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中国Baidu、メジャーレーベル3社と広告ベースの音楽配信契約を交わす:MP3サーチ訴訟も終結

以下の文章は、TorrentFreakの「Baidu Signs Music Deal With Big Recording Labels」という記事を翻訳したものである。

原典:TorrentFreak
原題:Baidu Signs Music Deal With Big Recording Labels
著者:enigmax
日付:July 19, 2011
ライセンス:CC BY

中国大手の検索エンジンBaiduが、Universal Music、Warner Music、Sony Musicとの音楽配信契約を交わした。この契約により、長年の著作権紛争が終結することになる。

Baiduは、これらのレーベルの楽曲を同社サーバーからストリーミングおよびダウンロード配信するライセンスが与えられる。

権利者は、Baiduから「再生ないしダウンロード毎に」使用料が支払われるという。

ユーザはTing!(ting.baidu.com)でアカウントを作成でき、広告モデルのサービスとして無料で利用できる。

「Baiduは、常にユーザに最高のエスクペリエンスを提供すべく努力してまいりました。」と、Baidu最高財務責任者ジェニファー・リーは語っている。「Baidu、中国の音楽ファン、アーティストやレコード会社が同様に、このWin-Winのパートナーシップから恩恵を受けるものと確信しています。」

長きにわたり、BaiduはMP3検索機能を提供してきた。これは、オンライン上の音楽ファイルの検索し、無許可で配信されている音楽ファイルへのアクセスを促しているとして、レーベルを怒らせてきた。

今回の画期的な合意は、北京市高級人民法院に認められ、Universal、Warner、SonyとBaiduとの間で続いていた訴訟は終結した。

残りのEMIはというと、既に2007年に契約を交わしている。

今回の合意を受けて、Ting!では特設ページを開設して、Universal、Warner、Sonyのアーティストらをフィーチャーしている。

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Tubeify:YouTube、Last.fm、ビルボードの『歴史的』ミュージック・マッシュアップ・サイト

以下の文章は、TorrentFreakの「Tubeify: A ‘Historic’ Mashup of Last.fm, Billboard and YouTube」という記事を翻訳したものである。

原典:TorrentFreak
原題:Tubeify: A ‘Historic’ Mashup of Last.fm, Billboard and YouTube
著者:Ernesto
日付:December 01, 2010
ライセンス:CC by-sa

YouTubeをインスタント・ミュージック・プレイヤーとして利用する人はますます増加してきている。しかしYouTubeの場合、1曲1曲を聞くにはよいものの、 多くの人が望む音楽ビデオジュークボックスとまではいかない。その隙間に、Tubeifyが滑り込むのかもしれない。Tubeifyは、Last.fm、Billboard、YouTubeをマッシュアップした、 ライトリスナーにも、ミュージック・タイムトラベラーにも最適なサイトである。

Tubeifyは、Last.fm、Billboard、YouTubeのマッシュアップサイト。ウェブブラウザ経由でビデオクリップを検索、発見、再生、プレイリスト作成などができる。

オプション検索機能と優れたユーザビリティ、Tubeifyは間違いなく、最高のYouTubeジュークボックスと言えるだろう。特に素晴らしいのは、ビルボード「タイムトラベル」機能。1964年以降のすべての週のビルボードチャートから、チャートインした曲の再生リストを作ることができる。

Tubeifyは、ワシントン大学博士課程の院生トマス・アイスデイルのアイディアである。TorrentFreakの読者の方には、OneSwarmDMCAプリンター等のBitTorrent研究プロジェクトに関わった人物だと言えば思い出されるかもしれない。しかし、Tubeifyは研究プロジェクトではなく、YouTubeをより使いやすい音楽プレイヤーに変えるためのプロジェクトである。

「このアイディアは、大体1年前、YouTubeがタイム・ワーナーと契約を交したくらいに思いつきました。この契約によって、『4大メジャー』すべてがライセンス契約を交したことになりますからね。」とトマス・アイスデイルはTorrentFreakに語った。「私自身、YouTubeを音楽プレイヤーとして多用するようになっていましたが、YouTubeのインターフェースが実に使いにくいのです。」

アイスデイルは、別の曲を検索するとビデオが停止すること、検索すると同じクリップが多数表示されること、プレイリスト機能が貧弱であることに、特にうんざりしたという。しかし、YouTubeの良いところは、ライセンスされ(た|ていない)楽曲の膨大なアーカイブにある。

そこで、アイスデイルはBillboardとLast.fmの力を借り、使い勝手のいいYouTubeプレイヤーの作成に挑戦した。

動作中のTubeify

「Tubeifyは、iTunesやSpotifyのような既存のデスクトップ・プレイヤーのルック&フィールを目指しつつ、どこでも使えるようにブラウザベースにしました。それから、YouTubeのうんざりするところを改善し、私がミュージック・プレイヤーに欲しかった機能を追加しました。」と彼はいう。その結果、実に実用的なLast.fm、Bilboard、YouTubeマッシュアップが誕生した。

Tubeifyでの検索はLast.fm APIを通じて行われ、検索をしても再生中の楽曲が途切れることはない。検索結果は「とりあえずプレイリスト(lazy playlist)」として扱われ、あとで簡単にアクセスできるよう検索結果をサイドバーに残す「ピン」機能もある。プレイリストへの楽曲の追加やプレイリスト内の並び替えも、ドラッグ&ドロップで簡単にできる。

さらに、多数の既存サービスに勝る特徴として、友人同士でのプレイリストの共有がある。プレイリストリンクの共有はどこでもできて、たとえばTwitterやFacebookにリンクをはり付ける、友人にメールで送信するだけで、簡単にプレイリストにアクセスできる。

Tubeifyのタイムトラベル

Tubeifyのもう1つの優れた特徴は、トップチャート機能。1964年まで遡ってチャートを参照することができる。この機能にはBillboardのAPIを使っており、何十年も前のチャートをチェックしたり、再生したりすることができる。

もちろん、Tubeifyは最良のリスニング体験をもたらすというわけではないのだろうが、数百万の楽曲を即座に検索、再生できるミュージック・ビデオ・ジュークボックスとしては唯一の存在である。少なくとも、従来のYouTubeインターフェースよりは遙かに勝っている。

ありがたいことに、TubeifyはTorrentFreak読者に(少なくともサーバーが持つ限り)無制限の招待(invitation)枠を提供してくれた。Tubeifyへの招待はこちらから。ユーザアカウントおよびパスワードは不要だが、セキュアなログインのためFacebookまたはGoogleアカウントが必要となる。

Kinectをリバースエンジニアリング:弄り屋の自由、イノベーションを守るということ

以下の文章は、の「Reverse Engineering the Kinect: The Street Starts to Find Uses for Microsoft’s New Gaming Device」という記事を翻訳したものである。

原典:EFF: Deeplinks Blog
原題:Reverse Engineering the Kinect: The Street Starts to Find Uses for Microsoft’s New Gaming Device
著者:Eva Galperinn
日付:November 15, 2010
ライセンス:CC BY

マイクロソフトが、Kinect―ゲーム・コントローラーなしでゲームシステムとインタラクトできるXBOX360用ウェブカム型周辺機器―を発表したとき、喚起に沸いたのはゲーマーだけではなかった。ユーザのジェスチャ-、言葉、提示した物体やイメージを通じてゲームをコントロールするXBOX360用デバイスKinectは、即座にハードウェア・ハッカー・コミュニティの興味を集めた。AdaFruit Industriesの人々は、「このXBOX向けのカメラをMac、Linux、Windows、埋め込みシステム、ロボティクス等で使えたら、どれほど素晴らしいことか。もちろん、マイクロソフトはFIRST Roboticsのために開発した訳じゃない。でも、我々はそうできるんだ!」とまくし立てた。

このテクノロジーの広範な可能性を考えれば、すぐさまリバース・エンジニアリングが試みられたことは想像に難くない。CueCatAibo、その他多数のテクノロジーよろしく、Kinectは幅広いクールな、そして新しい用途の可能性を秘めている。マイクロソフトが認めた使い方だけでは、あまりにもったいなく、イノベーションの機会を失うことにもなる。つまり、リバース・エンジニアリングは、健全なテクノロジー・エコシステムには必要不可欠なのである。

そのため、AdaFruitは、Kinect用オープンソース・ドライバを最初に書いた人にを与えると公表した。彼らはその後、賞金を3,000ドルにまで引き上げた。数日後、スペインを拠点とするハードウェア・ハッカーのヘクター・マーティンがその賞金を勝ち取った。彼はマルチタッチ・インターフェースを含むあらゆる創造的な用途でKinectを使用できるオープンソース・ドライバを1日で書き上げた。

これに対するマイクロソフトの最初の反応は、剣を鳴らし、牽制することであった。マイクロソフトのスポークスマンはCNETにこのように話した。「マイクロソフトは、Kinectの不正操作を避けるべくデザインされた、多数のハードウェア/ソフトウェア・セーフガードを組み込んでいます。マイクロソフトはKinectの不正操作を防ぐため、こうしたセーフガードをより強固なものとし、法執行部門、製品安全部門を密接に連携させていくつもりです。」

マイクロソフトはその剣を抜いてはならない。Kinectテクノロジーは大絶賛を持って迎えられ、真のバズを引き起こしている。もし、Kinectが引き起こしたインディペンデントなイノベーションを潰そうとするのなら、マイクロソフトはこうした善意のすべてを無駄にしてしまうだろう。ソニーがAiboの巻き起こしたイノベーションを潰そうとしたとき、ファンは猛烈に憤慨した。結局、ソニーはプログラマー・キットを用意し、そのイノベーションをサポートするまでになった。マイクロソフトはソニーの経験から学び、AdaFruitやハッカー ヘクター・マーティンの努力をサポートすることで、イノベーションの新たなプラットフォームとしての役割を受け入れなければならない。結局、Kinectをいじるハッカーも、Kinectをハックするユーザも、まず初めにそのテクノロジーを購入しなくてはならないのだから。

Kinectをいじらせないようにしても、成功することはないだろう。ストリートは新たな使い道を見いだす。この家庭用ロボティクス・デバイスの多様な可能性は、著名なFIRSTコンペティションをはじめ、イマジネーションが続く限り、広がりを見せるだろう。

現在、AdaFruitは、Linuxシステム上で簡単にKinectを使えるようにするツールに1,000ドルの賞金をかけている。さらに、Googleのウェブスパム対策部門のトップ、マット・カッツは、Kinectを使った最もクールなツール、デモ、アプリケーションにさらに1,000ドルの賞金をかけている。

また、AdFruitはこのコンテストの最中、DMCAの反回避規定に直面するコーダーの権利をサポートし、ティンカー(tinker: 弄り屋)の自由を守る電子フロンティア財団(EFF)の活動を挙げ、EFFに2,000ドルの寄付をしてくれた。大いに感謝する。

UPDATE:マイクロソフトが最近のインタビューの中で、ハードウェア・ハッカー、研究者らのクリエイティビティに熱意を持って応えることを示した。ついにKinectイノベーションの第一波を受けれたのだ。EFFはマイクロソフトの姿勢を歓迎したい。

これこそ、私がマジコン規制と称するアクセスコントロール回避規制に反対する一番の理由だ。ユーザが購入したデバイスを、ユーザが好きなように使う自由、それを堅持しなければならない。

シャープがもうじきリリースするGALAPAGOSのコンセプトなどを見ても、ユーザに好きなように使わせないことで、ビジネスとして成り立たせるという狙いが見て取れる。

シャープのネットワークサービス事業推進本部・新井優司副本部長は、「GALAPAGOSは、単に端末を売るという販売モデルではなく、サービスを含めて提供する製品。これまでの端末以上に、ユーザーオリエンテッドな端末として提供したいと考えている。」

【大河原克行の「パソコン業界、東奔西走」】 量販店店頭では購入できない!? 「GALAPAGOS」の思い切った販売戦略

つまり、サービスを阻害されないように端末の用途を制限する、と。もちろん、シャープに対して制限するなと言うわけはない。むしろ、企業の思惑とは独立して、ユーザが好きなように使う自由が担保されねばならない。

全カタログを無料でダウンロードさせるレコード・レーベルへのインタビュー

以下の文章は、FreakBitsの「Interview With a BitTorrent Embracing Record Label」という記事を翻訳したものである。ここで登場するBeep! Beep!というレーベルから最近リリースされたアルバムが素晴らしかったので、よかったらそのアルバムを聞きながらご覧下さい。

  

原典:FreakBits
原題:Interview With a BitTorrent Embracing Record Label
著者:Ernesto
日付:September 02, 2009
ライセンス:CC by-sa

Beep! Beep! Back up the Truckは、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスの下、すべてのアルバムの無料でダウンロードさせてくれるオランダのレコードレーベルである。Freakbitsは、そのレーベルの共同設立者に話を伺う機会を得た。

レーベルはインターナショナルにツアーを行うバンドを複数抱え、Cursive、Explosions in the Sky、At the Drive-Inといったバンドと比較される。レーベルの面々は、Beep! Beep!というレーベルが培ったブランド、音楽のクオリティ、そしてフィジカルな媒体とそれに付随した凝ったアルバム・アートワークを誇りに感じ、こうした特徴がBeep! Beep!とネットレーベルとを分かつものだと彼らは考えている。

Freakbitsのゲスト・リポーターChris Castiglioneは、Beep! Beep!の共同設立者Nicolai Adolfsとの対話から、楽曲の共有を行う動機などを伺った。


FreakBits: あなたのレーベルにとって、オンラインでMP3を提供するメリットとは何なのでしょうか?

Nicolai: インターネットは全世界と繋がっているのですから、私達が正しい手法を用いれば、世界にアプローチできるわけです。音楽に本当に簡単に触れることができれば、もっと多くの人に聞いてもらえますし、その友だちに「このレコードをダウンロードしてみてよ!このウェブサイトから!」と薦めてもらえるかもしれません。もちろん、これは私達に実際に起こっていることで、至るところから訪問してもらっているんですよ。

みんな、自分のiPodに入れる曲を探しています。MySpaceは、その場で印象を与えるといったプロモーションには非常に長けています。ただ、それゆえに、一般的には、MySpaceで十分、自分のサイトには楽曲は置かなくていい、と思われているのではないでしょうか。

FreakBits: Beep! Beep!は今後どのように成長していくと考えていますか?

Nicolai: 今の小さいままでありたいとは思いませんね。最終的には、国際的なレーベルにしたいと思っています。

FreakBits: Beep! Beep!のようなレーベルは他にあるのでしょうか?

Nicolai: Bright EyesのレーベルTeam Loveがそうでした。個人的には、もう活動を停止したものと思っていますが。ただ、今彼らが以前のように提供するとしても、米国内に限定されてしまうでしょうね。それはライセンスの問題を抱えているためです。私達がそうだったように。

FreakBits: 無料で音楽を提供しているのに、何故ライセンスの問題があるのでしょうか?

Nicolai: たとえば、私達が米国のパートナーを探したとしましょう。米国内でのプロモーションのためです。その場合、そのパートナーは私達の考えを理解してくれる人たちでなければなりません。でも常識的に考えれば、「んー、君らはただで音楽を配ってるじゃないか、なら何のためにアメリカでハードコピーを売ろうなんて思うんだい?ただで手に入れることができるんだろ?」と言われるのがオチです。

私達はそう思いませんが、多くのオールドファッションのレーベルはそう考えます。なので、無料の音楽をハードコピーをリリースしているレコードレーベルは、私が知る限りではTeam Loveだけですね。

FreakBits: Miniovaとのパートナーシップについて教えていただけますか?

Nicolai: Mininovaは素晴らしいですよ。普通なら利用した帯域の料金を支払わなければいけないのに、彼らはそれを節約させてくれるんですから。しかもシーダーが足りないとなれば、音楽がダウンロードできるようにバックアップしてれるんです。

でも現在、彼らは新しい方向に舵を切って、Mininovaにあるすべての違法なコンテンツを削除しています。たとえば、Universalから「この番組を削除せよ」といわれれば、すぐさまそれを削除します。The Pirate Bayとは対応が違いますよね。そのせいでMininovaが終わってしまうんじゃないかとビクビクしているんですが、それも恥ずかしい限りです。

The Pirate Bayはどんなものでも提供します。The Pirate Bayで何でも手に入るのに(訳注:削除を続ける)Mininovaになんか行くでしょうか?たとえThe Pirate Bayが閉鎖したとしても、別のTorrentサイトが必ず登場してくるでしょう。結局、誰かがその隙間を埋めることになるんです。

FreakBits: Beep! Beep!もMininovaもオランダのユトレヒトにありますが、友人関係にあるんですか?

Nicolai: 個人的には知らないですね。彼らはもっと違った音楽が好きなんじゃないですかね。私達の音楽よりも…、torrentの方が好きだとか。

FreakBits: Mininovaに購入ページへのリンクを掲載していますが、フィジカルなアルバムも購入できるのですか?

Nicolai: もちろん、私達はこれも合理的なものだと思っています。Mininovaに来る人たちから利益を上げようとするなら、その人達に売らない道理はありませんよ。それによって、全体的には幾分かは違法性は薄れるんじゃないかと思っています。

それと同時に、私達は新しいことをやってやろうと思ってMininovaと手を組んだんです。ただ、Mininovaのような大手のサイトから利益を上げることだけを当て込んでそうしたのだ、とは思って欲しくありません。私達は、自分たちの音楽、そのクオリティに自信を持っています。私達はイノベーションが好きではありますが、私達が本当に言いたいのは、「我々はTorrentを利用した、それらを受けいれた。Torrentサイトで音楽をプロモーションするのは最良の方法だ」、そこまでです。Torrentで何かをしようというわけではないんです、私達が取り組んでいるのは音楽なのですから。

成長し、もっと大きくなるにしても、それは音楽の力でそうならなければなりません。「おぉ、あのとき彼らはそのサイトでこうして、あぁ、それからこうしたから…」なんて言われたくはないんです、

FreakBits: Trent Reznorにも同じようなことが言えそうですね。みんな、まず彼がしていることに興味を持って、それから彼の音楽に…。

Nicolai: えぇ、それこそ私達が若干危惧しているものでもあります。でも、今のところはまだ大丈夫だと思います。

FreakBits: オランダにはBitTorrentサイトが多数存在していますが、それはどうしてだと思いますか?

Nicolai: オランダがリベラルな国だからじゃないでしょうか。Mininovaの他にも、OinkやKazaaも利用しましたよ。あ、でもKazaaはオランダに住むスウェーデン人だったような(訳注:Niklas Zennströmのこと。でも、片割れのJanus Friisはオランダ人)。

FreakBits: つまりスウェーデン人とオランダ人…それがすべてのトラブルの元凶?

Nicolai: (笑)ほんとだ、でも私にとっては良いことですよ。この15年間、MP3に対しては本当にネガティブなアプローチばかりでしたよね。そうなるのも理解できるところもあるんですが、でももし、人々がそれを受けいれて、そのポジティブな部分へのアプローチを続けていたら、きっともっとうまくいっていたと思うんです。今のようなネガティブなものばっかりじゃなく。

カセットテープでも同じ問題がありましたね。70年代、それは本当に大きな問題だったんです、「音楽の終わりだ」とかね。コピーされちゃうからって。でも最終的にはそれを受け入れて、その後20年近くも優れた製品になりました。産業全体がそこから利益を上げたんですから!時代は違えども、同じことが起こっているんですよ。

文句ばかりいっていないで、まず一歩踏み出して、受けいれれば良いんですよ。

著作権でも同じことが言えます。大がかりな訴訟があって、弁護士やその他諸々のことに莫大な額のお金が注ぎ込まれています。本来なら、それはバンドに行くべきお金じゃないですか。でも、弁護士の手に渡るんです。彼らはバンドのことなんて気にかけてもいませんよ、裁判に勝つこと、お金のことだけです。

FreakBits: レーベルへの批判はありますか?

Nicolai: ディストリビューション企業なんかは、私達のことが嫌いみたいですね。「あぁ、君らはもうタダで音楽を配ってるンだろ?なら、何で俺たちがそれを売らなきゃいけないの?」って。他のレコードレーベルは私達に近づいてきて、「お前ら何してくれてるんだ?」って言ったり(批判したり)。でも、そんなものは怖くも何ともありません。本当に脅威になるのは、彼らが25ユーロ(35ドル/3,340円)でレコード(ヴィニール)を売り始めてからですね。レコード1枚にどれくらいかかるかをご存じかどうかわかりませんが、あれは4ユーロ(5.5ドル/534円)で作れちゃうんですよ。

FreakBits: あなた方が会って、一緒にプレイするバンド達はどうでしょう?彼らはBeep! Beep!のことをどんな風に考えているのですか?

Nicolai: こちらでブッキングするバンドだと、ほとんどのバンドが私達のしていることを好意的に見てくれますね。ロマンに満ちたやり方をしていると思ってくれてるみたいです。90年代の私達は、誰だってちょっとしたパンクだったんです。それで物事はどんな風にあるべきなのかって考えて、そして成長した今でも、その頃の信念を持ち続けているわけです。でも、もう既にレーベルと契約を交わしているバンド達にとっては、それは難しいことでしょう。お金の問題が絡んできますし、彼らを育てるために大規模なプロモーションをしてくれますから。

FreakBits: すべてのバンドが、今すぐにでもクリエイティブ・コモンズで音楽を提供すべきだと思いますか?

Nicolai: いえ、まだクリエイティブ・コモンズは準備が整っていないというのが現状です。たとえば、エアプレイの問題があります。オランダでは、私達の曲をラジオでかけることができますが、私達がそこからお金をもらうことはありません。オランダの著作権料徴収団体は、私達がエアプレイから利益を上げるための手助けはしてくれないのです。

Beep! Beep!はサイトに寄付ボタンを設置しているのですが、どれくらいの額、寄付してもらったと思います?確か、5ユーロを2回、それだけです。その理由としては、寄付がBeep! Beep!に対するもので、特定のバンドへのものではないから、とも考えられますが…、そこをなおしたからといって、うまくいくとも思えません。

FreakBits: お話に時間を割いていただき、ありがとうございました!

Nicolai: いえいえ、こちらこそ。ノープロブレムですよ。

Radiohead、BitTorrentに自ら新曲をリーク

以下の文章は、TorrentFreakの「Radiohead Leak Their New Track To BitTorrent」という記事を翻訳したものである。

原典:TorrentFreak
原題:Radiohead Leak Their New Track To BitTorrent
著者:enigmax
日付:August 17, 2009
ライセンス:CC by-sa

ここ数日の間に、どういうわけかRadioheadの新曲がインターネット上にされた。その楽曲は“These Are My Twisted Words”と呼ばれていたが、今日までその曲がどこからリリースされたものかは明らかにはなっていなかった。この新曲についてのアナウンスがRadioheadのブログであり、このリリースは最初から彼らが計画したものであったことが明らかとなった。現在、彼らはMininovaにあるこの楽曲へのリンクを張っている。

RadioheadがBitTorrentのこと知らぬわけはないだろう。彼らのpay-what-you-wantライクなアルバム「In Rainbow」は、非公式ではあるが、同プロトコルを介して相当数ダウンロードされている。

先週末、Radioheadの新曲がインターネット上にリークされたことで、RadioheadとBitTorrentとの繋がりは再び活性化した。この“These Are My Twisted Words”の先行リリースを受けて、この「リーク」の背後にはRadiohead自身がいるのではないか、との噂が流れ始めた。

この噂が広まりを見せたのは、Tom YorkがThe Believerに意味深なコメントをしていたことが背景にある。「ある面白いプランを思いついたんだけど、それがなんなのかは内緒。誰かにカモされたくないからね。でも、これは前進のための素晴らしい良いアイディアだと思うよ。」そして今日、同バンドのDead Air Spaceブログにて、Jonny Greenwood(リードギター/キーボード)がこのミステリーの謎解きをしたようだ。

『These Are My Twisted Words』って新曲が完成した。

僕らはここのところレコーディングを続けているんだけど、この曲が最初に完成した曲になる。
本当に喜ばしいね。

完成度が違うバージョンがいくつかあるけど、これはリハーサルのときのもの。今年の夏のコンサートでも演奏するよ。気に入ってもらえたら嬉しいよ。

このエントリの最後にダウンロードリンクが2つ張られているのだが、1つはWasteからの直接ダウンロード、もう1つは数日前にMininovaにアップロードされたオリジナルのTorrentである。実際、それは2度にわたってアップロードされている。

Mininovaの熱狂的なコメンターはこのように叫んでいる。「こいつはすげぇ!このtorrent、radioheadの公式ストアからリダイレクトされてる。アルバムがリリースされてるわけじゃないし、単にこの曲が完成したってだけ。エッジーな曲だね。thom yorkは他のどのアーティストよりも先を進んでいる。少なくとも彼がお金儲けのために音楽をやってるわけじゃないことはみんな知ってる。少なくとも今はそうなんだろう。まさに歴史が紡がれてるところなんだ。大事なことなのでもう一度、素晴らしい!」

多くのリスナーがポジティブな反応を示しているようである。

Mininovaもまた、Radioheadのこうした動きにポジティブな反応を示している。同サイトの共同設立者Erik DubbelboerはTorrentFreakに「「アーティストがコンテンツの配付、プロモーションのためにMininovaを自由に使ってくれていることは本当に素晴らしいことです。我々はすべての人にこんな風に使ってくれることを期待しています。そのためにこそ、我々がコンテンツ・ディストリビューション・サービスを提供しているんですから。」と話してくれた。

しかし、Radioheadはありきたりなやり方でTorrentをアップロードし、自らシードしている(訳注:Mininovaのコンテンツ・ディストリビューション・サービスを利用していない、ということ)。しかし、彼らが新たに設立されたOpenBitTorrentトラッカーを利用しているところを見るに、BitTorrentコミュニティの最新事情にも詳しいのは明らかだろう。

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