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結論 (New Music Strategies)

原典: The 20 Things You Must Know About Music Online (pp.94-95)
著者: Andrew Dubber
Website: New Music Strategies

結論(Conclusion)

The 20 Thingsを一言で要約すると、マクルーハンの言葉を繰り返すことになりますが、割合の入れ替えだということになります。

ある特定のやり方が隆盛を迎え、別のやり方は衰退する、ある旧式のモデルは息を吹き返し、別のものはその逆になる。今、実際に起こっているものは、起こっているように見えているものとは真逆ものだったりもします。人々はあなたの音楽を盗んでいるわけではありません。彼らは、あなたに音楽から利益を上げる方法を示してくれているのです。

また、これまで述べてきたThe 20 Thingsはまだまだ拡大・拡張していくことでしょう。音楽産業は変化を遂げたのではありません。変化の途上にあるのです。

当然、私たちは音楽ビジネスモデルの割合の変化を見ていくことになるでしょう。

・パトロンは既にオンライン・マイクロ・パトロネージという形で息を吹き返している。

ライブ・ギグの動員は、過去2,3年で急増中。

・アマチュアのパフォーマンス、オンライン・ミュージック・エデュケーション(楽譜を含む)へのデマンドは急速に成長。

・CDは音楽消費の主要な手段としては死に向かっている。

私たちは、不確かで恐ろしい時代を生きているのかもしれません。しかし、まさに今この時代は、力強く、イノベーティブな繁栄の時代でもあるのです。こうした時代のメジャープレイヤーたちは適応するか、滅びるかしかありませんゆっくりと、しかし確実に

しかし、音楽を欲する人々に音楽を届けようとするすべての人にとって、新たな環境を活かし、音楽クリエイターやパフォーマーたちが作品を伝えるのを助けるすべての人にとって、新たな領域を自らの居場所であると主張し、それを我がものとせんとするすべての人にとって、これは真実なのです。そうした人々こそ、成長し、成功していく人たちとなるのです。

デジタル時代は、これまでの時代とは全く異なっています。これはあなたにとって、この新たな環境で新たな道を模索するチャンスをもたらしているのです。さぁ、準備できていますか?

もう理解してもらえただろうか?これはフォーマット・シフトではない

これはレコードからCDへの移行ではないのだ。

楽譜からレコードミュージックへの移行時に生じた変化に近い、いや、それ以上の変化が起こっているのだ。

まずは原則を知り、そこから前へと突き進もう。

翻訳者より:翻訳について、何か気になる点がありましたら、どうぞご遠慮なくご指摘ください。対訳テキストは後ほどアップします。

The 20 Things You Must Know About Music Online 目次

Thing 20: 製品は過去のもの、売るのは関係 (New Music Strategies)

原典: The 20 Things You Must Know About Music Online (pp.89-93)
著者: Andrew Dubber
Website: New Music Strategies

Thing 20: 製品は過去のもの、売るのは関係
(Forget product - sell relationship)

ビジネスとしての音楽は、その歴史の中で何度も重要なフェーズを乗り越えてきた。それらはすべて、それぞれに全く異なるマネタイズのモデルを有していた。さぁ、今はその最新版に飛び込むときだ。

今でも楽譜の採譜者や出版者は存在していますが、現在の音楽ビジネスにおいては、かつてのような優勢な地位を占めているわけでありません。また同様に、ミュージックホールでの演奏の仕事もかつての地位を失っています。

これまで音楽からどのようにしてお金を儲けてきたのか、その主だった方法について振り返ってみることにしましょう。いずれも未だ何かしらの形で残ってはいますが、それぞれにその盛りを過ぎています。新たなテクノロジーが発展するごとに、それぞれのプレイヤーのシェアは、新たなプレーヤーの登場により大きく変化してきました。

新たなテクノロジーが登場する度に、産業で支配的な力を得たプレイヤーは大きな波乱を引き起こすことになります。

パトロン

バッハがいた時代、というと、まるで恐竜が存在した時代かのごとく大昔に思えるかもしれません。しかし実際には、ほんの数世代前のことです。この時代に最も尊ばれた音楽の天才たちは、金持ちの後援者たちの道楽と入れ込み具合に支えられていました。一般に、パトロンは王族や貴族たちであり、音楽家にとってパトロンを得ることは非常に困難なことでした。しかし、文化の保護者として、神を―そしてパトロンとしての自分たちを―賛美するアーティストの音楽を選び抜き、奨励することは、彼らにとって正しく、意義ある行為だったのです。

ライブ・パフォーマンス

音楽の演奏が大衆向けの商業的エンターテイメントとなったとき、当然ながら芸術のパトロンたちは驚愕したことでしょう。価値ある創作を育んだ文化的土壌を支え、奨励することが否定されたわけですから。しかし、音楽家やその新たな仕事仲間たちは、少数の人々よりも多数の人々のポケットからお金を集めた方がもっとうまくいくことに気づきました。そうして突如として、プロフェッショナルへの道が大きく開かれることになりました。

印刷出版

楽譜の誕生は、当時の音楽産業の死を引き起こしました。自宅のピアノで音楽を演奏できるような時代に、どうしてコンサートに行くでしょうか?ポピュラーソングの大量生産は、オーディエンスの音楽との関わり方、消費の仕方を変えました。コンサートホールがなくなることはありませんでしたが、しかし、それは確実に深い傷を負わせるものとなりました。

録音

コンサートホールで名をあげた有名なアーティストたちは、録音技術の誕生により、新たな収益を得るようになりました。現在では、家の中でステージやスクリーン上のスターの音楽を楽しむことができますし、スターが実際の演奏しているのを聞くこともできます。実に不思議なことです。しかし残念なことに、当時の産業全体としては、多かれ少なかれ楽譜に支えられていました。再び「音楽産業の死」が引き起こされたのです。

放送

ラジオの誕生によって、音楽ビジネスは新たな脅威に直面しました。レコードを買うことなく自宅で音楽を聞くことができるようになったなら、いったいどうして人々は音楽にお金をかけてくれるでしょうか?最近でも見られる海賊行為の排斥、訴訟、追求といったものは、ここから繋がっていきます。もちろん、現在でもラジオは音楽セールスを最も強力にドライブする存在であり続けていますし、ミュージックホール以外のパフォーマンス・ロイヤルティを生み出す存在でもあります。

ライセンス

あなたの音楽をラジオで掛けてもらうのも1つですが、映画、テレビ番組、コマーシャル、ビデオゲームに使ってもらうという別のルートもあります。突如として、音楽からお金を儲けるための最速かつ最良の方法は、「単に音楽が聞かれること」から、「音楽をたくさんの人々が触れるものに結びつけること」になりました。興味深いことに、現金を出すのはもはやオーディエンスではなくなったということです。

そして、新たなテクノロジーがここに…

音楽にとって新たなテクノロジー環境が登場するたびに、すべてがシフトします。それまで支配的だったものは後退し、ひとたび失われたものは別のもので埋め合わされます。音楽産業がラジオ局の閉鎖を要求し、無料で音楽を放送することを防がんと懸命の努力を続けていたとき、彼らが自らのドル箱を絞め殺そうとしているだなんて誰が気づいていたでしょうか?

これは古典的なマクルーハンの法則です。

しかし、こうしたシフトは常に問題をはらんできました。1942年の録音の禁止、レコード時代のイギリスでラジオに課せられた音楽の放送制限(ニードルタイム)、1980年代の「家庭での録音は音楽を殺す(Home Taping is Killing Music)」キャンペーン、近年のメジャーレーベルによる消費者を相手取った訴訟…、新たなテクノロジーの登場は、いずれの時代においても類似した状況を引き起こしてきました。しかし、それはいずれうまく収まるのです。

音楽ビジネスにとって、そして特にあなたにとって最も重要なのは、このゲームの勝者はこの新たな環境を理解した人々であり、オーディエンスをアーティストとつなぐ方法を見いだした人々だということです。実にシンプルなことです。

関係性

パトロン制度が過去のものとなったのと同じように、音楽産業の他の側面も新たなメディア環境にシフトしたことでその重要性を失ってきました。音楽を家に持ち帰り繰り返し聞くために、お金と交換で手に入れるという考えは、急速に時代遅れとなりつつあります。

消費者個人に対して、ある種の物質的なフォーマットで録音物を販売したいというのは、私たちが常々望んでいることではありますが、もうそれは絵に描いた餅なのです。つまり、それはもはや音楽からお金を儲けるための主要な手段ではなくなってきているのです。

そうした視点に立つと、たとえ現在大成功しているiTunes Music Storeといえども、完全にオールドスクールなものだと言えるでしょう。新たなモデルは、熱心のファンコミュニティとの継続した経済関係の構築にあります。それは、アテンションと反復的な関わりでもあります。個別の契約や海賊版ダウンロードによる『失われたセールス』という考えを捨て去るということです。CDやMP3は、それそのものが音楽エクスペリエンスの機会になるというよりは、音楽エクスペリエンスとの関わりの記念品的な側面をますます強めていくことでしょう。

支配的なパラダイムであれ

これまでにMySpaceFacebookMogLast.FMiLikeTwitterSkypeSecond LifeTumblrVoxBloggerLive MessengerYahoo! GroupsFlickrGoogle ReaderBloglinesを使ったことのある人たちは、嬉々としてあなたに言うでしょう。

それは会話をすることなんだ

それは繋がることなんだ

それは関係を持つことなんだ

それはトップダウン型の、1対多数のディストリビューションモデルではありません、街でたまたま見かけた製品にお金を支払ってくれる消費者でもありません。信頼、レコメンデーション、そして評判に関すること、そして、多対多の対話であり、お金はアテンションが集まる先に流れていくのです。

翻訳者より:翻訳について、何か気になる点がありましたら、どうぞご遠慮なくご指摘ください。対訳テキストは後ほどアップします。

The 20 Things You Must Know About Music Online 目次

Thing 19: 口コミを活かせ (New Music Strategies)

原典: The 20 Things You Must Know About Music Online (pp.83-88)
著者: Andrew Dubber
Website: New Music Strategies

Things 19: 口コミを活かせ(Make it viral)

これまで我々は、インターネット・アクティビティを通じ、あなたのカスタマーをあなたのウェブサイトに呼び込み、繰り返し訪問させ、あなたとのある種の金銭的関係を構築するための方法について考えてきた。次のステップは、その彼らに友人を連れてきてもらうことだ。

To: 今までに会ったことのある皆様へ
From: アンドリュー・ダバー
Date: 14 May 2007

Subject: FWD: これ聞いてみて!

以前、私はここNew Music Strategiesで、Sneaksというバンドのクレバーでキュートなミュージックビデオを紹介しました。政府からもらったパブリック・ファンドを持って競馬場に行き、それを一頭の馬に掛けるというクリップでしたが、これは面白い、驚くべきアイディアですし、最終的に広く話題になりました。

私はいつも読んでいるウェブサイトでこのビデオを発見して、このNew Music Strategiesで紹介したのですが、それを読んだ人たちも、彼らの友達にこのビデオを教えていました。

このブログを読んでいる誰かの知り合いの誰かの知り合いのオーストラリアの誰かから、私宛にこのYouTubeビデオのリンクが送ってこられるまでに、それほど時間はかかりませんでした。彼らは私がこのビデオを見たことがあるかを聞きたがっていました。それは、彼らがきっと私ならおもしろがってくれるだろうと考えたようです。さらに彼らは『Check this out(要チェック)』というフレーズをタイトルに入れていました。

The Sneaksのビデオはバイラルになりました。

Nizlopiはバイラルではないのかもしれませんが、しかしそれでもバイラルなのです。これには少し説明が必要かもしれませんね。

おそらく、誰かがBoing BoingNeatoramaにこのビデオの存在を伝え、それがロケットとなりうるのです(このジェット推進力が本当に強力なバイラルを生み出す方法だとしたら)。

可能な限り強力なものとなることが望ましいでしょう。

効果的なマーケティング

オンラインでの成功のために効果的なマーケティングが重要であることは疑いありません。今日の私たちの目的に好都合なことに、効果的なマーケティングはインターネットとの関わりによって、何度も何度も拡張される可能性があるのです。

摩擦の小さな環境での口コミ広告は、100人の人にストーリーを伝えるのも、1人の人にストーリーを伝えるのも同じくらい容易にできてしまいます。また、フライヤーの配布を考えてみても、あなたがギグのフライヤーを渡したすべての人が、全く同じフライヤーを他の数十人の友達に配ることができてしまうのです。そうして配られた人たちもさらに同じようにできるのです。それこそ、デジタルメディアの完全かつ終わりのない複製のなせる技です。

しかし、マーケティングは正しく行わなければなりません。マーケティングのルールはオンラインでも変わることはありません

それは、他の人にも伝えたくなるような良いストーリーを提供する、ということにつきます。NizlopiやSneaksのバイラルマーケティングの例でもおわかりのように、そのストーリーはビデオという形をとることもできます。ただ、それはテキストやオーディオでも同じように容易に行うことができます(むしろ、より容易かもしれません)。

多くの事例ががありますが、ここでは、あなたが初めて見るために、オーディオ、テキストについて概説することにしましょう。

オーディオ

Lascivious Biddiesは、ポッドキャストを非常にうまく活用しました。彼らはリハーサル、ライブツアー、バックステージでの出来事や、さらにライブパフォーマンスやライブでのトークの一部をポッドキャストで配信し、オーディエンスを舞台裏に招待したのです。彼らのポッドキャスト自体がヒットしたのもありますが、それはインターネットでの口コミ現象が引き起こした結果でもあります。他のポッドキャスターたちはみなそのポッドキャストについて話し、番組を経るごとに彼らの成功はますます確固たるものとなっていきました。

テキスト

ブロガーは、自らフラッグシップ・コンテンツを作り出してくれます。それ自体が有益で魅力的な記事なのですが、さらに人は他のコンテンツにリンクを送るのも好きなようです。私もしばしば、CopybloggerのCopywriting 101という記事に参照リンクを張っています。

良いマーケティングのためのヒミツは存在していますが、良いマーケティングそのものはヒミツではありません。その最もシンプルなものは、適切なメッセージを、適切な人たちに、適切なチャネルを用いて、適切なタイミングで送ることです。

しかし、これを突き詰めていくと、以前にもお話ししましたが、ここに行き着きます。「あなたのウェブサイトは、プロモーション戦略とはなり得ない」。あなたのウェブサイトのためのプロモーション戦略を必要とするのです。

魅力的な記事を提供しましょう。ユニークな販売手法を見つけましょう。あなたがしていることは、何が他の人たちと違っていて、珍しくて、スペシャルで、注目に値することなのでしょうか?

たとえば、あなたのバンドのサウンドがグリーンデイっぽくてクールだ、と伝えたとしても、それはあなた独自の売りにはなりません。グリーンデイっぽいことは、あなたのターゲット・オーディエンスにとってはプラスに働くかもしれませんが、ここではそれとは別の、語られるべきものがあるはずです。

他のバンド、企業、製品、サービスとの違いこそ、あなたがそこで掲げるべきものなのです。さらに、それを見た人たちが、他の人にもそれを伝えたくなるようなことを、そこに掲げなければなりません。あなたのストーリーを他の人々に伝えてもらうための戦略、更に言えば、伝えられた人がまた誰かに伝えたくなるような戦略を見つけましょう。

私自身が行っていること

私が今試している戦略は、まさに今あなたが読んでいるもの、そう、この電子ブックです。

PDFファイルであれば、ウェブサイトからダウンロードも、メールへの添付も、プリントアウトも、参考用に保存しておくこともできます。

もし、あなたがこのThe 20 Thingを気に入ってくれたら、興味を持ってくれそうな他の人たちに、このPDFのURLをメールで送ることもできますし、このPDFファイルをメールに添付してアドレス帳にある人全員に送っても構いません(もちろん、そうしたいと思えば、ですけれども!)

さらに、それをバイラルにしてくれるのを助けてくれる、もう2,3の追加のTipsを使っています。

まず、このPDFファイルの入手を面倒くさくしないことです。ウェブサイトを訪問し、PDFを欲しいと思ったなら、私はそれをあなたに送信します。自由で、無料で、それでいてあなたを縛るものではありません。

一度それを入手したら、このThe 20 Thingはいつでもあなた自身のウェブサイトに掲載してもらって構いません(あなたがそうしたいと思えば、ですが)。何の問題もありません。

印刷したり、フォントを変えたり、たくさんの写真を加えたり、装丁を変えたり、全ページにあなたのロゴを加えたりしたものを提供しても構いません(そう、あなたが渡したいと思う人、誰にでもです)。もっと言えば、オーディオブック版を作ってもらっても構いませんし、音楽を加えたり、創作ダンスのルーチンで使ってもらっても構いません(もちろん、あなたがそうしたいと思えば)。好きなようにしてください。

私があなたにお願いするのはたった2つのことです。

1) 私が書いたものであることを明記する

2) New Music Strategiesへのリンクを入れる

たったこれだけです。

たったこれだけのことが、私にとって意味のあることなのでしょうか?そう、これこそ有益なものなのです。

もし、これを出版したい、商用で利用したいと考えてもらえるのでしたら、話し合いをして、お互いに良い結果を出すこともできます。しかし、単に読みたいとか、自分たちの音楽ビジネス(実際には小・中規模ビジネスの方がほとんどでしょうが)が時流に乗っているのかを確認するために参考にしたい、と考える大多数の皆さんにとっては、これは私からの贈り物です。

有益だと思ってくれれば嬉しいですね。

Check This Out(これをチェックしてみて)

あなたが何をするにしても、他の人に送りたい、伝えたい、と思わせるよう心がけましょう。あなたの最高のマーケティングは口コミであり、それはオンラインだからこそ、爆発的に強力になるのです。

あなたが何をしていようと、誰かに『Check this out!』というタイトルで他の誰かに電子メールを送ってもらうためにはどうしたらよいのかを考えましょう。うまくいけば、1週間後、『FWD: FWD: FWD: FWD: Check this out!』というタイトルのメールが、あなたの元に届くかもしれません。

翻訳者より:翻訳について、何か気になる点がありましたら、どうぞご遠慮なくご指摘ください。対訳テキストは後ほどアップします。

The 20 Things You Must Know About Music Online 目次

Thing 18: 頻度がすべて (New Music Strategies)

原典: The 20 Things You Must Know About Music Online (pp.80-82)
著者: Andrew Dubber
Website: New Music Strategies

Thing 18: 頻度がすべて(Frequency is everything)

ウェブサイトに訪問してもらうだけでは不十分、ビジターには再度訪問してもらわなければならない。訪問の度に新たな発見があるからこそ、彼らは頻繁に訪問してくれる。

優れたコンテンツ、見栄えの良いウェブサイトを作ることも大切でしょう。しかしそれよりも、定期的に変化するコンテンツを用意する方が遙かに重要です。RSSフィードや、人々をコンテンツの購読者として惹きつけておくことの重要性は、これに関連しています。

しかし、たまに訪問する程度の人でも、その度に新しい情報がたくさんあれば、あなたのウェブサイトを魅力的だと思ってくれるでしょう。そうしてちょくちょく見てくれるようになれば…、もしかしたら彼らのクレジットカードにご登場願えるかもしれません。

毎日のように更新しているサイトが『アクティブで、新鮮で、活気がある』ウェブサイトだと思われる一方で、放置されたウェブサイトや利用されていないフォーラムは、元気がなく見捨てられたように見られてしまいます。ここでは、あなたのウェブサイトをフレッシュで、常に最新のものにし続けるためのヒントをご紹介しましょう。

1. コンテンツ・マネジメント・システムを使う

あなたのウェブサイトは修正が簡単ですか?何かを変更したり、コンサートの日時を追加するたびに、ウェブデザイナーの助けを必要とはしていませんか?

最近では、あなたの既存のウェブサイトに統合したり、(残念ながら若干古ぼけてきた)あなたの現在のサイトを一括で置き換えたりできる優れたCMSパッケージがあります。CMSを利用すれば、ウェブ技術のスキルなどなくても、朝でも昼でも、あなたのウェブサイトをいとも簡単に、あっという間に更新できます。レイアウトやデザイン全般に至るまで、あなたの代わりにやってくれるのです。ウェブ・デザイナーに電子メールを送るよりも簡単でしょう?

一部のコンテンツ・マネジメント・システムは無料で提供されています。このサイトではWordpressを利用していますが、これを一番にお勧めします。他のCMSだとJoomlaも悪くはないかもしれません。たくさんのアクセサリーが欲しいのなら(私は必要としてはいませんが)、特にお勧めです。

もし、あなたにウェブ・デベロッパーがついているのなら、コンテンツ・マネジメント・システムが欲しいと伝えてみましょう。それを主張しましょう。もし必要があれば、それが無料で手に入ることも知っていると、言ってみましょう。

2. 話すことはあらかじめ用意しておく

何か思いついたことをそのまま投稿するのは止めましょう。話すことは前もって考えておくべきです。もちろん、あなたがしていることについてでも構わないのですが、それ以外でも、「私がこのブランドのギターの弦を好きな理由」とか「あなたの知らない当レーベルアーティストのヒミツ」、「あなたのCDを封筒に入れてくれているバイトの子へのインタビュー」などでもよいでしょう。

3. 他所からコンテンツを引っ張ってくる

既存のコンテンツを利用することは悪いことではありません。もちろん、きちんとルールに乗っ取っていることが前提です。

学問の世界で行われているように、他の誰かが話した有益な言葉を、文脈に当てはめて用いたり、説明したり、コメントするという形であなたのウェブサイトに持ち込むことをお勧めします。ただ、実際のところ、あなたが関わる音楽産業の問題点を指摘している人は既にたくさんいますから、往々にして一番大変なのはそうした人たちがやってくれていたりもするんですよね。

私がこんなことを言ってたなんて内緒ですよ?

4. 時事ネタについて語る

時事ネタを使って、それをあなたに絡めて話してみましょう。他所からコンテンツを引っ張ってくるのと同じように、あなたのカスタマーにとって価値あることを、そこに付け加えるのです。ただし、あくまでも話の主役はあなた、時事ネタは脇役ですよ。

5. すべてをオンラインに

ギグをする、プロモーションをする、プレスリリースを出す、アルバムを1,000枚売り出す、おもしろい小石を見つけた、などなど、どんなことでも、写真を撮り、文章を書き、それをインターネットに載せましょう。EPを出す、コンサートをやるといったことだけでなく、あなたに関連するすべてのことを。

頻度には不思議な効果があります。頻度の高さは、あなたがプロフェッショナルで、忙しく、人気者であるかのように思わせます。たとえば、「ついにアルバムがリリースされたー!」と投稿したのを最後に、その後1年にわたってそのメッセージがトップに残り続けたら、どう思われるでしょうか?きっと、その間に何もなかったんだと推測されるでしょうし、何もなかったということはあなたに価値がないように思わせてしまいます。

人は、「いま」起こっているものに時間やお金を費やしたいと思うものです。見逃されてしまうことは、追いかけ続けるほどのものではなかった、ということを意味するのです。

何よりも、金銭的な関わりはパーセプション・マネジメント(認識管理)の結果であるのですから。

翻訳者より:翻訳について、何か気になる点がありましたら、どうぞご遠慮なくご指摘ください。対訳テキストは後ほどアップします。

The 20 Things You Must Know About Music Online 目次

Thing 17: 報酬とインセンティブ (New Music Strategies)

原典: The 20 Things You Must Know About Music Online (pp.78-79)
著者: Andrew Dubber
Website: New Music Strategies

Thing 17: 報酬とインセンティブ(Reward and Incentivise)

インターネット上には多数の選択肢が存在することを直視しなければならない。あなたが何を提供しているにしても、他にもっと素晴らしいオルタナティブがどこかに存在している。

以前にも述べましたが、人々は音楽を聞き、それから音楽を好きになり、そして音楽を購入します。それを可能にする環境を作りだすだけではなく、そこから更にもう1ステップ進める必要があることを理解しなければなりません。その間に潜む摩擦を取り除かなければならない、ということです。

人は音楽を愛しています。音楽ファンは無数にいるでしょう。しかし、もはや現代の音楽ファンは、地理的制限や時間的制限には束縛された囚われのオーディエンスなどではありません。あなたがバロック室内楽のリテーラーの専門家だったり、バングラ奏者だったりしても、あなたはもはや唯一無二のプレーヤーではないのです。

あなたは人々に選ばれる理由を提示しなければなりませんし、その状態を継続しなければなりません。

最近ではMP3ブログやストリーミングラジオ、オンデマンドサービスで低品質の30秒間のサンプルを提供していますが、ほとんど効果は見込めないでしょう。こういったサンプルでは、人々があなたの音楽を好きかどうかを判断するには全く十分ではありませんし、今となっては馬鹿げているといえるものです。

実際、それは役に立たないどころか、悪影響すら及ぼします。30秒間(または1分間)の低品質のストリーミングサンプルは、あなたを凡庸で胡散臭く見せてしまいます。全てのカタログを提供する必要はありませんが、アルバムごとに数曲は全部聞けるようにするところから始めてみましょう。

これは特に、過去にあなたから購入した経験のある(または、購入とは別の金銭的な関係にある―ここでのあなた自身のビジネスモデルに代わるもの)お客さんに当てはまります。ギフト、報酬、インセンティブこそが、継続してあなたにお金を出すという選択を促す力を持つのです。

ギフト、報酬、インセンティブは、楽曲でなくてもかまいません。着信音、壁紙、イベントへの先行予約、ディスカウントなどの人気のギフト/インセンティブは、興味を持ってくれた一見さんをリピーターに変えてくれるものとなります。

また、カスタマー/オーディエンスを何かの一員であると感じさせることは、最高の報酬ともなります。メンバーシップそれ自体が報酬となるのです。

ミュージシャン、レーベル、小売業者、プロモーター、会場、その他どんな音楽ビジネスに携わっているのであれ、オーディエンスを取り込むための手段として、ウェブサイトへの参加を推奨することが望ましいでしょう。あなたが作るもの、することに関してコミュニティを形成できるフォーラムは、それ独自の命を即座に宿すことができます。

ただし、注意が必要です。クリティカル・マス(限界質量)に達しなければ、フォーラムはまるで荒野のようなものになってしまいます。そうなれば、あなたは単にJonny-no-mates(友達のいない奴)のように思われてしまうかもしれません。そう、それを動き出させるための理由を与える必要があるのです。

報酬とインセンティブ。エコノミックなダイナミクスをエンジョイしましょう。

翻訳者より:翻訳について、何か気になる点がありましたら、どうぞご遠慮なくご指摘ください。対訳テキストは後ほどアップします。

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