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OneSwarm:特定グループ内での匿名ファイル共有が可能なBitTorrentクライアント

以下の文章は、TorrentFreakの「OneSwarm: The Privacy Aware BitTorrent Client」という記事を翻訳したものである。

原典:TorrentFreak
原題:OneSwarm: The Privacy Aware BitTorrent Client
著者:Ernesto
日付:May 24, 2011
ライセンス:CC BY

ワシントン大学にて開発されたOneSwarmは、ユーザが匿名で、または特定の友人間でファイル共有できるBitTorrentクライアントだ。こうした機能は、ユーザが自身のプライバシー管理や最適なダウンロード速度の維持に役立つ。クライアントはインターネット・ブラウザ内で動作し、Mac、Windows、Linuxから利用できる。

古くからのTorrentFreak読者の方であれば、数年前、MPAAとRIAAがワシントン大学のプリンターに著作権侵害クレームを寄こしたというニュース(日本語訳記事)をご存知かもしれない。

彼らはこうした研究により、BitTorrentダウンローダーに関する証拠収集には欠点がたくさんあることを指摘した。

偶然の一致ではないのだろうが、同じ研究グループの博士課程の大学院生トーマス・アイスデイルとマイケル・ピアテクが「プライバシーに配慮した」BitTorrentクライアントの開発を進めている。

一般的なBitTorrentクライアントとは違い、OneSwarmは特定の友人グループだけでファイルを共有することができる。また、通常のパブリックBitTorrentダウンロードもサポートされているのだが、プライバシー設定では、複数の仲介者を経由して送信することで送信元を秘匿することもできる。

「事実上、インターネットでは誰もがコンテンツの製作者です。しかし現在、共有のためのモデルは1つしかありません。とあるウェブサイトに自分の作品をアップロードする、そして、そのサイトが自分のプライバシーを尊重してくれることを願う、それだけです」とマイケル・ピアテクはTorrentFreakに話した。

「OneSwarmでオルタナティブを提示したいと考えています。私たちは、プライベートなデータ共有は自由でオープンな社会には必要不可欠なサービスだと考えています。」と彼は付け加えた。OneSwarmの各種プライバシー設定がどのように機能しているかは、OneSwarmチームが投稿した以下のビデオにて説明されている。

OneSwarmは長らく開発が続けられてきたが、今週、GitHunbにて最新版のソースが公開された。バイナリ及びソースコードは、Windows、Linux、Mac OS Xプラットフォームで利用できる。

我々がOneSwarmを試してみた限りでは、ブラウザ・インターフェースには若干の慣れが必要そうではあるが、ダウンロード速度は申し分ない。これはOneSwarmチームの研究論文(PDF)でも確認されている。Tor越しのFreenetやBitTorrentといった他の『プライベート』共有と比較しても、パフォーマンスは上回っている。

ただし、『パブリック』モード時のデータ送信については匿名化されていないことに注意が必要だ。

そうはいっても、BitTorrentユーザのプライバシー管理を可能にするオープンソースの取り組みは、応援せざるを得ない。多くのBitTorrentユーザが期待している次のステップは、それなりのダウンロード速度かつ完全に匿名化されたBitTorrentクライアントの登場であろう。

うーん、友人間に限定されたファイル共有で匿名性って必要か?と思わないでもないが、プライベート・トラッカーのようなクローズド・コミュニティでの用途を考えているのかな。

そういえば、研究者の一人、トーマス・アイスデイルってなんか聞いたことあるなと思ってたら、Tubeifyの作者か。

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Fetch.io:BitTorrent/サイバーロッカーからの代理ダウンロードを行うオールラウンド・オンライン・メディア・ストレージ

以下の文章は、TorrentFreakの「Download, Stream and Share Torrents With Fetch.io」という記事を翻訳したものである。

原典:TorrentFreak
原題:Download, Stream and Share Torrents With Fetch.io
著者:Ernesto
日付:May 18, 2011
ライセンス:CC BY

Fetch.ioは、リモートサーバーに激速でトレントをダウンロード出来る、新生のオールラウンド・メディア・ストレージ・サービス。 ファイルのダウンロードが完了すれば、友人と共有したり、ストリーミング視聴も可。BitTorrent以外には、RapidShare、Megauoload、Hotfileなどのサイバーロッカーからのファイル・ダウンロードもサポート。現在、Fetch.ioは、ベータテストの一環として20GBのストレージ、40GBの転送を無料で提供している。

通常、BitTorrrentユーザがダウンロードをする場合デスクトップ・クライアントから.torrentファイルを読み込むことになる。しかし、それ以外にも様々な選択肢があり、その選択肢それぞれに利点がある。

これまで、我々は多種多様なトレント・ダウンロード・サービスを紹介していた。しかし、新たなスタートアップ Fetch.ioは、これまで見てきたサービスの中でもとびきり印象的な。もちろん、単純に無料で使えるから、なんて理由じゃあない。

Fetch.ioでのトレント・ダウンロードは、すこぶる容易だ。トレントのURLをコピペするだけで、Fetch.ioはダウンロードを開始する。Fetch.ioでのダウンロードが完了すると、ユーザは自分のコンピュータに転送したり、ビデオファイルであれば、リモートサーバから直接ストリーミング視聴もできてしまう。

しかし、Fetch.ioはこれだけに留まらない。

インターネット・ブラウザでのストリーミング視聴以外にも、ビデオファイルはダウンロード完了後にFlash/MP4ファイルに自動的にエンコードされる。つまり、Fetch.ioでダウンロードしたファイルは、さまざまなモバイルデバイスやメディアプレーヤーで再生可能できるということ。サポートしているフォーマットは自動的に判別される。

また、Fetch.ioはBitTorrent以外にも、RapidShare、MegaUpload、MediaFire、Hotfile、Fileserveなど様々なサイバーロッカーのリンクも扱ってくれる。

ユーザ間の共有についても、Fetch.ioは様々な機能を提供している。個人的な用途でのストリーミングやダウンロードに加え、友人間のファイル共有も直接的かつストレスフリーにできる。

Fetching a torrent at > 5MB/s

TorrentFreakは、Fetch.ioの設立者の一人、リック・オルソンに話を聞いた。彼は、現段階では無料でサービスの提供を行っているという。

「ベータの段階では、20GBのストレージと40GBの帯域が利用できます。次の2-4週間で行うストレステストでは、できるだけ多くのユーザを処理しようと計画してします。ベータユーザがあまりに多く集まってしまっても、有料アカウントに切り替えるということはありません。ベータユーザの登録を締め切るだけです。」とオルセンはいう。

ストレージ容量と転送量は限られているものの、オルセンは今後も無料アカウントへのサービス提供を続ける予定だと我々に話した。プレミアムアカウントの価格設定については、まだ決まっていないとのこと。

我々がFetch.ioをテストしてみたところ、ほとんどの場合、平均的なダウンローダーのトレント・ダウンロード速度よりも高速であることがわかった。これに加え、同サービスが提供する匿名性や無料という事実など、幅広いオーディエンスにアピールできるサービスだろう。

また、Fetch.ioを利用しないという人にも恩恵はもたらされる。Fetch.ioのシード・ポリシーはレシオ 1対1.25だという。つまり、彼らはBitTorrentスウォームからリーチする(吸い取る)以上に吐き出すということだ。

今後数週間のベータ段階で、バグフィックスや各種機能の最適化が進められる。ビデオの再エンコード時間は短縮され、外部デバイスとのよりシームレスな統合にも取り組む。

「既に、Fetchアプリに取り組んでいます。これは、Fetch.ioのストレージにあるコンテンツを、メディアサーバーなどのユーザのコンピューターにストリーミングできるというものです。このプロジェクトはオープンソースで進められています。他の開発者が、より多くのデバイスでFetchコンテンツを利用出来るよう、参加してくだされば嬉しいですね。」とオルセンはいう。

Fetch.ioに興味を持った方は、今なら無料アカウントを取得可能だ。Fetch.ioがベータテストを続けているうちはね。ベータ期間のユーザアクティビティはストレステストのためのもの、おっかなびっくりになる必要はない。むしろ好きなだけFetchする(取る)といいんじゃないかな。

こういうサービスで、実際に毎回ダウンロードしてるものなのかなと疑問に思ったりする。同じトレントを並行してダウンロード(&アップロード)する必要もないし、一旦ダウンロードした(既にホストしている)ファイルを改めてダウンロードする必要もない。とりあえず、毎回ユーザがBitTorrentなりサイバーロッカー経由でダウンロードしているんですよ、という体裁だけ整えればいい、というか。

どうせ著作権的にアレなものばかりがやり取りされるんだろうけれども、単純にストレージとして利用するだけなら、まぁアリなのかなと思ってとりあえず登録はしてみた。とはいえ、いつ消えるかもわからない、ファイルを預けて良い相手かもわからないので、どう使ったらよいものか思案中。

ちなみに、色々いじくっていたら、現在トレント・ダウンロードは過負荷状態にあって、サーバ追加までは不安定ですよ、ごめんなさいね、というメッセージがでてきた。ユーザの皆さん、遠慮なく使ってるみたいだねぇ。

SPARKD:市民ジャーナリストのための匿名BitTorentビデオストリーミングプロジェクト

以下の文章は、TorrentFreakの「SPARKD: Anonymous BitTorrent Powered Video Streaming」という記事を翻訳したものである。

原典:TorrentFreak
原題:SPARKD: Anonymous BitTorrent Powered Video Streaming
著者:Ernesto
日付:April 29, 2011
ライセンス:CC BY

今週、生まれたてのBitTorrentプロジェクトが MozillaのMojoコンテントに参加した。SPARKDと名付けられたP2Pビデオストリーミング・プラットフォームは、新たなアンチ検閲ツールを提供する。これにより、市民ジャーナリストは検閲を避けつつ、匿名で数百万のネットユーザにビデオをストリーミングできるようになる。また、同ツールのライブラリは、P2Pコミュニティで別の面白い使われ方をするかもしれない。

この10年、インターネットは人々のメディア消費習慣を急速に変えていった。それと同時に、ウェブは社会的変革運動にも大きな影響を与えてきた。

最近の中東で起こった革命に関して、TwiterやFacebookの役割がしばしば誇張されているが、ソーシャル・インターネットは、重要な変化をもたらしている。HashtagsやFacebookグループは、それ自体が何をするものでもない、しかし、新たなウェブサービスは確実に、ストリートにいる人たちと世界中の人々との情報共有を非常に容易にした。

VODOのP2Pエバンジェリストがスタートさせた新たなプロジェクトは、これをさらに大きく前進させるかもしれない。このプロジェクトの目的は市民ジャーナリストに完全な匿名性を与え、数百万の観衆に検閲に懸念せずにビデオをブロードキャストさせることにある。

SPARKDと呼ばれるこのP2Pビデオストリーミングツールは、MozillaのMojoコンテストに参加した。同コンテストは、ニュースの収集および報道の新たなアプローチを促すものとして設立された。SPARKDはコンテストを通じて、BBCやアルジャジーラなどの報道機関の1つとのフェローシップを与えられることを望んでいる。

SPARKDは、市民がどのようなデバイスからでも、匿名でビデオをストリーミングやアップロードでき、複数の分散化インデックスにより共有可能にする。ストリーミング配信は、P2Pテクノロジーに基づき、ピアによって扱われる。つまり、いったん情報が表に出れば、それを止めることはほとんど不可能ということになる。

VODO創設者でSteal This Filmディレクターのジェイミ・キングは、SPARKDは市民ジャーナリストがますます沈黙させられていく時代に必須のツールであるという。

「ある種の重大な情報の公表が、社会の変革に寄与しうることは明白です。エジプトでの市民ジャーナリストの役割を考えるべきでしょう。情報がいかにして、市民の状況の認識を喚起し、国内での運動を強化したか、を。」とキングはTorrentFreakに話した。

「もしくは、Wikileaksどうでしょうか。彼らは再起ン、イラク侵攻の背後にある原油利権を明らかにしました。これにより、今後、市民に戦争を売りつけるのは非常に難しくなっていくはずです。しかし、いずれのケースでも、配信インフラは蛇管の不確実性を抱え、攻撃されやすくもあります。」と彼は付け加えた。

実際、中東の主要ニュース媒体、アルジャジーラは、エジプトやリビアで妨害を受けた。同様に、Wikileaksは米国政府からさまざまな手法で、常に攻撃にさらされている。SPARKDは、この種の検閲を極めて困難に、ほとんど不可能にするという。

「そこで、BitTorrentによる分散化P2Pディストリビューションと開発中のSwiftプロトコルをコアとしたSPARKDが役立つかもしれません。ピアがディストリビューションの信頼性を高め、メイン・インフラとしてトラッカーレス・スウォームを用いることで、チャンネルへの検閲や攻撃が極めて困難になります。」とキングは言う。

「おそらく、P2Pはジョン・ギルモアの言葉『ネットは検閲をダメージと解釈し、それを回避する』を最も純粋な形で実現したものなのでしょう。まさにいまこそ、市民ジャーナリズムと共に、これを証明すべきではないでしょうか。」と彼は付け加えた。

プロジェクトの概要は、コンテストのウェブサイトにて確認できる。最も基本的な側面としては、ソースに完全な匿名性を与えることがある。SPARKDチームは、オリジナル・ソースと残りの世界との間にプロキシを挟むことで解決しようとしている。

「最初のアップローダーを守るため、HTTPでのアップロードにはプロキシを使おうと考えています。ユーザに選択できるよう、複数のパートナーとも協働しています。我々自身が、アップローダの詳細を知らないので、アップローダーの尻尾を掴むために我々を追い回しても無意味なのです。」とキングはTorrentFreakに話した。

このプロジェクトを援助したい、このアイディアに協力したい、提案があるという方からのコンタクトを、SPARKDチームは歓迎している。

「あなたがUIデザイナーであれば、私たちはあなたを必要としている。あなたがP2Pに精通したプログラマであれば、私たちはあなたを必要としている。あなたがライブビデオとソーシャル・カンバーセーションとのマージに関心を持っているのであれば、あなたが欲しい。私たちだけではできないというわけではありませんが、それは重要ではありません。共に働く人々との出会いは常によいことなのです。」とキングは言う。

SPARKDチームは、コンテストに勝利し、できるだけ早くベータ版を公開できるよう望んでいる。もちろん、彼らはコンテストに勝利できなくとも、このプロジェクトを予定通り拡張していくとのこと。

SPARKDは市民ジャーナリストのために重要なツールとなりうるが、その基盤となるテクノロジーは、ソースの匿名性の維持を望む、他のビデオストリーミングにも有益かもしれない。SPARKD自体は、明確に政治目的に制限されているが、その技術がいずれオープンになり、誰にでも使えるようになる。それがリリースされた暁には、いくつかのエンターテイメント指向のスピンオフが登場することになるのだろう。

SPARKS Flow Diagram

SPARKD自体は応援したいけど、その技術が海賊版ストリーミングに利用される方向性も期待できるって締めは、ちょっとゲンナリだけどなぁ。

Torを匿名BitTorrentのために使うのは止めよう

以下の文章は、TorrentFreakの「Tor Servers Bombarded With BitTorrent DMCA Notices」という記事を翻訳したものである。

原典:TorrentFreak
原題:Tor Servers Bombarded With BitTorrent DMCA Notices
著者:Ernesto
日付:May 02, 2011
ライセンス:CC BY

Torネットワークは、匿名かつ無検閲のインターネットを閲覧したい人にとって、有益なサービスである。しかし残念なことに、Torネットワークのリソースを悪用し、Torサーバ経由でBitTorrentダウンロードする人たちもいる。その結果、TorサーバはDMCA通知による攻撃を受け、場合によってはインターネットから切断されることもある。

インターネットを閲覧したり、BitTorrentでファイルを共有したりするときに、IPアドレスを隠そうとする人たちが増えてきている。

そうしたい人に最適なサービスも複数存在している。VPNサービスはまさにその用途にうってつけだし、 BTguardのようなBitTorrentプロキシに特化したサービスさえある。

上記のサービスの利点は、ブラウズやダウンロードを『匿名で』できるだけではなく、フルスピードでできることにある。しかしその欠点は、これらのプレミアムサービスのために月々数ドルを支払わなければならないということ。

BitTorrentユーザの中には、こうした有料サービスを避け、トラフィックを匿名化するためにTorネットワークを利用する者もいる。これは非常に問題だ。とあるBitTorrentユーザ一人が、そうした用途で使う分には問題は見えにくいが、数千人がそうするとなると、様々な点で、重大な損害を与えうる。

ウェブブラウジングに最適化されたシステムに、大量のデータが流れ込むことにより、ネットワークが麻痺する以外にも、Torサーバは監視され、その後、著作権者から「著作権侵害」に関わる転送を助長したとして警告を受けてもいる。著作権者から送付されるDMCA通知は、厳密に言えば問題はない。しかし、一部のISPがその通知に恐れをなし、サーバの切断に繋がる恐れもある。

では、Torサービスは、一月にどれくらいのDMCA通知を受け取っているのだろうか。先日、Torserver.netの運営者が、同サービスが受けた190通のDMCA通知を公開した。その190通の通知は、20日間で受け取った分であった。通知の大半は、MediaSentry(現PeerMedia)より自動的に送付されたものであった。同社は、複数の大手映画会社やその他の著作権者に代わってDMCA通知を送付している。

Torserver.net運営者モーリッツ・バートルは、Torサーバは大手ISP同様にDMCAによって保護されているが、大量のDMCA通知によっていかなる危害も加えられないことを意味するわけではない、と説明する。Torserver.netがサーバを借りている企業が、送付されてくる大量のクレームを心配し、クライアントを追放しようとするかもしれない。

実際、Torserver.netは過去にそうした経験をしている。

「一番ひどかったのはSoftlayerです。以前、100tb.comと契約していました。チームは友好的で、Softlayerをデータセンターとして利用する人たちを理解していたと思います。にもかかわらず、Softlayerはたった1通のDMCA通知を受けただけで、切断してしまいました。本当にいきなりでした。」とバートルはTorrentFreakに語った。

「彼らは(切断について)気にかけることもなく、説明すら聞こうとはしませんでした。単に、我々をネットワークから強制的に切断しただけです。これは最近起こったFacebookの事件に通じる不合理なことです。DMCAクレームは誰にでも出すことができるのですから。何らかの措置を執る前に、まず証拠を求める、そのようなISPを探すのは、非常に難しいです。」と彼は付け加えた。

さらにモーリッツ・バトールは、送付されてきたメールによく目を通し、明確なパターンが特定できるかどうかを確認するよう推奨した。そうすることで、彼やその同業者たちがDMCAスパムを抑えることができるかもしれない。最後の手段としては、すべてのメジャーBitTorrentトラッカーのIPアドレスをブロックせざるを得なくなるという。

彼は、Torに友好的で、DMCA通知をきちんと処理してくれるホスティング会社からのコンタクトを歓迎しているという。Torserver.netの運営者は、通知の送り主に連絡し、現実的な解決策について協議したいと考えたものの、現在のところ、取り次がれることはなかったようだ。

最終的なTorserver.netのセットアップは、ホスティング・プロバイダーがTorserver.netにIPレンジを再割り当てしているので、不正使用(abuse)に関するメールを彼ら自ら対応することができる。ARIN IPではうまくいかないが、その場合でも、プロバイダーが自動的にであれなんであれ、単にDMCA通知を転送してさえくれれば、Torserver.net自身が対処できるようになる。

「MediasentryのDMCAスパムには自動返信しています。私たちはドイツのテレコミュニケーション法に基づき、ユーザログの保持は認められておりませんし、コンテンツ・トランスミッションには責任を負いません。国内法でユーザログの保全が求められていない限りは、世界中のどのISPも、このように対処すべきでしょう。ユーザログの保全が強制されているのは、ごくわずかな国に限られますが。」とバートルは言う。

しかし、ここで最も重要な教訓は、アンチ検閲ツールの重要性を理解しているのであれば、TorをBitTorrentのために悪用してはならない、ということである。大量のDMCA通知が届いていることは、(Torが匿名化ツールとして)機能していることを示しているが、しかし、最終的には、それを本当に必要とした人たちが利用できなくなってしまうことを意味している。

BitTorrentアプリでアルバムをリリースしたインディバンド、100万ダウンロードを達成

以下の文章は、TorrentFreakの「Indie Band Tops a Million Downloads, Breaks BitTorrent Record」という記事を翻訳したものである。

原典:TorrentFreak
原題:Indie Band Tops a Million Downloads, Breaks BitTorrent Record
著者:Ernesto
日付:March 17, 2011
ライセンス:CC BY

アルバムのミリオン達成、これはほとんどのアーティストにとって夢であろう。しかしその夢を実現できるのは、極々わずかな特権階級に限られていた。今でもそうなのだろうか?BitTorrentの力を借りたインディバンドSick of Sarahのアルバムは、現在100万回以上ダウンロードされている。さらにその過程で、Sick of Sarahのアルバムは最もシードされたトレントの新記録を樹立した。

メジャーレーベルが『彼らの』音楽をBitTorrentサイトで違法配信されないよう、ありとあらゆる手段を講じる一方で、一部のインディレーベルやアーティストたちは、全く異なる道を歩んでいる。

先月、ガール・パンク/ロックバンドのSick of Sarahは、彼女たちの最新アルバム『2205』をBitTorrentで公式配信した(もちろん、配信コストはかからない)。バンドは最大の露出を得るために、BitTorrent Inc.とパートナーシップを結んだ。BitTorrent Inc.はuTorrentやMainlineクライアントないのアプリを通じて、フリーダウンロードのプロモーションを助けた。

レコードレーベルの重役たちは、このアイディアを批判的に「しかし、なぜ無料で?」と、いぶかしがるかもしれない。Sick of Sarahのベーシストとジェイミ・ホルムは、単純にコストとベネフィットを天秤にかけた結果であるという。

先月、ホルムはこのパートナーシップが結ばれた際、「BitTorrentでアルバムをリリースするなんて、もの凄いチャンスだと思う。インターネット上のファンに届いて欲しいし、それに、あたしらのファンもBitTorrentを使ってるしね。」と語った。

「もちろん、成功のためにはアルバム・セールスが重要だってことは、きっとこれからも変わらない。でもBitTorrentは新しいファンをライブに呼んだり、グッズを買ってもらったりするのを後押ししてくれると思うんだ。」

それから1ヶ月、新たなファンにリーチしようという彼女たちの試みは、成功したと言えるだろう。リリースからわずか18日、このフリーアルバムは100万ダウンロードを突破した。最初の1ヶ月間で、1,365,453人のBitTorrentユーザがアルバムをダウンロードした。

ダウンロード数もさることながら、Sick of Sarahは新たなBitTorrent記録も樹立した。音楽アルバムのアクティブ・シーダー数としては過去最高となったのだ。リリースに使用されたClearbitsトラッカーによると、昨日の時点で82,943シーダーであった。我々の知る限り、これまで音楽トレントでこれほど多くの人々がシードしたことはない。

さらに、このシーダー記録は、音楽ジャンルに限らず、過去にリリースされたすべてのトレントの記録にも迫っているのかもしれない。これまでの最大のBitTorrentスウォーム(シーダー+ピア)は、『Heroes.S03E01.HDTV.XviD-0TV』の144,663であった。しかし、そのうち何人がシーダーとなっていたのかは定かではない。

もちろん、彼女たちの成功はBitTorrent Inc.の協力無くしては実現しなかっただろう。BitTorrent Inc.は同社の人気のBitTorrentクライアントのアプリを利用して、アルバムをバンドルした。先月、uTorrentやMainlineクライアントをダウンロードしたユーザたちは、オプトアウトしない限り、自動的にSick of Sarahのアルバムをダウンロードさせられた。言うまでもなく、これ(やFrostClick等他のP2Pプロモーション)は、シーダー記録が樹立した主な理由である。

アルバムのプロモーションは、BitTorrent Inc.の『Artist Pilot』プロジェクトの一環として行われた。このプロジェクトでは、BitTorrentを利用してインディペンデント・アーティストは露出を得るできる。昨日の時点では、Sick of Sarahに代わり、インディペンデント映画『Zenith』のプロモーションが行われている。

言うまでもなく、Sick of Sarahは100万超のダウンロードという、想像を遙かに上回る成功を喜んだ。昨日、ジェイミ・ホルムは「BitTorrentプラットフォームでの成功は圧倒的だった。このテクノロジー、そしてオーディエンスは、未来にしかないわけじゃない、今ここにある。」と話している。

「あたしたちは新しいファンのみんなを大歓迎してるし、今回のオンライン・ディストリビューション実験とかファンとの関わり方が、他のアーティストたちにも新しいドアを開いてくれることを願ってる。」と締めくくった。

やや誇張されているかなと思う。アルバムの100万枚のセールスと、テレビ・ラジオ等での100万人の試聴の間の何かなんだろう。ただ、Sick of Sarahにとっては十分な露出で、成功だったというのは間違いないと思うけども。あと、確認はしていないけれども、記事から察するに、uTorrent/Mainlineクライアントを新規にダウンロードすると、Artist Pilot用のアプリがバンドルされた状態になってるのかな。若干かさ増しされているような。

彼女たちが先ず第一段階の成功を収めたことはよかったね、と思うものの、この仕組み自体は長持ちするようなものでもないような気がするんだけどなぁ。ここで得られる露出は、uTorrent/Mainlineクライアントの人気に依存している、ではuTorrent/Mainlineクライアントの人気は何によって支えられているのか、って考えるとね。

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