P2Pとかその辺のお話

WinMXとかWinnyとか、日本ではろくな扱いを受けていないP2Pですが、海外ではけっこう真面目に議論されてるんですよというブログ。

2008年06月 | ARCHIVE-SELECT | 2008年08月

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Jamendo、MP3tunesを手を組む: Free music for free lockers

以下の文章は、CreativeCommons.orgの「Jamendo and MP3tunes: Free music for free lockers」という記事を翻訳したものである。

原典:CreativeCommons.org
原題:Jamendo and MP3tunes: Free music for free lockers
著者:Mike Linksvayer
日付:July 25, 2008

10,000枚を超えるCCライセンスアルバムを揃える音楽サイトのJamendoが、MP3tunesと手を組んだ

是非、www.mp3tunes.com/jamendoを試してみてください。Jamendoから、最高のロック、ヒップホップ、ジャズなどの10の特別なプレイリストを用意しています。Music Lockerに登録すると-無料で試すことができます-、クリック1つでそれぞれのプレイリストをあなたのコレクションに加えることができます。この無料かつ使いやすいソフトウェアを使えば、自分のPCにあるパーソナルな音楽をロッカーに追加することもできます。

これはとてもクールだ。こうした強くレコメンドされたプレイリストは、ディスカバリーの問題に対処する1つの方法だろう。フリーなライセンスがなされている音楽を利用することは、インターネットミュージックスタートアップが、他のすべてのインターネットスタートアップのエコノミクスを獲得するのを可能にする方法であろう。先述したアナウンスでは述べられてはいないが、Jamendo/MP3tunesのコラボレーションにおいてプレイリストされる楽曲のすべては、CC BY-SAにてライセンスされている。これは商用的利用を許すものであり、最近紹介したLucas Gonzeの商用利用や、「自らの音楽をサポートするシステムを作り上げるためのempowering(権利を与える)ビジネス」に関する発言を思い出させてくれるものだろう。 。

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Miro、オープンライセンスコンテンツを利用した2つのチャンネルをローンチ

以下の文章は、CreativeCommons.orgの「"Yes We're Open" and "Free Culture TV" Launch as Miro Channels」という記事を翻訳したものである。

原典:CreativeCommons.org
原題:"Yes We're Open" and "Free Culture TV" Launch as Miro Channels
著者:Fread Benenson
日付:July 25, 2008


Miroチームは、夏のビデオインターンを開始する。Parker Higginsはオープンビデオアプリケーション向けのの2つの新しいチャンネルのローンチに取り組んでいる。

これらのチャンネルの目的は、オープンなライセンスのもとにリリースされたインターネット中の面白い、楽しいマテリアルのショーケースを作り上げることにあります。Free Culture TVはそれに特化していて、Free Cultureムーブメントのドキュメンタリー、レクチャー、許諾ベースの組織との戦いについてのショートムービーなどがプログラムされています。 Yes, We're Open!は、長編映画からドキュメンタリー、ショートムービー、ミュージックビデオ、その他ありとあらゆる、オープンにライセンスされているエンターテイメントを取り上げます。

Miroは、'オープンにライセンスされている(openly licensed)'を以下のように定義している。

…"all rights reserved"に代わるオルタナティブが、著作権と結びつきました。人々がオープンなライセンスを自らの作品に適用すれば、彼らはパブリックに特定の権利を与えることになります。そのライセンスに従って、たとえばコピー・配信が自由になったり、リミックス・マッシュアップが自由になったり。有名なものとしては、Creative Commonsライセンスがあるでしょう。これは、これらのチャンネルのビデオの大半に適用されているものです。

まだ、Miroをインストールしていないのであれば、こちらからダウロードしてみてはいかがだろうか。セットアップが終われば、以下のリンクをクリックするだけで、Parkerが管理するチャンネルを自動的に購読することができる。

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大手テレビTorrentサイト EZTV、TV-Torrentのストリーミング配信実験を開始

以下の文章は、TorrentFreakの「EZTV Trials TV-Torrent Streaming」という記事を翻訳したものである。

原典:TorrentFreak
原題:EZTV Trials TV-Torrent Streaming
著者:Ben Jones
日付:July 26, 2008

先週、Torrentとストリーミングビデオをミックスすることで、ビデオディストリビューションを活性化せんとする新たな試みについて報じた。我々の記事は、TV-torrent配信グループ−EZTV−の関心を刺激したようだ。彼らはほんの数時間前、彼らの「warez」のためにこのテクノロジーのライブベータテストをローンチした。

TorrentFreakは、現状の重要なニュースを報じることを良しとしているが、しかしそれがP2Pの発展を促進するということは、めったにあることではない。しかし、今回はめったにないことが起こった。EZTV管理人の「Novaking」がTorrentFreakに語ったところによると、Swarmplayerを利用して実験を開始しようと決意したのは、先週、ここでそのテクノロジーに関する記事を読み、「非常に興味をそそられた」ためであるという。

EZTVが実験で利用しているSwarmplayerは、一部修正されたtorrentファイル(tstream)を使用している。それによって、BitTorrentプロトコルを利用してビデオファイルのストリーミングが可能となる。この新たなテクノロジーによって、パブリッシャーは高額な帯域料金を支払うことなく、ビデオストリーミングを提供することができる。理論的には、Swarmplayerを利用して、すべてのtorrentファイルをストリーミング視聴することができる。しかし、そのためのtorrentファイルとしては、リリースから間もない、より高いSwarmスピードを有しているものが推奨されている。典型的なテレビ番組のストリーミングは、およそ100kb/secを必要とする。Peer数が少ない古い、低速なテレビTorrentであれば、その速度には到達することはできないだろう。さらに、ストリーミングのためにはより多くのピースを事前に読み込まなければならない。

Novakingは、シーケンシャルなピースの転送や、tit-for-tatの欠如による、Swarm内の非ストリーミングユーザに対する影響についてはそれほど心配してはいない。「これは最初の週で広範囲に広まっていくでしょう。ただ、それほど大きな影響を及ぼすものではないと思います。もちろん、それが完全にライブでうまく機能するようになるまでは、わからないことなんでしょうが」。現在のところ、彼ら独自のtorrentファイルのみが、.tstreamファイルを介して利用可能である。彼らは来週中にはこのテストがうまくいったことを確認し、その後MVgroupといったパートナーサイトのtorrentでも同様に機能するかどうかをテストすることを期待している。

BitTorrentストリーミングは、オンラインビデオにとって、理想的な低コストディストリビューションモデルである。TorrentFreakでは、以前Mininovaにて開始されたベータテストから、Swarmplayerを試しており、今後が期待できる技術であるとみている。しかし、現在のところ、クライアントにはのちに再視聴するためにローカルシステムにコピーを保存するためのオプションが(まだ)なく、使用ポートを変更することもできない。しかし、これらは簡単に解決されるような、マイナーな問題である。

それにしても、こうした数百万ドルの研究プロジェクトが、Mininovaのようなtorrentサイトや、BBCのような主要放送局とコラボレートしているというのは興味深い。これはテレビの未来でありうるのだろうか?少なくとも、その可能性はある。一部の主要ネットワークはこれに注目しているし、既に参加しているところだってある(たとえば、BBCはP2PNextをサポートする組織のメンバーである)。EZTVのNovakingは、まさにそう考えているようだ。「テレビネットワークが、これを人々が望むものを提供する方法を見るようになることを、私たちは望んでいます。」

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The Pirate Bay、海賊版『The Dark Knight』 をプロモーション

以下の文章は、TorrentFreakの「The Pirate Bay Promotes “The Dark Knight” Leak」という記事を翻訳したものである。

原典:TorrentFreak
原題:The Pirate Bay Promotes “The Dark Knight” Leak
著者:Ernesto
日付:July 25, 2008

The Pirate Bayが再びハリウッドを挑発している。彼らは、新たなロゴをトップページに掲載し、超大作映画「The Dark Night」の海賊版コピーにリンクを張っている。Warnerは映画のリークを阻止するために可能な限りの手を尽くしたが、初公開のあとすぐに、CAM版がBitTorrentサイト上にリークされることとなった。

The Pirate BayThe Dark Nightは劇場にて大きな成功をおさめた。最初の週末には、興行収入は記録破りの1億5840万ドルにまで達し、IMDBでも平均レート9.3をつけ、全期間のトップ250ランキングでも現在第1位につけている。

The Pirate Bayは現在、この誇大広告に参加したようだ。サイトの名前を「The Pirate Bat」に変え、「The Dark Knight」の検索結果にリンクが張られた新たなロゴを設置した。

1週間前、警察は同映画をビデオカメラで撮影しようとした男性を逮捕した。しかし、彼らはすべてのCammerたちを阻止することができたわけではないようだ。結局のところ、複数のBitTorrentサイト上にリーク版が登場するまで、それほど時間を要することはなかった。Rlslogは先週、「The Dark Night」のコピーが「TradingStandards」と呼ばれるリリースグループによって公開されたことを報じている。いつものことではあるが、リーク版の品質は非常に貧弱であるという。ただ、映画のTelesyncリリースされているので、少なくとも音質に関して言えば、悪くはないのだろうが。

The Pirate Bayがコンテンツオーナーたちをいらつかせるために、同サイトをリブランドしたのはこれが初めてではない。AppleのOSX x86がリークされた2005年7月には、彼らはサイト名をThe Pear Bayに変え、リークされたTorrentへのリンクを張り付けた。また同じ月にThe Pirate BayはGrand Theft Autoにインスパイアされたロゴを掲載し、新たなWebサイトThe Grand Theft Bayをリリースした。 彼らのロゴがクリエイティブかどうかはさておき、TPBは削除を要請する著作権者に対して、非常にやんちゃな返答を返すことで知られている。

相変わらずやんちゃだけど、いずれこうした行為に首を絞められかねないような気もしないでもない。

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MPAAに雇われたハッカー、The Pirate Bayの情報も握っていた?

以下の文章は、TorrentFreakの「MPAA Hacker Spied on The Pirate Bay」という記事を翻訳したものである。

原典:TorrentFreak
原題:MPAA Hacker Spied on The Pirate Bay
著者:Ernesto
日付:July 25, 2008

法廷文書によると、MPAAに雇われたハッカーが、The Pirate Bay創設者たちの個人情報を提供したことを明らかにしている。そのハッカーはTorrentSpyから個人情報を抜き取った人物であり、彼に15,000ドルが支払われた。

The Pirate BayMPAAはBitTorrentサイトとそのユーザに関する情報を得るためには、本当に何でもするということなのだろう。2006年、彼らRobert Andersonとしてよく知られる「ハッカー」との取引を行い、TorrentSpyからemailのやり取りと企業秘密を盗みだした。

ハッカーは後に、これが真実であることを認め、驚くべき変わり身でTorrentSpyサイドに鞍替えした。MPAAとTorrentSpyとの裁判は、最終的にはTorrentSpyの終焉に繋がった。しかし、MPAAはThe Pirate Bayに関する情報にも興味があることが判明した。

Cnetは、法廷文書を引用し、AndersonがMPAAに宛てて書いた部分を掲載している。「我々が、TorrentSpy.comおよびThepiratebay.orgのオーナーの氏名、住所、電話番号を提供することができます―その二者間の通信の証拠も含めて。」

さらに、法廷文書には、MPAAのDean Garfieldがそれについて述べた発言が記されている。「我々は、TorrentSpyを運営する人々の住所や個人情報を得ようとしていた。同様に、TorrentSpyと、ThePirateBayを含む他の多数の大手サービス間での共謀および関連性についての情報も得ようとしていた。」

これまでThe Pirate Bayは、常にMPAAのメインターゲットとされてきた。2006年、MPAA副会長のJohn Malcolmは、スウェーデン国務長官に対し、同サイトを告訴するために当局に働きかけるよう求める書簡を送付している。「知的所有権に関する全くの無法状態が黙認される場所であるという、他国や取引国による評判を得ることは、スウェーデンによって最善のことではありません。」

MPAAがThe Pirate Bayの設立者たちの個人情報に興味を持っているというのは面白い。しかし、そうした情報はGoogleで検索するだけで簡単にみつかるだろう。なぜなら、その情報はパブリックインフォメーションであるのだから。ただ、それでも彼らはハッカーを雇い続けるだろうね。

さて、現在The Pirate Bayはオフラインになっている。これはサーバメンテナンスとサイトのアップグレードのためであって、このニュースとは無関係である。すぐに復旧するだろう。

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英国大手ISP6社、ファイル共有ユーザに「数十万件の」警告を送付することに

以下の文章は、TorrentFreakの「ISPs To Send “Hundreds of Thousands” of File-Sharing Warnings」という文章を翻訳したものである。

原典:TorrentFreak
原題:ISPs To Send “Hundreds of Thousands” of File-Sharing Warnings
著者:enigmax
日付:July 24, 2008

最初の報道によると、今日、後ほど発表される声明にて、英国の主要ISPが、音楽産業と協働して多数のファイル共有ユーザに対する警告を開始することに合意したことが明らかにされる予定である。政府によって仲介されたこの取り決めによって、数十万のファイル共有ユーザが警告されることになるが、それによってインターネットから遮断されることはない。

British Phonographic Industryから見ると、ファイル共有ユーザとの戦いにおける部分的な勝利とも見ることができるだろう。英国の主要ISPは、音楽著作物を共有したとされる人々に警告状を送付せよ、という音楽産業の要求に応じることとなった。

報道では、交渉は政府の強い圧力を受けたことで、英国最大手のインターネットサービスプロバイダー6社によって合意が得られたのだという。まだここに名前の挙がっていないISPであっても、音楽のアップロードを疑われたユーザに対して、数十万の警告状が送付されることになると考えられている。この取引に既に応じているVirgin Mediaに加えて、BT、Orange、Tiscali、Carphone、Warehouse(AOL、TalkTalk)、BSkyBがその6社のISPに含まれている。

アップローダをインターネットから遮断せよ、という音楽産業のもう1つの要求は、ISPとの同意には至っていない。また、文化相Andy Burnhamが政府は「スリーストライクアウト」ポリシーを実装するという考えからは後退していると言及しているように、政府の側もそれを主張してはいない。さらにVirgin Mediaは、疑いがかけられた海賊たちをインターネットから遮断することは「絶対にない」と既に言及している

しかし、疑われたファイル共有ユーザに対する別の措置が取られるのではないか、とも報じられている。そこには、継続的な侵害ユーザを罰するためにトラフィックマネジメントテクニックを用いるというものも含まれている。我々が先日報じたように、こうした実行は、英国テレコミュニケーション監査機関、Ofcomによって処理されそうである。

これとは別のステップとして、政府が年間30ポンドの『ダウンロード税』を導入しようとしているとTimes紙が報じている。既にこうしたプランに賛同を示してきた音楽産業プレイヤーのPeter Jennerは、この税金が音楽産業をサポートする十分な雇用をもたらすものとなるだろうと話している。「たくさんの人々が、それぞれのほんの少しだけお金を支払ってくれれば、音楽産業の歯車の向きを変えることができるのです。」と彼は言う。英国市民は、現行のテレビライセンスシステムでもこの種の課金にはなれているものの、それでも、現在の状況ではこの種の税金はうまくいきそうにない(訳注:このダウンロード税に関する議論は、今回の合意には含まれてはいない、とBPI側からの指摘がある。)。

Memorandum of Understandingはビジネス・企業・規制改革省(BERR)によって作成され、大手6社によって署名されることとなったが、そこでは、ISPが英国における音楽ファイル共有の「大幅な縮小」に取り組まなければならない、というだけではなく、合法的音楽サービスの発展にも助力しなければならないとされている。これは一部ISPにとって非常に魅力的であるかもしれない。たとえば数日前、「iTunesに対抗する」オンラインミュージックサービスを構築するために、BSkyBはUniversalとの契約に至っている

こうしたことは、すべての加入者が著作権で保護された音楽をアップロードすることの違法性を認識させるための教育的キャンペーンによってバックアップされる。

このニュースに関しては、詳細が分かり次第更新する。

Update:BPIの最高責任者Geoff Taylerは、課税に関する報道に誤りがあると述べている。「課税は議論における問題としては上がっていません。私たちは政府とのその問題について議論してはいませんし、私たちが知る限りでは、議論のテーブルには上っていません。」

補足:ここで「ファイル共有」と言及されているものは、「許諾を得ていない音楽著作物のファイル共有」を意味している、はず。

このISPに対応に関しては、 一部からは批判が集まるかもしれないが、状況を考えると致し方のないところでもあるのかもしれない。ISPの幹部に「英国政府は、我々の頭に銃を突きつけた。」と言わしめているように、この合意の背景には、政府からの強い圧力が存在しているのは間違いない。

間違いない、と断言できるのも、英国政府が既にそうした方針を明確に打ち出してきたことにある。英国政府は、音楽産業とISPは協働して、自発的にオンライン海賊行為に対処せよ、という方針を示しており、さらにそれが実現しないのであれば、ISPに対してそれを実行せざるを得ない状況を作り出す、つまり立法によって強制する意図があることを明言している

上記記事にもあるが、英国政府は「3ストライク」ポリシーの導入に関しては、撤回しているものの、こうしたISPと音楽産業との協働を強く求めていることには変わりないだろう。今回の合意も、立法による強制を嫌ったISPの側が譲歩し、産業間の自発的な取り組みで納めようというところなのかもしれない。

ちなみに、今回の合意によって行われる警告は、これまでの流れから見ると、音楽産業側がファイル共有ネットワーク内で発見した違法ユーザをISPに通告、その後、ISPが各ユーザにあてて警告状を転送する、という感じかと。ともすれば、その間にOfcom、またはOfcomによって設置された機関が調整のために入るかもしれない。

なお、補足として気になるところをBBCの記事からピックアップすると…

  • 今回の合意は、アップローダだけではなく、ダウンローダもカバーしている
  • 訴訟に持ち込むための措置というよりは、教育的な意味合いのほうが強い
  • 継続的なダウンローダは、帯域規制などの措置をうけるかもしれない
  • この合意とは別に、政府はISPに対して音楽海賊行為に対する対処を強制する立法も含めた協議を行う。Ofcomによって設置されたワーキンググループにて、ファイル共有ユーザに対処するための効果的な措置を検討していく。その措置の中には、「トラフィックマネジメントやフィルタリング、特定を容易にするために合法コンテンツにマーキングする」といったものが含まれている。

といったところでしょうか。

余談:このBBCの記事中のGeoff Taylorの発言が気になった。

"The focus is on people sharing files illegally; there is not an acceptable level of file-sharing. Musicians need to be paid like everyone else."

他の人と同様にPayされることを望むのであれば、他の人と同様に引退したらUnpaidなはずなんだけどね。

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Anomos:暗号化、匿名性を強化したBitTorrentベースの新たなP2Pプロトコル

以下の文章はP2P Blogの「Anomos project aims to develop anonymous Bittorrent」という記事を翻訳したものである。

原典:P2P Blog
原題:Anomos project aims to develop anonymous Bittorrent
著者:Janko Roettger
日付:July 23, 2008

暗号化されたセキュアなP2Pを望んでいるのは、The Pirate Bayの連中だけではないようである。Rich JonesとJohn Schanckという2人の開発者は、暗号化とある程度の匿名性とを結合させた、新たなP2Pプロトコルに取り組んでいる

AnomosプロトコルはBitTorrentをベースにしているが、エンドツーエンド暗号化、ルーティングミックスネットワークによって人気のプロトコルは強化される。後者は、データパケットが最終目的地に到達する前に、複数の中継者を経由することを意味している。この2人組は、このプロトコルの初のパブリックプレゼンテーションの場に、最近行われたHOPEカンファレンスを利用した。プロジェクトに関する長編プレロール広告という形ではあるが、それほどテクニカルではない内容のビデオを以下のプレイヤーで視聴することが出来る。

AnomosのWebサイト では、Anomosのよりテクニカルな概要をフィーチャーしている。まだ、コードをダウンロードすることはできないが、Anomosの開発者たちは2週間後までには、動作するアルファクライアントを公開することを約束している。

コンセプトとしては、どこかで聞いたような感じですね。

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オンラインビデオストリーミングのHulu、P2Pを利用していた??

以下の文章は、P2P Blogの「Hulu uses P2P 」という記事を翻訳したものである。

原典:P2P Blog
原題:Hulu uses P2P
著者:Janko Roegtter
日付:July 18, 2008

BigChampagneは長きに渡ってしばしばニュースに取り上げられてきたし、メディアマーケティングを行ううえで、補助的にP2P利用データを用いるという考えも、それほど目新しいものでもない。ただ、これまでのところ、誰が実際にこうした指標を利用しているのか、という点はほとんど明らかにされてはいなかった。その理由としては、ほとんどの大手メディア企業は、彼らが海賊行為に実際に頼っているということを認められないくらいにシャイだったのだろう。

しかしこうした事情もついに変わってきたのかもしれない。The Economistは、数多く存在するBigChampagneの顧客を明らかにする記事を公表している。そして、そうした顧客の中に、Hulu が含まれていることも明らかにされている。記事より。

「News Corporationによって運営され、広告モデルによる無料のビデオストリーミングを提供しているWebサイトHuluは、その番組プログラムをデザインし、広告率を設定するために、すでにファイル共有統計を利用している。」

もちろん、HuluはNews CorporationとNBC Universalのジョイントベンチャーである。そう、あなたは正しい。以前、P2Pこそが諸悪の根源であると 主張した、まさにそのNBC Universalである。

タイトルに騙された…。てっきりP2Pビデオストリーミングでも開始したのかと思った。

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ドイツ検察、激増するP2Pファイル訴訟に対しガイドラインを作成

以下の文章は、P2P Blogの「German prosecutors ready to stop P2P lawsuit machine」という記事を翻訳したものである。

原典:P2P Blog
原題:German prosecutors ready to stop P2P lawsuit machine
著者:Janko Roettger
日付:July 23, 2008

最近、ドイツの検察官たちは、国内ファイル共有ユーザをターゲットにした膨大な数の訴訟の氾濫 に対処する方法を模索している。ドイツITニュースサイトheise.deによると、ドイツ検察トップがガイドラインを導入するために尽力しているという。これはこうした戦略のターゲットとなったファイル共有ユーザを安心させる措置かもしれない。

ガイドラインでは明確に、侵害が「商業的レベル」に達していないすべての訴訟を無視することを含んでいる。ただ、現時点では、この侵害の商業的レベルという言葉の定義は定かではない。おそらくそれは、単にお金をもうけている人々だけをさすわけではなく、大量のファイルをダウンロードすることで、相当な金銭的なアドバンテージを得ているユーザも含まれることにはなるだろう。100個以上のファイルをダウンロード提供すれば、このレベルに達するだろうという噂もあるが、heise.deでは、それぞれのMP3を1ユーロとすると、全体として2,000ユーロ以上の価値のあるファイルのコレクションが商業的であるとみなされるという別の解釈も報じている。

いずれにしても、このようなガイドラインによって、現在ドイツのP2Pファイル共有ユーザに起こされている大半の訴訟の根拠が失われることになるだろう。国内の多数の法律事務所が、わずか1つのファイルを共有していたユーザをターゲットとして訴訟を起こしてきた。また、このような措置はスイスに拠点を置くLogistepのような企業にとっても、トラブルを意味するものであるかもしれない。同社はこれらの多くの弁護士に、大規模な訴訟キャンペーンのための証拠を供給してきたのである。

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3ストライクアウトはスプラッシュスクリーンを介して行われる?

以下の文章はP2P Blogの「Three strikes: Copyright enforcement via splash screen」という記事を翻訳したものである。

原典:P2P Blog
原題:Three strikes: Copyright enforcement via splash screen
著者:Janko Roettger
日付:July 22, 2008

3ストライクアウト、これは、ISPに著作権施行者の役割を担わせて、永久にファイル共有ユーザをインターネットから遮断しようとする問題のポリシーの考え方である。3ストライクは、欧州で激しい議論が交わされている 。しかし、それが導入されたとすると、そのポリシーは実際にどういうものになるのだろうか。


これはRoad Runnerからのメッセージ。これに返信することはできない。これがスプラッシュスクリーンを通じた著作権施行。

Keithandthegirl.comが伝えているところによると 、Time WarnerのISP Road Runnerは、自動的な著作権施行メカニズムを有しているのだという。これは、どのように3ストライクがISPから施行されることになるのかについての、よい予測材料となるかもしれない。Road Runnerは、同社が任意のユーザの著作権侵害ファイル共有に関するC&D通知を始めて受信した場合、そのユーザに対して電子メールを送信する。2回目には、ブラウザの通常のスタートアップページに代えて、著作権警告を強調したスプラッシュスクリーンが表示される。ここでは以下のように述べられる。

「Road Runnerカスタマーサービスは、あなたのコンピュータがPeer to Peerプログラムによって、許諾なく著作物(音楽、映画、コンピュータソフトウェアやテレビ番組)を配信するのに用いられていたとのクレームをコンテンツのオーナー様より受け、この通知を送信させていただきました。」

加入者はその後、彼が「この問題を自覚し、それを解決するための措置を取ることを理解する」というリンクをクリックすることで、自らの不正を認めなければならない。疑われた侵害に対して争うための明確な方法は存在していない。実際、そうした加入者たちはそのリンクをクリックしなければ、Webへのアクセスさえ出来なくなってしまう。

とはいえ、Road Runnerの3回目のストライクは、ヨーロッパの一部の政治家によって提案されているような、生涯にわたってのインターネットの禁止がなされるわけではない。再犯者は単にコールセンターのオペレータに解除を求めなければならないというだけである。それでも、加入者が反論できないというのは問題でもあるのだが。

このような形の施行がありうるのではないか、という推測記事かな。個人的には、メールでの通知または書類の送付などで淡々と行われているように思うのだが。

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Comcast、BitTorrentに対する帯域規制で全国的な集団訴訟に直面

以下の文章は、TorrentFreakの「BitTorrent Users Seek Compensation from Comcast」という記事の翻訳である。

原典:TorrentFreak
原題:BitTorrent Users Seek Compensation from Comcast
著者:Ernesto
日付:July 23, 2008

Comcastは、同社加入者のBitTorrentトラフィックを切断していたことで、全国的な集団訴訟に直面し知恵る。訴訟はComcastに対して、紛らわしい広告の停止と、BitTorrentユーザへのサービスの混乱に対する補償を求めている。

Comcast 昨年8月、我々はネットワーク専門家Robb Topolskiの発見に基づいて、Comcastが活発にBitTorrentユーザを遮断していることを報じた。当初、我々がこの主張をバックアップする証拠を得たとしても、Comcastは我々の主張を認めることはなく、その後数カ月の間、否定を続けた。1年後の現在、ComcastがBitTorrenyユーザに対して、品質の劣ったサービスを提供していたことは疑いなく、同社は全国規模の集団訴訟(doc)に直面している。

「Comcastは、その関与を否定している間も、ひそかに同社加入者がファイル共有プログラムを利用できないように、ひそかにパケットを遮断するレシーバーをインストールしていた。」と法律事務所Gilbert Randolphのスタッフは主張している。「もちろん、競争はテレコミュニケーション企業において激しいだろう。しかし、Comcastは不正によって優位に立とうとしていたのである。」

現在、Comcastに対する全国規模の集団訴訟の原告の1人でもあるRobb Topolskiは、以前TorrentFreakにこのように語っている。「私たちはComcastがSandvineの2つのテクニックを利用していることを認めさせた。しかし、RST妨害との関連は否定も肯定もしなかった。現在私は、Seedすることができない状況にある。アップロード速度の制限が課されていることは間違いない。しかし、それ以外にも多くの妨害が確実に見られている。あなた方の記事が公開されたことで、数多くのSeedができないという人たちからの報告を受け取っています。それが地域的なものなのか、そもそも何であるのか、私にはまったくわかりません!」

これらの報告は、主要メディアの注目を集め、最終的にはFCCによる調査にまでつながった。2週間前、FCCはComcastのBitTorrentトラフィックに対する妨害を停止するよう命じると発表した。FCC委員長は、Comcastが使用するトラフィックに関係なく、BitTorrentユーザの速度を低下させており、そうしたネットワーク管理の実態を同社加入者に対して説明してはこなかったと述べている。

現在のところ、ComcastがBitTorrentユーザに対する補償をしなければならないのか、また、同社が誤解を招く広告をやめる必要があるのかどうかは、連邦裁判所次第である。Fosterは、損害賠償の総額はまだ概算されていないと述べているが、その額は500万ドルを超えるだろうと見られている

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YouTorrent、「合法」torrentメタ検索エンジンとして公式に再ローンチ

以下の文章は、TorrentFreakの「YouTorrent Relaunches with 67,170 Legal Torrents」という記事を翻訳したものである。

原典:TorrentFreak
原題:YouTorrent Relaunches with 67,170 Legal Torrents
著者:Ernesto
日付:July 16, 2008

YouTorrentは今年のBitTorrentシーンのニューカマーの中で、最も話題に上ったTorrentサイトであることは疑いないだろう。サイトは当初、すべての人気BitTorrentサイトにインデックスを付けたものの、法的脅威に晒されたのちに、純粋に「確認された」Torrentへとシフトしていった。本日、YouTorrentは、6TBにも及ぶ67,170の「合法的な」torrentにて、公式にリローンチした。

我々が当初YouTorrentについて書いたとき、このサイトが、実際にそうなったように、すぐさまに人気を集め発展していくとは思ってもみなかった。そのローンチの1ヶ月後には、サイトは数百万のビジターを抱えることになり、それでも成長はとどまることを知らなかった。実際、他のどのBitTorrentサイトも、YouTorrentほどに早く成長したところはなかった。

しかし残念なことに、こうした天文学的な成長は続かなかった。4月、メタ検索エンジンのYouTorrentは、The Pirate BayやIsohunt、その他のソースからのインデックスを停止した。その理由は、これらのサイトが無許諾の著作物へのリンクを提供していたためであった。その際、彼らはサイトの売却すら考えていたものの、現在に至ってもそれは実現していない。驚くことでもないが、こうした変化はサイトの大半のビジターにも変化をもたらした。彼らはYouTorrentのオルタナティブへと移行したのだ。

しかししばらくして、トラフィックは安定し、数週間後には再び成長を始めた。そのドラスティックな変化から4ヶ月後の今日、YouTorrentは再び動き出す準備が整った。同サイトはは膨大な6TBにも及ぶ数万のTorrentを用意し、最大規模の合法Torrent検索エンジンをローンチした。

「私たちは、完全なメタ検索エンジンが、合法的なコンテンツを求め始めた私たちのユーザに、よりよいエクスペリエンスを与えてくれるものだと感じています。」とYouTorrentの共同創設者Patrickは語る。「私たちは現在、正確なSeed、Peerデータを返し、そして迅速かつナビゲートが容易な検索結果を出力しています。これはこれまでの検索エンジンの検索結果ページにより一致したものとなっています。」

新たなサイトは、たとえば、Jamendo、Vuze、BitTorrent、Legaltorrents、Gameupdates、Wortharchiving、BT.etree、Mininovaのフィーチャーtorrentセレクションなどのサイトの合法性が確かめられたtorrentを検索する。デフォルトでは関連度によってソートされるが、Seeder数、Peer数、torrentのサイズ、アップロード日、合計ダウンロード数などでもソートすることができる。

また、音楽ファイルでは、YouTorrentはBitLetストリーミングツールへのリンクも用意している。これによって、ユーザはダウンロードするかどうかを決定する前に、その楽曲をプレビューすることができる。以前のデザインと同様に、関連した検索のリストがサイドバーに表示されており、そこからインスピレーションが得られるかもしれない。YouTorrentブログは更新が続けられており、同様に素晴らしいコンテンツも同様に更新されている。

さらに、Patrickは、現在、彼らがコンテンツ配信プラットフォームに取り組んでいると我々に語ってくれた。これは個人パブリッシャーがサイトにファイルをアップロードすることを可能にし、YouTorrentはそのファイルを確実にSeedすることになる。こうしたコンテンツ配信ぷらっとドームは、MininovaのCDと類似したものとなるかもしれない。しかし、Patrickは、YouTorrent独自のフィーチャーが含まれることになるだろうと語っている。

「私たちは幾ばくかのトラフィックを失いましたが、それでも依然として高い人気を集めていますし、1日に数十万の検索がなされています。」とPatrickは言う。「これは非常に励みになります。私たちはこの新たなサービスによって、コンテンツアグリゲーションのリーチを成長させ、その深度を増すことができると考えています。」

サイトの合法化によって、そのトラフィックの半分を犠牲にすることとなった。新たなインターフェースやその他複数のアップデートは、少なくともこれらYouTorrentを去ったビジターたちの一部を取り戻そうとするものであり、同サイトを「合法」torrentのニッチな需要に対応するビッグプレイヤーにせんとするものである。彼らが正しい決断をしたかどうかは、時が経てばわかるだろう。

YouTorrent’s New Look

うーん、私は正しい選択だと思うよ。たとえ、トラフィックを以前のレベルに戻せなかったとしても、その方向性は非常に望ましいと思う。Isohuntもサイトの将来はCreative Commonsコンテンツをインデックスすることにある、としているし、その流れは不可避のようにも思える。Isohuntに関しては、抜け道を模索しているのかな、という感があるのだけれど、いずれにしても、最終的にはこうした方向性以外にないと思う。それと、The Pirate Bayのように思想面から既存の産業、体制に戦いを挑むのであれば、こうしたコンテンツをメインストリームに押し上げてこそ、だと思うのだけれどもね。

何にしても、YouTorrentのような使い勝手の良いサイトが、こうした方向に進み続けていることは手放しで喜びたい。

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P2P Radio:パーソナルFMをP2Pでつなげ!

原典:P2P Blog
原題:P2P-Powered low power radio
著者:Janko Roettgers
日付:July 15, 2008

これは非常にクールだ。オランダのとある人たちは、FMラジオを放送し、リレーするための安価なデバイスを開発している。そのデバイスをセットアップすると、自宅にパーソナルFMラジオ放送局を設置することができる。それを近隣の人々に広めれば、ローファイP2Pメッシュが広がり、その区画全体をカバーすることができるかもしれない。

(via Makezine

へぇ、おもしろい。でも日本だといろいろと問題が起こりそうな気もしないでもない。どの辺の帯域使ってるんだろ。

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英国ファイル共有ユーザ、濡れ衣、そして「ワイヤレスディフェンス」

以下の文章は、TorrentFreakの「UK Fike-Sharers and the "Wireless Defense" 」という文章を翻訳したものである。

原典:TorrentFreak
原題:UK Fike-Sharers and the "Wireless Defense"
著者:enigmax
日付:July 17, 2008

英国ではファイル共有を取り巻く法的問題がますます過熱しており、賠償を要求を受けた人々は、それに対する防御に苦心している、そうした防御の可能性の1つとして、『無線』または『WiFi』がある。我々はこうした問題を取り上げ、どのようなことが予測されるのか、どうやってそうした方法をとりうるのかについて考察を加えたいと思う。

疑われているファイル共有ユーザに対する訴訟が存在する限り、そこには濡れ衣を着せられるユーザが存在することになるだろう。著作権侵害にかかわったIPアドレスを特定するためには、適切な団体や個人である必要があるのだが、世界中で良く知られているように、多くのアンチパイラシー団体は、全く適切な存在ではない。彼らは、著作権侵害とはかかわってはいないユーザやデバイス、ともすればレーザープリンタに対してまで補償の要求を行っている。たとえば、最近ではドイツのユーザがクライアントを使用しているとされたものの、彼自身には侵害の事実はなかったことが明らかにされてもいる。MPAAでさえ、裁判にて使用される証拠を収集数rことの難しさは理解しているようで、いかなる証拠をも提出する必要がないと感じているようだ。

さて、パイラシー追跡企業が、100%完璧なシステムを運用していると考えてみよう(もちろん、仮に、であることはお忘れなく)。詳細な調査が可能であり、著作権侵害に利用されていたIPアドレスを正確に特定できたとする。さて、こうした点が確実であるとして、ではそうした場合何ら問題はなくなるといえるのだろうか?まぁ、答えはNoである。著作権侵害に利用されたIPアドレスは特定可能であったとしても、スパイカメラでもしかけていない限り、当該の著作権侵害が生じた時点でキーボードの前に座っていたユーザを特定することは不可能である。さらに、そこに無線ルータの存在を考えてみよう。ネットワーク上にいる著作権侵害者は、こうした範囲にいる人たちまで含むのだ。人口が過密な地域のアンセキュアなワイヤレスルータ、それは膨大な数の訴訟を引き受けかねないものであろう。

しかし、こうした事実にもかかわらず、弁護士たちは賠償の請求を止めることはない。彼らは回線の契約者のみをターゲットにし続けている。英国の弁護士事務所Davenport Lyons は、疑われたファイル共有ユーザを追跡する主要な存在であり、我々はこのケースに注目を続けている。Davenportは、回線契約者が著作権侵害の責任を有していないかもしれないということを、賠償請求書の中で認めつつも、いずれにしてもそうした人々を脅し続けることをやめようとはしない。では、回線契約者が自らが侵害行為に加担していないにもかかわらず、侵害行為で訴えられているのだとすれば、いったいどのようなことになるのだろうか?

最近、我々はフランクフルト地方裁判所にて、侵害が無線ネットワーク内にて起こったとしたら、その責任はネットワークの所有者ではなく、その侵害者にあるという判決が下されたことを報じた。当然、Davenport Lyonsにとって、これは非常に由々しき事態である。彼らはこれまで1年以上にわたって、ドイツの法律は英国においても同様であり、そこでは無線ネットワークのオーナーはネットワーク上で行われる活動に責任があるとされている、と主張してきた。

現在、著名な法律事務所Pinsent Masons(Out-Law.comを運営しているのもここ)のテクノロジー弁護士Struan Robertsonは、回線契約者がその侵害について責任がないことが明白であれば、英国の裁判所も彼らの責任があるとはみなさないだろうと確認している。

「訴えられた人物が侵害に対して責任があるという蓋然性の均衡(balance of probabilities)に関して、アクションを起こした側が裁判所を納得させなければならないのです。つまり、法的に悪いのは、ネットワークをオープンしていることではなく、ファイル共有なのです。」

英国の民事訴訟においては、この「作為(不作為)の蓋然性」というフレーズが非常に重要であり、これは大まかに言うと「提出された証拠に基づいて、被告がその行為を実行したとみなされるか」ということである。ただ、それは(刑事裁判のような)高い水準での証明が必要ではないことに注意が必要である。Robertsonはこのように述べている。「困ったことに、こうしたWi-Fiディフェンスを用いたとしても、原告・被告いずれの側にもコンピュータにかかわる証拠が不在であれば、裁判官はシンプルにあなたが嘘をついているとみなすかもしれません。それこそが、自らのWi-Fiネットワークを世界中にオープンにしていることで、自らの首を絞めることになっている理由なのです。」

Robertsonsのコメントに関して言えば、このワイヤレスディフェンスに際して、他の人がルータにアクセスしてきた証拠(たとえばログに残された複数のMACアドレス)が、被告の側に形勢を逆転させるのに必要不可欠であることがわかる。つまり、常に裁判が起こりうることを想定すること。前もってこの証拠を提出する必要性はないだろうが、裁判においては役立つものであろう。Logistepがスプレッドシートフォーマットでデータを法廷に提出しているように、被告側も証拠の提出に際しては証拠として十分なものとしなければならない。

さらに、TorrentFreakが得た情報によると、Davenportの申し立てに強く反発した人々の中には、同法律事務所が引き下がったケースもあるという。現在、一部ケースにおいて、強い「ワイヤレスディフェンス」に直面した場合、彼らは引き下がっているように思える。これままさにターニングポイントを迎えたといえるだろう。Davenportは回線契約者がその接続において生じたことに対して常に責任があると主張し続けてきた。興味深いことに、我々が見ることのできる文書の中でDavenportは、現在、更なるアクションを取ることはないが、今後、同ユーザのIPアドレスが侵害に関わっていることが確認された場合、アクションが取られる、その訴訟は回線契約者が第三者からのネットワークへのアクセスに対してセキュアではなかったことに対してなされるものだという。再びRobertsonsのコメントに戻ろう。

法的に悪いのは、ネットワークをオープンにしていることではなく、ファイル共有なのです。

話を進めよう。

脆弱な、あるいは嘘の「ワイヤレスディフェンス」を開始することの危険性は、Robinson氏によって以前概説されているが、これは非常に深刻な問題である。しかし、著作権侵害が、回線契約者ではなくそれ以外の人によって行われたということは、さらに別の領域の問題ともなりうる。つまり、それが外部の人間ではなく、家族―たとえば子供たち―によって引き起こされた場合に、である。Out-Lawでは親切にもこの問題に関する英国のポジションを明確にしている。

「スコットランド及び英国の法律は、一般に子供の行為に対して親が責任を問われることはなく、民事訴訟においては子どもといえども成人と同様に扱われます。しかし、ある状況においては、親が子供の行為に対して責任を問われることになります。子供が他者を傷つけた場合、または、親が子供の不法行為を事前に、または事後的に認めた場合に、それが生じるかもしれません。」

少なくとも、Davenportによって訴えられている人の中には、実際にある種の侵害を犯した人もいるということは疑う余地はないだろう。しかし同時に、その中の多くの人が、実際には犯罪に関与していないことを示す証拠も数多く見られている。多くの回線契約者は、他者の行為のために不当に訴えられている。Logistepやその他のような追跡会社は、外部機密のためとして彼らの使用しているソフトウェアを公開することはないだろう。しかし、それでは、単なるシステムエラーによって不調に訴えられている人がどれだけいるのか、ということはわかりようがないだろう。

真実がどうであれ、間違った訴えは1つとして、100%受け入れがたい。

確かにWifiを開放していた人たちは、セキュリティが甘いとは思うけれど、かといってそのネットワーク上で行われた著作権侵害に対して、責任があるとは言い難いようにも思える。個人的には、できるかぎり、そうした人もセキュリティに気を配って、訴訟に巻き込まれないようになってほしいと思うけれどもね。

実際に違法ファイル共有を行った人たちが、こうしたWifiを口実に言い逃れするのだけは、いただけないなぁとは思う。そうした点でも釘をさしているのはよかったなと。

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Comcast、BitTorrentトラフィックへの妨害を停止するよう命じられる

以下の文章は、TorrentFreakの「Comcast Ordered to Stop BitTorrent Traffic Interference」という記事を翻訳したものである。

原典:TorrentFreak
原題:Comcast Ordered to Stop BitTorrent Traffic Interference
著者:Ernesto
日付:July 11, 2008

これまで、ISPは長きにわたってBitTorrentトラフィックを抑え込んできた。しかし、最近になって、これは政治問題へと変貌した。BitTorrentユーザの大規模な勝利のもと、現在、FCCは、同委員会がComcastに対してBitTorrentトラフィックの妨害をやめるよう命じる予定であることをアナウンスした。

1年ほど前、我々はComcastがBitTorrentでのSeedingを積極的に遮断していると、最初に報告した。現在、多数の議論と、Comcastからの偽りの約束の後に、FCCはComcastのBitTorrent妨害は受け入れがたく、同社にそうした行為を停止するよう命じることを決定した。

FCC議長のKevin MartinはAP通信に対して、ComcastのBitTorrent抑制は『恣意的』であり、そのことは同社が連邦通信委員会(FCC)の原則に違反していると述べている。Martinは、Comcastは利用したトラフィックの量とは無関係にBitTrorrentユーザの帯域を抑制しており、また同社はそうしたネットワークマネジメント実行を加入者にきちんと説明してはいない、という。

実際、Max Planck Instituteの最近の調査では、ComcastがFCCや加入者に対して、うその説明を行っていたことが示された。Comcastはこれまで常に、BitTorrentの上りトラフィックがネットワークトラフィックの負荷が高まったときにのみ抑制されるのだと主張してたが、これは嘘であり、この調査によってComcastは四六時中上りトラフィックを抑制していることが判明した。

FCCはComcastに対する適切なアクションをとり、ISPに対してBitTorrentトラフィックへの妨害を停止するよう命じることになるとアナウンスした。Comcastは以前に、同社のネットワークキャパシティに投資し、同社ユーザのトラフィックを減速させることをやめると述べていたものの、これらの発言は全くの嘘の約束であった。

FCCに対して申し立てを起こしていたFree Pressの顧問、Marvin Ammoriはこの結果を喜び、このような反応を示している。「9か月前、Comcastはインターネットにおける自由選択を妨害することで注目を集めた。いたるところで、Comcastはその妨害の事実を否定し、市民に嘘をつき、責任逃れをしてきました。Comcastが法を破っていたのだ、ということは単純明確なことでしょう。」

「現在、FCCは消費者に代わって、行動を起こす用意が出来ているように思えます。これは、法がオープンなインターネットを保護するか否かに関する歴史的な試験であるといえるでしょう。委員会が、Comcastに対して決定的なルールを定めるのであれば、それは組織化された人々の、組織化されたマネーに対する異例の勝利となるでしょう。」とAmmoriは言う。

ただ、本当にISPのキャパシティを超えているという状況なのであれば、Comcastやその他のISPは、彼らが長きにわたって提供してきた、そして今、人々が実際に利用し、契約している使い放題プランの変更を余儀なくされるであろう

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カナダ:音楽産業はBitTorrentサイトに勝利したのか

以下の文章は、TorrentFreakの「No Anti-BitTorrent Precedent Achieved in Canada」という文章を翻訳したものである。

原典:TorrentFreak
原題:No Anti-BitTorrent Precedent Achieved in Canada
著者:enigmax
日付:July 12, 2008

QubecTorrentの閉鎖が、レコード産業にとっての「偉大なる勝利」であることを示唆したコメントに続いて、サイトのオーナーからそれとバランスをとるであろう声明がもたらされた。このサイトに対する小規模な戦いは終わりを告げたが、カナダ国内のBitTorrentサイトに対するより大規模な戦いにおいては、影響を及ぼすとは考えにくい。

昨日、我々は、85,000メンバーを有するQubecTorrentトラッカーが、31のメディア産業組織との法廷闘争の後に閉鎖させられたことを報じた。サイトはケベック上級裁判所から下された永久的禁止命令に従った。また、レコード産業は200,000ドルの損害賠償の訴えを取り下げた。

ケベックの音楽産業組織であるADISQの代表Solange Drouinは、この閉鎖に関してこのように言及している。「私たちは、この最初の訴訟の判決を目にすることを心待ちにしていました。この判決が抑止効果を生むことを期待しています。ただ、それがうまく利かないのであれば、私たちは同様のサイトに対してのアクションにかかわるかもしれません。」

一部の人々は、QubecTorrentの閉鎖が、エンターテイメント産業の大きな法的勝利であるという印象を持っているかもしれない。疑う余地なく、メディア企業たちはサイトが閉鎖されたことを喜んでいるだろうが、裁判がどのような形で終わったのかを考えれば、カナダにおけるTorrentサイトの合法性に対する答えに実際に近づいたとは考えにくい。

結局、QubecTorrentは下手な防衛戦略をとらないという選択した。同サイトの弁護士Sebastien Leblondは、サイトの閉鎖命令を受け入れた理由の1つとして、サイト管理人のDoiditzが、この裁判をアンチTorrent戦略における悪しき判例となるのを避けたかったためであるという。Leblond曰く「適切な装備なく出陣するのではなく、ビッグケースに悪影響を及ぼさない選択をとった。」

National Postへのコメントの中で、オタワ大学の法学教授Michael Geistは、28歳のBrulotteが戦わないことを決断したのは驚くべきことではない、と述べている。「相手が、弁護料と訴訟に数百万ドルをかける用意のある巨大な組織であるという見通しは、強い委縮効果を生むことになります。常に、個々のユーザ、Webサイトは、こうした種類の法的要求に直面し、屈することになるのです。」

それゆえに、エンターテイメントは、このケースの判決が大きな勝利であるということにしたいのだろうが、現実はもっとニュアンスを含んでいる。ここに'Doditz'からのメッセージを掲載しよう。ともすれば、この件に関連して何が起こっているのかを知る手がかりとなるかもしれない。

Statement from Sebastien Brulotte, aka ‘Doditz’, owner of QuebecTorrent

残念なことではありますが、私たちのtorrentサイト、及び私たちの会社、そしてQubecTorrent.com Incの社長としての私自身の対する禁止命令に応ずることを決断しました。

このリリースの機会を利用して、私はサイト開設以来、そして法的手続きの間もずっと、サイトを支援してくれたあなた方に感謝を申し上げます。あなた方なくしては、これまでのすべての冒険は、何の価値も持たなかったでしょう。コミュニティとともに、私たちはアーティストにより安価な流通のオルタナティブプラットフォームを利用させることによって、そして彼らの作品を効果的により広範に認知させることによって、アーティストの可視性を高めるのを手助けしてきました。

またここで、なぜ私が、日頃から相対する意見を述べておきながら、我々の受けた禁止命令に従い、戦いを挑まないのか、ということを説明したいと思います。大きな変化が、「torrent」や「P2P」サイトで、音楽や映画、著作権によって保護された作品の交換や流通に非常に大きな影響を与える原因となった。

裁判を前に、ADISQやADISQに代表されるレコード産業、映画産業に立ち向かい、我々の財産を守るかどうかについての決断を迫られたとき、「Torrent」や「P2P」などのユーザやサイトオペレータが現在、そして現代のテクノロジーを許容していない明らかに時代遅れの法律によって支配されていることを理解しました。私たちは、私たちの政府に、この領域に介入し、今の現実と、そこにいる人々の必要性を反映した法律を制定するよう求めています。それはこの現実が、ディストリビューション企業の利益と必要性をのみカバーするものではないというのは言うまでもありませんし、そしてそれは、必然的に市場に適応していくことでしょう。それは音楽や映画の消費者たちなど、ますます広い範囲をカバーしていくでしょうし、その産業は今日では豊かではなくなっています。議会は、そこに含まれる重要な部分を占める人々、つまり消費者の話を聞かなければなりません。

また、私は今回の判決に対するADISQのコメントに対しても述べておかなければならないでしょう。ADISQのCEOであり広報代表のSolange Drouin女史は以下のようにコメントしている。「これは国内産業の、Torrentサイトに対する最初の大きな勝利です。そして、こうしたダウンロードサイトに対する他の訴訟においても、本件が考慮されることになるでしょう。」

裁判の手続きに入った際、私たちはある弁護士を雇いましたが、健康上の理由から今年3月にやめざるを得なくなりました。その後、5月初め、私たちは法律事務所Fetch Legal Ltdに私たちを代表してもらうよう雇いました。私たちの弁護士はその後、裁判の進展は制限されており、我々は裁判についてstateするための最終期限を法廷に要求すべきであり、それによって我々にとって優位な状況を作り出すことができると行ってきました。ADISQやAPFTQに対処し防衛するためには、専門家の意見が必要でした。審問を前に2か月が残されているのみでした。私たちの弁護士は、審問の放棄の要請を提出するよう勧めてきました。ADISQとAFPTQは、この要請に反対しました。その結果、ADISQやAPFTQからの議論に続いて、法廷は私たちの放棄の要請を棄却し、予定されていた2008年7月より審理を開始するよう命じました。この状況で、財政的に私たちを支援し、「Torrent」と「P2P」サイトを助けたメンバーたちの最大の利益を考えると、私たちは不適切に防御するのではなく、それに乗らないことを選択することにしました。私たちの意図が、同様の性質を持ついかなる訴訟においても、有害な判例となることを回避することにあったのは言うまでもありません。

7月10日付のTristan Peloquinのブログの中でも適切に述べられているように、私たちはこの点で正しい決断をしたと考えています。したがって、ADISQやAPFTQが、この判決が判例となるなどというスタンスでいることは、この紛争における問題についての実質的議論が決して行われなかったことを考えると、驚くべきことだと思います。

最後に、私たちのサイト運営に関して、司法手続きでの申立てにて言われているような、著作権の侵害を可能にすることは、決して私たちの意図するところではありませんでした。もし、裁判においてこの相対するスタンスを評価されることになっていたら、法廷は非常に興味深い判決を下していただろうと確信しています。もちろん、私たちはそのスタンスをとることはできませんでしたが…。

まだ、私たちに出された禁止命令の条件に従うつもりでいます。ただ、それに関する正確で確定したアナウンスは、数日のうちに公表する予定です。

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BitTorrentダウンロード速度を向上させる5(+1)のTips

以下の文章は、TorrentFreakの「Speed Up Your Torrents, Tips from a BitTorrent Developer」という記事を翻訳したものである。

原典:TorrentFreak
原題:Speed Up Your Torrents, Tips from a BitTorrent Developer
著者:Ernesto
日付:July 19, 2008

BitTorrentは疑う余地なく、大容量のファイルを共有するための最良の方法である。それが、いくつかの基本的な原則に従っている限りは、であるが。我々は、BitTorrentダウンロードを高速化させるためのいくつかのTipsとトリックを、ある主要なBitTorrentデベロッパーに伺ってみた。

BitTorrentダウンロードの速度を最適化するための方法はいくつか存在している。最も簡単な方法としては、プライベートトラッカーに加わることである。ただ、それ以外にも方法はある。

その方法として適切であるのか、そうでないのかという議論はこれまで数多く行われてきた。そこで、我々は専門家に、彼の考えを共有してくれるよう依頼することにした。Vuze(以前はAzureusとして知られていた)の開発者でありCTOのOlivier Chalouhiは、快く彼自身のTipsとトリックを我々に教えてくれた。Oliverは、2003年にAzureus Open Sourceプロジェクトを立ち上げ、これまでで最も人気を集めたBitTorrentクライアントの1つを作り続けた人物である。したがって、誰かに知られているようなTorrentクライアントを最大限に利用する方法があるのだとすれば、彼が知らないはずはない。

Torrentクライアントの速度を最適化する、Oliverからのヒントをこちらに記そう。最後のものを除いて、あらゆるBitTorrentクライアントにおいてこのTipsは機能するだろう。

1. Seed.

全ての人が、自らの役割、Seedをしなければ、ダウンロード速度はすべての人にとって最適なものとはならなくなるだろう。プライベートトラッカーサイトは、全ての人のSeedingとダウンロードを等しくすることで、Swarm全体の速度を加速させている恒例といえよう。したがって、Seedingにおいて自らの役割を果たすこと、そうすることを他の人にも勧めることが重要である。

2. Be connectable.

インカミングポートを開放する、もしくは、ルータのUPnP機能を有効にすることで、"firewalled"の状態から脱していることを確認すること。そうしなければ、帯域を活用することはできないだろう。

3. Manage your upload speed.

これはバランスを保つということである。アップロード速度は高すぎても低すぎてもいけない。理想的には、最大回線速度の80%に設定することをお勧めしたい。

TFメモ:この辺、楽したい?なら、この便利な設定カリキュレータを使ってみるといいかも。全てのクライアントで使えるよ。

4. Select the right torrents.

SeedとPeerのバランスのとれたtorrentファイルを選択的にダウンロードすることで、ダウンロード速度はより高速になるだろう。たとえば、Vuzeでは、これをより簡便にするために、検索結果はSeed数、Peer数の順に並べている。

5. Be realistic.

Swarm Averageをチェックすること。もし平均以上であるなら、必要なのは忍耐だけ。ただ、平均以下ということであれば、ここまでに言及してきた他の項目をチェックしてほしい。

6. Get a Friend Boost.

ここで、我々が最近開発したFrend Boost機能を宣伝しないなら、私はVuze開発者失格だろう :)。VuzeクライアントにてFrendsネットワークを作れば、ネットワーク内の他のユーザに優先的にSeedすることができる。つまり、友人の1人があなたの望むtorrentを持っているとすると、そのコンテンツを得るために、友人たちの帯域の一部を直接に利用することができる。ほとんどの場合、これはダウンロード速度を向上させる。

これらのTipsが適用可能かどうかはクライアント毎に異なるだろう。もし、VuzeでこうしたTipsを適用する方法を知りたいのであれば、我々のWikiにてそれをチェックすることができる。

まぁ、単純なものばかりではあるのだけれど、ユーザができることってこれくらいだよね。アクセラレータと呼ばれているものも配布されているけれど、あれって単なるマルウェアだしねぇ。

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Halite:軽量かつ高速なBitTorrentクライアント

以下の文章はTorrentFreakの「Halite, a Fast and Lightweight BitTorrent Client」という記事を翻訳したものである。

原典:TorrentFreak
原題:Halite, a Fast and Lightweight BitTorrent Client
著者:Ernesto
日付:July 21, 2008 

この3年の間、新たに人気を集めるBitTorrentクライアントは登場しなかった。そそして、uTorrent、Azureus、BitCometといった最も人気の高いクライアントは、合せて90%以上の市場シェアを持っている。新規参入クライアントにとって、これらの巨人たちに追い付くというのは不可能に近いと思えるだろう。が、Haliteには、若干のチャンスがあるかもしれない。

現時点では比較的未知なBitTorrentクライアント、Haliteは鉱物―平易な英語表現ではrock salt―から名付けられた。このオープンソースアプリケーションはアイルランド人 Eóin O’Callaghanによって開発された。プロジェクトは2006年に開始され、それ以来、機能の追加や修正が行われてきた。我々はこれまでHaliteの開発を追いかけてきたが、ここ数か月の間に、十分な機能を有しつつも、軽量なBitTorrentクライアントととなった。

Haliteの最大の強みは、使用するシステムリソースが最小であるということ。最新版のHaliteでは、使用メモリはわずか10,000KBであり、これは平均的なuTorrentメモリ使用量の半分程度、VuzeやBitCometト比較するとごくわずかである。

Haliteは、もっとも広範に利用されているBitTorrentクライアントのuTorrentが、BitTorrent Inc.に買収された後に、安定したユーザベースを得て開発を開始した。当時、多くのuTorrentユーザが彼らのお気に入りのクライアントが企業によって失われてしまうのではないかと戦々恐々としており、一部のユーザはそのアプリケーションを捨てたりもした。これらの懸念には何ら根拠がなかったことは明らかになったが、Haliteは確実のuTorrentの競合の1つとなった。

Haliteは、暗号化、選択ダウンロード、torrent作成など平均的なダウンローダーが必要とする機能はすべてサポートしている。これまでのところ、ディスクキャッシング、Seedingの優先設定、Torrentキューイングといった機能はサポートしていないが、これらとその他の機能はToDoリストにあり、将来的には実装される予定である。

Haliteのダウンロード速度は、VuzeやuTorrentのそれに匹敵する。一部の人々は、HaliteがuTorrentよりも劇的に速いと主張しているが、TorrentFreakがテストしてみたところ、そうした結果を再現することはできなかった。最も重要なのは、Torrentクライアントを正しく設定すること、にある。

全体的にみると、最小のシステムリソースで動き、基本的な機能がそろっていればよいという人々にとっては、Haliteは素晴らしいBitTorrentクライアントだと思うわれる。試してみる価値はあるだろう。

Halite screenshots