2007年10月29日
英国政府が違法ファイル共有ユーザを取り締まるために法律を制定するかもしれない、とのインタビューがBBCの番組で語られたよ、というお話。その前提として、現在行われているISPと音楽産業との自発的な協力関係が築けるときには、それは必要ないだろうとはしているものの、ISP側からしてみれば、音楽産業のインターネット中立性を踏みにじるような要求を拒絶したとしても、立法の側がISPに対してそれを要求するという2段構えの包囲網を敷かれているという状況でもある。ISP側の要求としては、違法ファイル共有ユーザに対するアクセスの遮断や、法的施行時の協力等を求めているようにも思える。また、上述の政府高官は、将来的な電子指紋技術などの実装を見越して、その種のデータベースをもちいて、ISPがユーザの転送をモニタリングし、違法なコンテンツの流通を遮断することを望んでもいるようだ。
原典:BBC News
原題:Anti file-sharing laws considered
著者:BBC
日付:October 24, 2007
URL:http://news.bbc.co.uk/2/hi/technology/7059881.stm



先日、強制捜査を受け、閉鎖してしまったOiNK、当ブログでもお知らせしたように、その後はIFPI、BPIによるサイトの乗っ取りとも取れる状況となっていたのだけれども、現在、OiNK.cd上にはIFPI、BPIによるプロパガンダメッセージは存在しない。その代わりに、なんだかよくわからないワッフルの画像が表示されるようになっている。なんだこりゃ、と思っていたら、どうやらThe
Pirate BayがOiNKドメインを取り返し、ワッフルの画像を表示させていたようだよ、というお話。ただ、The Pirate Bay自身は、OiNKの代わりとなるサイトとしてBOiNKの立ち上げを行っており、OiNK.cdドメインをどのように利用していくのかは、
OiNKが強制捜査を受け、閉鎖してしまったことで、The
Pirate BayがOiNKの代理となるトラッカーBOiNKを構築しようとしているよ、というお話。このブログを定期的に読んでいる方ならお分かりのことだと思うけれども、The
Pirat Bayの提唱する、BitTorrentサイトはヒドラであれ、ということを実行しようとしているもののようだ。彼らから、IFPI、BPIに送るメッセージは、1つのトラッカーを停止に追い込んでも、別の存在が数日中に現れるのだ、ということだろう。
以前には、フツーのテレビTorrentサイトであったShareTVがよりソーシャルな機能を追加し、テレビTorrentコミュティへと成長を遂げているよ、というお話。現在、これまでのテレビTorrentの提供に加え、ログインすることで番組のトラッキング、レイティング、お気に入りのキャラクターへの投票、番組リストの編集、ビデオ共有サイトからのエンベッド、フォーラムへの投稿などが可能となった。とはいえ、行為としてはその違法性が問われかねないものだと思うのだけれどもね。個人的には、このようなプラットフォームは、この手のサイトではなく、テレビネットワークの側に取り組んで欲しいなぁと思ったりする。
今年初めにも、
ドイツのテレコム企業ArcorがBitTorrentサイト上での広告の表示を禁じられたよというお話。個人的には、違法サイトだというのであれば、そのサイト自体を何とかするのが先ではないかと思うのだけれども。もちろん、BitTorrentサイトの多くは広告費でもっているところが大半であり、それゆえにこのような広告主を塞いでいくことがサイト自体を縮小させるための戦略として有効だとは思うのだけれども、かといって、あまり納得のいくやり方ではないなぁと思う。当該のTorrentサイトではないのだけれども、btjunkieの管理人は、この件について、自由経済原則に対する攻撃だと批判している。