より、Googleは『オートコンプリート』および『インスタント』機能において、「パイラシー関連」語のフィルタリングを開始した。用語のブラックリストは公表されていないものの、「torrent」「BitTorrent」「uTorrent」「Megaupload」が含まれていることが判明しており、先月には「Mediafire」もその仲間入りを果たした。

Googleによると、このブラックリストはオンライン著作権侵害を抑止する効果的なツールであるという。そのコトバが著作権侵害だけにリンクしたものでないとしても。

「オンラインの著作権侵害に対する特効薬はありませんが、これは、私たちがオンライン著作権侵害を抑止するために講じた措置の1つになります。」とGoogleのスポークスマン ミスティーク・カノは以前にTorrentFreakに語っている。

「オートコンプリート・アルゴリズムの変更は、それほどネガティブな影響を及ぼさず、そして比較的容易にでき、それでいて有効であると考えています。」とカノは付け加えた。

しかし問題は、このフィルターが実際に有効であるのかである。

我々は以前、多くのユーザが、Googleのサジェスチョンをもとにパイラシー関連サービスを発見すると指摘した。したがって、Googleの検閲の試みが、フィルターされたキーワードの検索回数を実際に減らしているのであれば、「うまく機能している」と言えるだろう。

このアンチパイラシー・フィルターがもたらした影響を知るため、我々はGoogle自身が提供する検索トレンドを見てみることにした。その結果は驚くべきものであった。

以下は、フィルターされたキーワードの検索トレンドのグラフである。アンチパイラシー・フィルターが実装された1月以降、すべてのキーワードの検索回数が大幅に低下したことが示されている。

BitTorrent Searches on Google

このグラフから、「BitTorrent」の検索回数が急激に半減したことがわかる。その影響は現時点でも変わってはいない。以下のグラフから、「Megaupload」でも同様のパターンが観察できる。このキーワードはGoogleのブラックリストに入れられるまでは、上り調子であったにもかかわらず。

Megaupload Searches on Google

こうした検索トレンドは、他の検閲されたキーワードでもほぼ同様であった。このフィルターの導入後、人気のBitTorrentクライアントuTorrentですら、2006年以降最も少ない検索ボリュームであった。

以下のグラフは、今年4月末にブラックリストに加えられた「Mediafire」の検索トレンドである。

Mediafire Searches on Google

もちろん、検索ボリュームの減少は、実際の著作権侵害の減少とイコールではないにしても、こうした減少は驚くべきものがある。

我々も、アンチパイラシー・フィルターの導入によって、検索トラフィックはわずかに減少するだろうと予測していたが、これほどの影響を及ぼすとまでは考えもしていなかった。著作権ロビーは、さらに多くのキーワードを禁止するよう求めることになるだろう。

著作権ロビーから見れば、この結果は勝利ということになるのだろうが、インターネット全体の利益を考えると必ずしもベストというわけではない。Googleは検閲キーワード・リストの透明性を欠き、また、『torrent』という辞書に乗っているようなコトバや『RapidShare』といった企業名が含まれていることなどを考えると、懸念せざるをえない状況ではある。

たしかに想像以上に大幅に減少している。このフィルタリングは、あくまでもGoogle検索のオートコンプリート、インスタント機能にのみかけられたもので、検索結果から除外されるというわけではない。アクセスさせないわけではないが、近づけない、接触の機会を設けないというやり方なんだろう。

個人的には、単純に特定の用語だけを排除するのではなく、特定の用語が特定の組み合わせでのみ表示されない、という方がインテリジェントだと思うんだけど、まぁ難しいよね。ただ、キーワードを増やしていくにつれて、パイラシーとは無関連の検索でも引っかかってしまう可能性はあるわけで、その点ではTorrentFreakの懸念には同意したい。

関連:Google: ハリウッドの圧力に屈っし"torrent"関連キーワードを検閲 - karasuyamatenguの日記

レコード産業、ロシアのダウンロードツールを開発/配布停止に追い込む でも…

以下の文章は、TorrentFreakの「Music Industry Destroys Another Powerful Free Download Tool」という記事を翻訳したものである。

原典:TorrentFreak
原題:Music Industry Destroys Another Powerful Free Download Tool
著者:Ernesto
日付:March 19, 2011
ライセンス:CC BY

方法さえ知っていれば、世界最大規模の無料音楽リソースに、わずか数クリックで好きなだけアクセスできる。数百万の楽曲を好きなだけストリーミングで楽しめるだけはなく、ちょっとしたテクニックやツールを駆使することで、簡単にダウンロードしたりもできてしまう。一見、そのような強力なソースにても足も出ないように見える音楽産業ではあるが、そのツール制作者に対してはどんな手を使ってでも叩きつぶすようだ。

2010年9月、音楽ダウンロードツールMulveの人気はピークに達した。Mulveは、ロシア版のFacebookとも言えるVKontakteからリソースを引っ張ってくることで、ありとあらゆるアーティストの高品質の音楽へのインスタントアクセスを可能にした。

しかし、そのわずか数日後、Mulveは姿を消した。IFPI、BPI、4大レーベルに促された英国警察がドメインのオーナーを逮捕したためだ。プロジェクトの運営者は、彼に対する摘発ではなかったが、プロジェクトを中止した。しかし、レーベルは音楽のソース、つまりVKontakteには何ら手を打つことはできなかった。

11月、この問題は再び再燃した。新たに類似した、しかし、さらにパワーアップしたツールが登場したためだ。Mielophoneはまさに強化版Mulveと言えるもので、より多くのソースから音楽データを集めるだけではなく、統合検索、last.fmとの連携、プレイリスト、ダウンロードマネージャー、ビデオ、歌詞などさまざまな機能が追加されていた。

しかし歴史は繰り返す。2月16日、Mielophoneドメインを登録した男性に、EMIとGala Recordsからメールが届いた。そのメールこそ、この駆け出しの、しかし将来有望なツールの終わりの始まりであった。

「ご存じのことと思われますが、弊社は訴訟および法執行機関を通じてロシア連邦における弊社著作権および隣接権の保護に取り組んでおります。あなたが関係する(いずれにしてもあなたのドメインの技術情報によれば)Mielophoneソフトウェアは、EMI/Gala Recordsの著作権および隣接権を侵害しております。」との書き出しでメールは始まる。

それからMielophoneの運営が、第146条(著作権および隣接権の侵害)の民事権利侵害に構成し、最高で懲役6年の刑が科せられるという。

さらに、そして不思議なことに、EMIとGalaは、Mielophoneの運営が第273条の刑事犯罪を構成し、最高7年の懲役が科せられるという。

第273条は「悪意のコンピュータ・プログラムの作成および使用、配布」に関するものである。

コンピューターまたはコンピュータシステム、ネットワークの破壊、ブロッキング、修正、情報のコピー、混乱を引き起こすコンピューター・プログラムの作成ないし既存のプログラムの改変、そのようなプログラムないしプログラムのキャリアとなるマシンの使用および配布は、3年の懲役および最高20万ルーブルの罰金または18ヶ月までの給与ないしその他の収入の差し押さえが科せられる。

過失により重大な結果を引き起こす行為は、3年から7年の懲役が科せられる。

しかし、EMIとGala Recordsはたいそうご立派で分別のある方々(だとメールでは強調されている)なので、Mielophoneの運営者は「訴訟によらない平和的な解決方法」を選択するチャンスが与えられた。たとえば、Mielophoneプロジェクトの中止と配布の終了とか。

TorrentFreakは、Mielophoneに関わる人々が、賢明にも法的助言を求めていることを知った。が、有益な情報は得られなかったようだ。具体的に言えば、弁護士はEMIの言うことをきくよう促した、と。

もはやMielophoneに選択肢はなかった。彼らは訴訟を避けるためには、プロジェクトを中止し、二度と復活させてはならないことを理解した。

それでも、Mielophone.airインストーラーは、今でもGoogle CodeやGoogle検索などで入手可能である。あぁ、またしてもVKontakteは無傷のまま、今まで通りにやっている。もちろん、彼らはMielophoneよりも容易に弁護士を雇えるし、メールだけで屈することもないだろう。

しかし、ここはインターネットである。このソフトウェアが、誰にも気づかれずに終わりを迎えることはない。既に、別のグループがMielophoneに代わる新たなアプリケーションを提供すると約束している。だが、現時点では詳細についてコメントを得ることはできなかった。

Yahoo!メッセンジャー、FilesTubeリンクを検閲か

以下の文章は、TorrentFreakの「Yahoo! Messenger Censors FilesTube Links」という記事を翻訳したものである。

原典:TorrentFreak
原題:Yahoo! Messenger Censors FilesTube Links
著者:Ernesto
日付:March 29, 2011
ライセンス:CC BY

エンターテイメント産業の代わりに、インターネットを検閲することは最近のトレンドになりつつあるようだ。インターネット・ブロックリストの検討、海賊と関係があるとされたサイトのドメイン押収、Googleによる「侵害的」検索の積極的なフィルタリング、例を挙げればきりが無い。本日、Yahoo!もその輪に加わったようだ。世界最大規模のメディア検索エンジンFilesTubeのリンクを検閲することでね。

FilesTube「パイオニア・ワン(Pionner One)」というナイスな番組を見つけたとしよう。これは制作者がフリーで提供している番組だ。あなたは興奮して、友達にも教えてあげたいと考えた。そして、Yahoo!メッセンジャーにFilesTubeのリンクを貼り付けて送信した。

いいことじゃないかと思う人もいるだろう。だが、Yahoo!はそうは思わないないようだ。Yahoo!メッセンジャーでFilesTubeのリンクを送っても、相手には届かない。そのリンクはYahooによって握りつぶされる。

FilesTubeをご存じではない方のために少し説明しておこう。FilesTubeはさまざまなサイバーロッカーにあるコンテンツを検索できるサイトで、そのジャンルでは最大級のサイトだ。2007年、ポーランド人によって設立され、日々数百万人が利用、現在も右肩上がりで成長を続けている。

もちろん、大きな謎は、なぜYahoo!メッセンジャー・ユーザはFilesTubeリンクの貼り付けを禁止しているかである。FilesTubeは単なるメタ検索エンジンであり、サーバーにいかなるコンテンツもホストしてはいない。また、著作権者からの削除要請にも応じ、米国のDMCAを遵守してもいる。

TorrentFreakは、これらの疑問を解決すべく、Yahoo!にコンタクトをとった。しかし、今のところYahoo!からの返信は無く、推測以上のことはお伝えできない。理論的には、このブロッキングが著作権侵害以外の理由から行われていることもあり得る。しかし、我々はその理由を1つとして思いつけなかった。また、FilesTube以外のサイバーロッカー・メタ検索サイトのリンクを送信してみたところ、この問題は再現されなかった。これは奇妙なことだ。

あまり論理的ではないかもしれないが、こうした選択的検閲はこれが初めてというわけではない。ちょうど2,3ヶ月前、Googleは「インスタント」、「サジェスト」機能からパイラシーに関連した任意のキーワードをブロックし始めた。これは、別のキーワードでの機能を損ねることなく、特定のターゲットをブロックできる。

Yahoo!が私的な会話を監視し、FilesTubeリンクを飲み込む理由がなんであれ、検閲はエンターテイメント産業の利益を保護するためのツールとしてますます多用されてきている。検閲は、他の効果的なアンチパイラシー戦略を補うのだろうが、違憲の可能性も否定できない中、アンチパイラシーロビイはそのゴールの実現まで休むことを知らないのだろう。

Update:FilesTubeのオーナー Red SkyのCEOアルカディウシュ・センコーから以下のメッセージが届いた。

「Yahoo!メッセンジャーがFilesTube.comをブロッキングしていると聞き驚きました。FilesTube.comは合法的な検索エンジンで、欧州および米国の法的基準を満たすサイトです。Yahooメッセンジャーがインターネットを、ひいては合法的なメディアのためにFilesTubeを利用するユーザの行動を検閲していることにショックを覚えました。私たちは、YouTubeやDailymotionにアップロードされたビデオをアグリゲートするビデオセクションを持っています。もしかしたら、Yahooは競合する私たちのサイトのリンクを妨害するためにこのような措置を執っているのかもしれません。そのような状況では、私たちのユーザにYahooメッセンジャーではなく、インターネットの自由を尊重する別のインスタントメッセンジャーを使うよう推奨せざるを得ません。なおYahooメッセンジャーの代わりは、真新しい検索エンジンalternative.toでお探しくださいませ。」

商魂たくましいなぁ。

映画/音楽産業団体、ISPにブロックして欲しい100のウェブサイト・ウィッシュリストを作成

以下の文章は、TorrentFreakの「100 Domains On Movie and Music Industry Website Blocking Wishlist」という記事を翻訳したものである。

原典:TorrentFreak
原題:100 Domains On Movie and Music Industry Website Blocking Wishlist
著者:enigmax
日付:March 22, 2011
ライセンス:CC BY

英国通信・メディア監督機関Ofcomが、ウェブサイト・ブロッキングの現実的な実行可能性について検討しているという。政府関係者は、このメカニズムは、違法ファイル共有への対処として望ましいアプローチであると話している。エンターテイメント産業は、この計画が前進することを祈ってか、ISPにブロックして欲しい100のウェブサイトのリストを用意した。

昨年12月、映画産業は英国にて、ファイル共有サイトNewzbinのISPレベルでのブロッキングを求める訴訟を起こした

MPAAとUsenetインデックスサイトNewzbinとの戦いは長きにわたった。昨年5月、MPAAは裁判の末になんとかNewzbinを閉鎖に追い込んだものの、同サイトはまもなくNewzbin2として復活した。同年12月、MPAAは英国大手ISPのBTに対し、Newzbin2をブロックするよう求める裁判を起こした。

今月初め、ジェレミー・ハント文化・オリンピック・メディア・スポーツ担当閣内相が、情報通信庁Ofcomにウェブサイト・ブロッキングの実行可能性について説明を求めていたことが明らかになった。ブロッキングそのものは昨年成立したデジタル・エコノミー法により実施できることになっている。

Ofcomからの回答は今春中に出されると見られているが、本日、ガーディアン紙が報じたところによると、気の早いエンターテイメント産業は、Ofcomからの回答に先立ってブロッキングのための準備を進めているという。

音楽、映画産業の権利者たちは、彼らがブロックを望む100のウェブサイトをリストアップした。その中には、The Pirate Bayやファイル・ホスティング・サイト、いわゆるサイバーロッカーサイトが含まれている。案の定、Newzbin2もリストに入っているが、ほとんど知られていないMovieberry、Free Movie Online 4 Youといったサイトも含まれている。

こうしたリストをベースにした、ISPと権利者との民間での自発的取り決めが結ばれた場合、ISPは権利者から違法ファイル共有に関する証拠を受け取り、しかる後に問題のサイトをブロックすることになる。

政府会合関係者がガーディアンに語ったところによると、加入者に著作権侵害警告を送付するよりも、サイトブロッキングの方が望ましいという。その理由として、前者は手間がかかり、コストが高くつきそうだとしている。

「私たちはサイトブロッキングに関心を持っている。エンド・ユーザをターゲットにしたくはないし、[警告システム(the mass notification system)は]回りくどい。即時対応できるものが望ましい。」と話している。

では、この100のリストに我々がよく知るサイトは入っているのだろうか?いくつかのサプライズはあるだろうが、おおかた、先日「最も深刻な海賊市場」にて挙げられたものが主にリストされているのだろう。

長らく音楽産業の頭痛の種となっていた、ロシアAllofMP3から増殖したpay-to-downloadポータルたちはリストの上位に食い込んでいるだろう。また、びtTorrentインデックスサイトでは、The Pirate Bayの他に、isoHuntやBTjunkie、KickassTorrents、Torrentzなどがリストされていると思われる。

DemonoidやRUTracker、Zamundaなどトラッカーを持つTorrentサイトも、おそらく入っている。ただ、OpenBitTorrentやPublicBTのような純粋なトラッカーをブロックするのは難しいかもしれない。これらのトラッカーは、検索エンジンも、読み込み可能なファイル名も、トレントをホストしていることもないのだから。

とはいえ、Ofcomがサイトブロッキングは実行可能だと評価したとしても、音楽や映画への違法アクセスを完全に撲滅するまでにはならないだろう。しかし、ファイル共有ユーザの大多数を占めると思われるカジュアルなダウンローダーたちは、違法なダウンロードを諦めるかもしれない。これはおそらく、エンターテイメント産業にとって十分な成果と言えるだろう。

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