The Pirate Bay、本日起訴される(予定)、しかし海賊船は沈まず

2008年01月31日

The Pirate Bayこれまで予告されてきたとおりだとすれば、本日中、今から数時間後には、The Pirate Bayの関係者数名が起訴される予定だよ、というお話。ただ、彼らは起訴され、そして有罪になったとしても、The Pirate Bayを停止するすべはないのだと嘯く。

原典:TorrentFreak
原題:The Pirate Bay: The Site is Safe, Even If We Lose in Court
著者:Ernesto
日付:January 31, 2008

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P2Pデリバリーの更なる効率性を目指して:P4P Working Group、実際のネットワーク実験に着手

2008年01月31日

Napsterが華やかな脚光を浴びていたころ、peer-to-peerという言葉はそのユーザからは魅力的な言葉として、著作権者や報道からは悪魔の言葉として、用いられてきた節がある。違法ファイル共有ユーザからは、P2Pはどんなファイルでも手に入れることができる魔法のツールと考えられてきたし、コンテンツ産業からは、彼らの財産を蝕む海賊ツールとみなされてきたし、さらに最近ではISPからはネットワークを崩壊させる抑制させるべきツールとみなされているかもしれない。いずれの人々も「P2Pの用途は違法なファイル共有である」という前提があってこそ、そうした考えにいたっているのだと思う。

しかし、時代は変わりPeer-to-Peerは単に海賊のための違法ファイル共有ツールという用途以外でも活用され始めている。たとえば、BitTorrent Inc.は同社ストアでBitTorrentを利用したビデオストアを展開し、さらに広告モデルによるビデオストリーミングを行っている。またJoostも多数のコンテンツプロバイダとの契約を結び、無料で膨大な数のコンテンツの視聴を可能にしている。さらに最近ではBBCのiPlayerが放送から2週間のコンテンツを英国視聴者に対して無料で提供している。また、VoIPのSkypeなどは世界中に膨大な数のユーザを抱えているし、P2Pファイル転送サービスのPandoはコンテンツデリバリーにまでその範囲を広めている。いずれもP2Pパワードなサービスである。そうした状況では、ISPがP2Pトラフィックに頭を悩ませているからといって、単純にそれを抑制・遮断すれば全て解決する、というわけにもいかなくなってくるだろう。

大容量、高解像度のビデオや巨大なサイズのゲーム用パッチなど、現在は以前に比べて、大容量のファイルが扱われるようになり、多くの人々がそれを必要とするようになった。そのような状況が進むにつれて、ますますP2Pの必要性が高まってきている。つまり、望むと望まざるとにかかわらず、生き延びるためには、ISPもコンテンツプロバイダもP2Pとうまくやっていくための方法を見つけなければならない。その中でもISPとP2Pサービスプロバイダとの間で、より効率的な配信を目指した動きがある。以前にも紹介したP4P Working Groupなのだけれども、今回はそれについて再び紹介するよ、というお話。現在、PandoとVerizonによる実際のネットワークを使った実験が行われているようだ。

原典:ZDNet News
原題:Harnessing the power of P2P
著者:Marguerite Reardon
日付:Jan 24, 2008

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広告モデルによる無料コンテンツダウンロードサービスを加速させるYuMe NetworksとHiro Media

2008年01月30日

ファイル共有から如何にして利益を上げるか、という問題は非常に難しい問題ではあるが、少なくとも数年間に比べればその選択肢は広がりつつあるようにも思える。そのような選択肢の中で、個人的に注目しているYuMe NetworksとHiro Mediaのお話。これらの企業は、既にダウンロードされたコンテンツに、随時広告を挿入することのできる技術を提供しており、ある意味ではユーザの所有されることで、ますますコンテンツの広告価値を高めるものとすることができるという点で、非常に興味深い。まだまだ、一般的に採用されているというわけではないだろうが、先日、YuMe NetworksはNBC Universalの提供するテレビ番組ダウンロードサービス、NBC Directとの提携を発表しており、NBC Direct次第では、このような技術が頻繁に利用されるのではないかな、と期待されるところもある。

原典:Los Angels Times
原題:Making money from file-sharing
著者:Jon Healey
日付:November 5, 2007

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Trent Reznor、CNET Newsに喧嘩を売る:ISP税なんて考えちゃいねぇよ

2008年01月24日

NIN先日、自らがプロデュースしたSaul Williamsのアルバムを、「無料オンライン配信+気に入った人は5ドルの寄付」にて提供したTrent Reznor。彼はその後、実際にダウンロードされたアルバムの実数、寄付してくれた人の実数などを公表し、「ガッカリした」と発言したことから、いろいろと議論が巻き起こっているのだけれども、そうした議論に対して彼の真意を説明するため、彼はCNET Newsのインタビューを受けた。その記事の中で、彼はISP音楽税について述べているのだけれども、その記事によって彼はあたかも音楽税の支持者である、というような批判を受けることになってしまった。一昨日、彼は自らのサイト上で、それはCNETによる誤った引用である、と抗議しているよというお話。Reznorの批判が強すぎたためか、インタビュー記事を書いた記者も反論の記事を掲載している。とりあえず、Trent ReznorがISP税支持者ではないということがわかって一安心なんだけど、問題が随分こじれちゃったなぁという感じもする。

原典:NIN.com
原題:bigmouth strikes again
著者:Trent Reznor
日付:January 21, 2008

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LimeWire/Cabosユーザはライトユーザ層が多い?:ACCS調査、ネットエージェント調査の比較

2008年01月23日

先日、ACCS/RIAJ/JIMCAが纏めた「ファイル交換ソフトの利用に関する調査(PDF)」をもとに、日本で最も利用されている(はずの)P2Pプロトコルは、実はWinnyじゃなくてGnutellaだったよ、と報告したのだけれど、本日ネットエージェントからリリースされた「 Winny・Share・LimeWire/Cabos(Gnutella)の国・地域別利用状況 」 を見てみると、どうもそれは現状には即していないんじゃないか、と思える。

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EU文化教育委員会、ISPによる著作物のフィルタリング、著作権保護期限の延長を認めず

2008年01月23日

EU昨年は、コンテンツ産業がISPに対する著作権対策を強く求めた一年であった。欧州においてもそれは例外ではなく、IFPIなどの著作権団体は、ISPによる違法コンテンツのフィルタリング、P2Pトラフィックのブロック、そしてThe Pirate BayやAllofmp3オルタナティブ等の特定サイトへのアクセスのブロックなどを義務付けるよう、EU議会に求め(PDF)、EU議会議員たちへのロビイングに奔走している。現在、そのような提案に対して、EU議会 文化教育委員会にて議論がなされているのだけれども、EFFのDanny O'Brienによると、これらの提案は同委員会で却下されたみたいだよというお話。ビッグニュースだわね。

原典:Ars Technica
原題:Proposed EU ISP filtering and copyright extension shot down
著者:Jon Stokes
日付:January 22, 2008

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EU議会議員、アンチパイラシープロパガンダを批判する"I Wouldn't Steal"キャンペーンをローンチ

2008年01月21日

現在、IFPIはEU議会において、ISPによる「違法コンテンツブロック」「P2Pプロトコルブロック」「著作権侵害サイトへのアクセスブロック」などを求めてロビー活動の真っ最中である。しかし、そうしたEU議会議員の中から、そうした著作権ロビーやアンチパイラシープロパガンダに対して立ち上がる議員達が現れたよ、というお話。彼らは"I Wouldn’t Steal"
というMPAAのアンチパイラシープロパガンダを揶揄したキャンペーンを開始した。ただ、その主張内容を見てみると、まさに彼らの批判するアンチパイラシープロパガンダの焼き直しのような主張となっている。

原典:TorrentFreak
原題:European Politicians Launch Pro-Filesharing Campaign
著者:Ernesto
日付:January 19, 2008
URL:http://torrentfreak.com/politicians-launch-pro-filesharing-
campaign-080119/

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放送と通信と:Apple TVでの視聴を目指すBBC iPlayer、目的地はPCを超えリビングルームへ

2008年01月20日

BBCはApple TVに同社の番組を直接ダウンロードさせるため、iPlayerソフトウェアをMac OS Xでも利用可能にすることを検討しているようだ。ただ、Windows Media DRMを採用していることや、DRMなくしては提供できないモデルながらもAppleがFair Play DRMを利用させてはくれないだろうという問題もあり、そうやすやすとはいきそうにもない。ただ、このプロジェクトに関わる人々は、iPlayerをリンビングルームに繋げることに本腰を入れているようだよ、というお話。iPlayerはBBCが提供するP2Pオンラインビデオサービス。過去1週間に放送されたほとんどの番組を無償でダウンロード(要クライアント)、ストリーミング(Webサイト上)提供している。ただ、当然のことながらダウンロードはDRMがかけられており、視聴後7日後、ダウンロード後30日には自動的に削除される。現在は英国内からのみの利用可能ではあるが、将来的にはワールドワイドに商用サービスとして展開していく計画もある。

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米国ケーブルISP Time Warner Cable、インターネット従量課金制導入を検討

2008年01月19日

米国第二位のケーブルプロバイダ、Time Warner Cableのスポークスマンがアナウンスしたところでは、同社は高速インターネットアクセスの価格設定の見直しのための実験を行うみたいだよ、というお話。その価格設定の見直しとは、顧客がダウンロードした総量に応じて課金するというもの。つまりは、従量課金制をインターネットに復活させるということ。といっても、現在でもこのような従量課金制はモバイルなどで行われており、家庭などでのインターネットの利用がそうなると考えれば理解は早いだろう。利用者は転送量(ダウンロード)に応じたプランを選択することになり、現在のところ5GB、10GB、20GB、40GB/月のプランが提供される予定(サービス価格は未定)。もちろん、日本のようにFTTHが一般的となりつつある状況とは異なるのだけれども、それでもこのような時代に逆行するやり方は、長期的に見て成功しそうも無いのだけれど。

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ドイツ:音楽産業の訴訟戦略、再び後退か

2008年01月18日

Germany 先日、データ保護法によってISPに保持されている情報を、著作権侵害ユーザの特定のために利用することを望んでいたドイツ音楽産業は、ドイツ法務相の手厳しい発言によってその淡い期待を砕かれることになった。これによってドイツ音楽産業はユーザに対する訴訟のための武器を(手に入れてはいなかったが)失うことになった。そのような法的戦略が再び狭まりそうな出来事が起こったよ、というお話。これまでドイツ音楽産業は、P2Pファイル共有ネットワーク上にて、違法ファイル共有を行っているユーザをトレースし、訴訟を起してきたのだけれども、その際、そのユーザが利用していた回線の加入者を被告として訴えていた。しかし、その被告となった人物が、実際にファイル共有を行っていたかどうかはまったくもって不明である。ドイツ法廷は、このようなケースにおいて、加入者が加入者以外の者の違法な活動を予見できない場合には、加入者はそれに対する責任を負わない、と判決を下している。

原典:P2P Blog
原題:German P2P lawsuits hit roadblock
著者:Janko Roettgers
日付:January 08, 2008
URL:http://www.p2p-blog.com/item-449.html

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iTunes抜きでiPodに音楽を転送

2008年01月16日

iPodに楽曲を転送するために、iTunesを利用している人も多いだろう。しかし、その中にはiTunesに不満を持ちながらも、iPodに転送するためには、それを利用するしかない、と思っている人も多いに違いない。しかし、実際にはiTunes抜きでもiPodに転送することはできるよ、というお話。それも、多くの人が利用しているであろうWinampを使って。

原典:Slyck.com
原題:iPod without iTunes
著者:Thomas Mennecke
日付:January 7, 2008
URL:http://www.slyck.com/news.php?story=1632

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LimeWireクライアントとの連携を模索するLimeSpot.com

2008年01月16日

昨日のLimeWireがSNSへ乗り出したという件の続報を紹介するよというお話。同社CEOのGeorge Searleは、SNS LimeSpot.comは、アーティストとファンとの交流およびプロモーションの場になるのだという。この目的がどの程度本気なのかは判断のつかないところではあるけれども、LimeWireクライアント、LimeWire Music Store、LimeWireクライアント上でのコンテクスト広告との連携を考えていることは間違いないだろう。

原典:P2P Blog
原題:More details about Limewire's upcoming social network
著者:Janko Roettgers
日付:January 11, 2008
URL:http://www.p2p-blog.com/index.php?itemid=455

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ソーシャルネットワーキングに向かうLimeWire、LimeSpot.comをアナウンス

2008年01月15日

LimeSpotLimeWireがソーシャルネットワーキングサービス、LimeSpot.comをいうサービスを計画しているようだよというお話。ある程度開発は進んでいるようなのだけれども、現在のところは、ベータサービスの提供も行われておらず、利用はできるものの、プロフィールの編集と友人を招待するくらいしかできないらしい。いまだ詳細は明らかにはなっていないものの、その特徴は、ブログ、Wiki、フォーラムを兼ね備えたもので、デザインに力を入れたもののようだ。また、LimeWireがこのようなサービスを開始したからには、既存のサービスと何らかの関係があるのかと思われるが、現時点ではそれほど詳細なことはわかっては無い。ただ、LimeWireミュージックチームがこれに関わっていることから、LimeWire Music Blogとの関連も考えられる。

原典:P2P Blog
原題:Limewire goes into social networking, quietly builds Limespot.com
著者: Janko Roettgers
日付:01/10 2008
URL:http://www.p2p-blog.com/item-453.html

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英国政府、ようやくCDリッピング合法化に向けた検討を始める

2008年01月13日

英国においては、これまでCDをリッピングする行為というのは法的には認められてこなかった。といっても、英国のポータブル音楽プレイヤーを持っている人々が、一切リッピングをしてこなかったかといわれればそんなことも無く、他の国と大差なくCDをリッピングし、PCに保存しプレイヤーに転送してきた。そういった一般的な利用と法律とのズレをなくすため、英国では明確にCDのリッピングを合法的な行為とすべく、法律の改正を検討しているよというお話。ただ、CDのリッピングはOKになりそうだけれども、DRMの回避はまたこれとは別の問題ということになりそうだ。

原典:Ars Technica
原題:UK wants to make CD rips legal (at last)
著者:Nate Anderson
日付:January 08, 2008
URL:http://arstechnica.com/news.ars/post/20080108-uk-wants-to-
make-cd-rips-legal-at-last.html

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Trent Reznor:何が『正しい』やり方なのか?

2008年01月13日

>先日、自らがプロデュースしたSaul Williamsのアルバムを、「無料オンライン配信+気に入った人は5ドルの寄付」にて提供したTrent Reznor。彼は多くのダウンローダがアルバムに5ドル以上の価値を見出し、アーティストをサポートするため、寄付してくれるものと考えていたようだけれども、実際には彼が考えていたほどではなかったようだよ、というお話。Radioheadは依然として彼らのダウンロード提供に関する数字を明らかにしていないけれども、Reznorはこうした数字を明らかにすることが、これからの音楽のあり方を考える上で必要なことだろうと考えているようだ。

原典:nin.com
原題:saul follow-up and facts
著者:Trent Reznor
日付:January 03, 2008
URL:http://www.nin.com/

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AT&T、電子指紋技術を利用したネットワークレベルでのフィルタリングを検討

2008年01月12日

AT&T CESのNBCブースで行われたデジタルパイラシーに関するディスカッションには、NBC、Microsoft、複数のデジタルフィルタリング企業、そして大手ISPのAT&Tが参加した。そこでは、著作物のネットワークレベルでのフィルタリングについて議論された。現在、YouTubeやMySpaceなどのサービスレベルでの違法コンテンツのフィルタリングが行われているけれども、AT&TはそれをISPとしてネットワークレベルで行うこともやぶさかではないと発言したようだよというお話。

原典:New York Times
原題:AT&T and Other I.S.P.’s May Be Getting Ready to Filter
著者:Brad Stone
日付:January 8, 2008
URL:http://bits.blogs.nytimes.com/2008/01/08/att-and-other-isps-may-
be-getting-ready-to-filter/

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