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ドイツ海賊党、総選挙で議席は逃すも84万票を集める

以下の文章は、P2P Blogの「845,000 votes: Pirate Party celebrates election results」という記事を翻訳したものである。

原典:P2P Blog
原題:845,000 votes: Pirate Party celebrates election results
著者:Janko Roettgers
日付:September 28, 2009
ライセンス:CC by-nc-sa

ドイツ海賊党は、昨日の総選挙で845,904票を獲得した。同国議会の議席を獲得するには足りなかったが、この立派な結果は、同党がドイツ政治における恒久的なプレイヤーとしての地位を確立する一助となるだろう。本日公表された公式の選挙結果によると総投票数のおよそ2%が同党への投票であった。同党はプレスリリースにてこの得票数を祝った。

「 ドイツ海賊党の選挙結果は同情票を越えるものでした。自由を求める若者を中心に数万人の人々を動員したというのは、ドイツでも前例がありません。」

ドイツ海賊党は先日の欧州議会選挙では得票率0.9%に留まったが、それと今回の結果とを比較すると同党への支持をなんと2倍にまで伸ばしている。120万票程度を獲得し同国議会に議席を獲得するという目標は叶わなかったものの、ドイツ国内の政党で6番目に人気があることを示す結果となった。

今回の総選挙で切迫した政情とならなかったことも、海賊党にとって幾分幸いなことだっただろう。ドイツ保守政党CDU/CSUやFDPが安定多数で勝利したことで、緑の党や中道のSPDから票を奪ったドイツのラルフ・ネーダーとして海賊党が批判されることもないだろう。

同党が今後どのように進展していくのか、実に興味深い。同党の支持者たちは、ドイツ緑の党の再現だと指摘している。80年代、緑の党は初めて参加した総選挙でわずか1.5%の得票率であったが、次の選挙では議席を獲得することができた。しかし、ドイツ政治はそれ以降大幅に変化し、小さな政党がますます力をつけてきている。このことは皮肉にも海賊党のチャンスを阻むものともなり得るだろう。投票者たちには既に幅広い選択肢が提示されているのだから。

それでも、海賊党は議会の外で効果的な影響力を発揮できるかもしれない。他の政党が投票者たちを取り戻すために、彼ら自身の政治プログラムをよりパイレーツ・フレンドリーなものにすることで。

84万5千票ってすごいなー。

更に、先日のTorrentFreakの記事によれば、今回の総選挙時点では選挙権を持たない18歳未満の若者120,000名が模擬的な選挙を行なったところ、およそ9%の若者たちが海賊党に投票したのだそうだ。

 

海賊党は極めて限定的な政治課題をのみ掲げている政党なので、そういった点ではマジョリティにはなりえないけれど、他のどの政党も取りこぼしている層からの支持を集めることができる。それがこの若者たちの支持であり、総選挙での84万5千票なのだろう。

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コーリー・ドクトロウ: リリー・アレン問題は偽善ではなく、著作権の混乱が原因

以下の文章は、BoingBoingの「Lily Allen's copyright problem」という記事を翻訳したものである。

原典:BoingBoing
原題:Lily Allen's copyright problem
著者:Cory Doctorow
日付:September 23, 2009
ライセンス:CC by-sa

リリー・アレンが海賊行為への罵倒を繰り広げたことで、コピーファイターたちの間で彼女の悪名は高まっていった。彼らは彼女のウェブサイトや言動を入念にチェックした。その結果、彼女のウェブサイトは、新聞記事のスキャン、ミックステープなど(さらには彼女が投稿した罵倒でさえ、Techdirtの記事を転載したものだった)著作権侵害だらけであることが発覚した。それに対して彼女は全文大文字で反論したが(「I THINK ITS QUITE OVIOUS THAT I WASNT TRYING TO PASS OF THOSE WORDS AS MY OWN , HERE IS A LINK TO THE WEBSIITE I ACQUIRED THE PIECE FROM.(その文章を私自身が書いたもののように見せるつもりがなかったのは明白だとは思いますが、文章を引いてきたウェブサイトのリンクを以下に掲載します。)」)、そうした的外れで自己弁護的な言動は、火に油を注ぐだけだろう。

私もここでアレンに反論し、偽善者呼ばわりしたくもなるが、ここにはもっと重要なストーリーがある。アレンは考えもしなかっただろうが、著作権はミュージシャンであれ、ファンであれ、ブロガーであれ、誰にとっても問題をはらんでいるということ。私的利用目的でのコピー、友人との共有、議論やコメントのためのコピーを許す明確で断定的な権利が欠如していることは(フェアユースのガイドラインが曖昧かつ解釈が難しいのに加えて、フェアユースは重要ではなく、頼ることのできないものだと信じ込ませようとするエンターテイメント産業の厚かましい試みによって更に混乱を招いている)、私達全員を常に著作権侵害の状態に置く。

誰にも理解できず、誰にも守られない法律は、もはや法律ではない。著作権の一部―産業体に作品の商用利用を許諾する権利―は、私やすべてのアーティストにとって非常に重要なものである。しかし、すべてのものを、コピー(今日のすべてのインタラクションそのもの)を含むすべてのインタラクションをカバーするまで著作権を拡大させようとし続ければ、著作権は無意味であるというコンセンサスが広がり続け、私達は著作権の馬鹿げた面と同時に、素晴らしい面まで失ってしまうだろう。

レコードに関しては、私はリリー・アレンのライトなファンであり、彼女の最新CDも購入した。ただそれは、友人が電子メールに添付してくれた彼女の曲を聞いたから。もし、アレンさんが望むなら、彼女の音楽を買うことも聞くことも止めるだろう。私は「海賊行為」を介して彼女の曲と出会ったのだから。

また、これは彼女のブログでの著作権侵害の一例である。彼女は『海賊』たちがどれほど音楽産業に損害を与えているのかを指摘しようとしているのだが、多数の新聞記事をスキャンし投稿することで、露骨に著作権を侵害している。

さらに酷いことに、リリー自身が複数の無許諾ミックステープ(その1その2)を彼女のウェブサイトLilyAllenMusic.comにて提供していることがTechdirtによって明らかにされた。そのうちの1つのトラックリストを見てみると、19曲の楽曲が無断で使用されている。つまり、RIAAは彼女に対し、数百万ドルを求めて訴訟を起こせるというだ。

リリー・アレン、FACら、帯域抑制を最高罰とするスリーストライク・ポリシー支持で一致

以下の文章は、TorrentFreakの「Lily Allen Changes Tune, Now Wants To Throttle Pirates」という記事を翻訳したものである。

原典:TorrentFreak
原題:Lily Allen Changes Tune, Now Wants To Throttle Pirates
著者:enigmax
日付:September 25, 2009
ライセンス:CC by-sa

リリー・アレンは多数のインターネットユーザのみならず、彼女のお仲間であるFeatured Artists Coalition(FAC)のメンバーらとまで摩擦を引き起こした。その後、アレンとFACのメンバーらは共同戦線を張るためにミーティングを開いた。現在、アレンは違憲を180度転換し、海賊たちに対する切断措置はあまりにも厳しすぎるとして、FACの求める回線速度の減速を支持している。

今や閉鎖されたアンチパイラシー・ブログ/キャンペーンによってリリー・アレンが引き起こした激論を目にしなかった読者の方は、まずいないだろう。それは今週、非常にホットな話題であった。

昨日まで、リリーは違法ファイル共有を疑われるユーザに対処するスリーストライク・レジーム(違法ファイル共有を疑われたユーザを最終的にインターネットから切断するという提案)の強硬な支持者の1人であった。そして、彼女は、インターネットの切断があまりに厳しすぎるとしたFeatured Artists Coalition(FAC)との論争を繰り広げた。

昨日、メディアスクラムを恐れて出席しないとしていたにも関わらず、アレンはFAC代表を含む100名ものミュージシャンが参加するミーティングに出席した。このミーティングは前進のための共通見解を模索するためのものであった。

アーティストらは投票を行い、アレンが求めた切断を支持するのではなく、より好ましい選択肢―違法ファイル共有を疑われたユーザであってもインターネット・アクセスの基本的なレベルは維持し、ファイル共有が実質的に利用できなくなる程度に帯域を抑制するーを選択した。

「このミーティングでは、継続的に違法なファイルをダウンロードする人々に対するスリーストライクの罰則を支持する投票が行なわれました。ただそれは、最初に警告文書を、次により強めの警告文書を、そして最後の罰として侵害者の帯域レベルを、実質的にメディアファイルのファイル共有は行えないが基本的な電子メール、ウェブアクセス機能を残す程度に抑制する、というものです。」とアーティストらは言う

リリー・アレンは開設から数日しか経っていないアンチパイラシーブログを閉鎖し、そこでの暴言はブログを続けるにはあまりにも酷すぎたと主張した。彼女が身を引いたにもかかわらず、アーティストらは彼女のアンチパイラシー・キャンペーンに対する支持を表明したいと話した。

「私達は、私達の産業に打撃を与えている真の問題への適切な対応を模索しています。これこそが、ファイル共有ユーザにメッセージを届ける方法だということをレーベルが納得してくれることを望んでいます。」とFACのビリー・ブラッグは言う。

リリー側についた人たちも、Featured Artists Coalitionも、UK Musicも切断よりも抑制を支持しているようで、これはアーティスト側からの総意であるようにも思える。

しかし、我々はインターネットユーザが脅威(たとえ罰則が帯域抑制に引き下げられたとしても)に反対する声を届けられないだろうと予測する一方で、昨日アーティスト側がとったスタンスに対しては、4大レーベルから更に強硬な反対意見が見られることだろう。

ファイル共有ユーザ個人への訴訟という手段を除外することになれば、彼らは、著作権侵害を疑われるユーザに対するISP側の切断措置によってのみ対処を迫られることになる。彼らがこうした妥協案を支持するとは全くあり得そうもないのだが、それもじきに明らかにされるだろう。The Timesによると、今朝、レーベル会社各社はミーティングを開き、マンデルソン卿に提出する草案について話し合うことになっている。

渡りに船、といったところか。FAC側も妥協案というところなのかもしれないが、的外れの論点で二分され続けるよりなら、共通見解を持って訴え続ける方がいい。

今回のFACらの提案は、ネット接続の切断に比べれば、遙かに許容できるものではあるが、スリーストライク・ポリシーがはらむ問題のうち、厳格すぎるという点が緩和されたに過ぎず、調査方法や提出されたクレームの精査方法、ネット接続を共有する人々への影響など、やはり問題は少なくないと考える。

この件については、 Green Sound from Glasogowさんの以下の記事も参照のこと。

FAC vs リリー他 まとめ (追記有り)

The Air Statement

なお、このミーティングで出された声明には以下のアーティストらが賛同している。

Tim Rice-Oxley (Keane)
Jamie Turner
Adriano Buffone (Raygun)
Allan Bradbury
Helienne Lindvall
Tony Crean
Andrew Laidlaw (Luck Soul)
Isard Haasakker
Tony Morrelli (The Fire Escapes)
Jean-Baptiste Pilon (The Fire Escapes)
Mark Headley (The Fire Escapes)
Hal Ritson (The Young Punx)
Billy Bragg
Ben Ward
Karl Harrison
Howard Jones
Tjinder Singh (Cornershop)
Phil Simpson
Atheen
Steve Jones
John Reynolds
Sandie Shaw
David Rowntree (Blur)
Ed O’Brien (Radiohead)
Alan Sharland (The Hoosiers)
Martin Skarendahl (The Hoosiers)
Steven Hogarth (Marillion)
Mark Kelly (Marillion)
Guy Chambers
Patrick Wolf
Sam Duckworth (Get Cape Wear Cape Fly)
Jamie Allen
Toby Sebastian
James Kelly
Beryl Marsden
George Jones
Ross Millard (The Futureheads)
Stax Dempsey
Rona Sentinar
Fran Healy (Travis)
Karl Addy
Nathan Taylor (The Young Punx)
Josh Allegro
Ali Howard (Lucky Soul)
David Arnold
Lucy Pullin (The Fire Escapes)
Annie Lennox
Lily Allen (Not a Member of the FAC)
George Michael 

カナダ海賊党、政党登録を目指し準備を進める

以下の文章は、TorrentFreakの「Pirate Party Canada Set For Federal Approval」という記事を翻訳したものである。

原典:TorrentFreak
原題:Pirate Party Canada Set For Federal Approval
著者:Ernesto
日付:September 23, 2009
ライセンス:CC by-sa

世界中の至る所で、新たな海賊党が産声を上げ、政治課題として著作権、検閲、プライバシー問題を掲げている。カナダ海賊党もそこに加わろうとしている。現在、彼らは連邦からの承認を目指しており、正式に政党として登録されるためには若干名の党員を必要としている。

2009年はこれまで、海賊党ムーブメントにとって素晴らしい年であった。スウェーデン海賊党は7%以上の投票を獲得し、欧州議会の議席を獲得した。また、ドイツ海賊党は数週間前に地方議会の議席を獲得した。

こうした躍進は、他国に住む海賊党支持者たちにも積極的な行動を促す原動力となった。英国海賊党は8月に選挙委員会に正式に承認され、さらに別の国の海賊党もこうした動きを見せている。

カナダ海賊党は現在、正式な政党として登録され、カナダの政治に関与するために、連邦からの承認を得ようとしている。「目標は、少なくとも1議席を獲得すること」と海賊党スポークスマン ジェイク・ダインズはTorrentFreakに語っている。

「できるだけ早く海賊党を正式に連邦選挙管理局に登録し、メインストリーム・メディアからの注目を少しでも集め、カナダ人たちに我々がここにいて、コミュニティを作り上げていることを知らせたいと思っています。」とジェイクは付け加えた。

カナダ海賊党は、とりわけ著作権・特許権改革、ネット中立性、文化の自由に焦点を当てているとジェイクは言う。彼らの目標、ソリューションのより詳細な概要は、同党のウェブサイトにて確認できる。

カナダ海賊党が正式に承認をえるのを手助けしてもよいというカナダの方は、同サイトにある党員申し込みフォームに記入し、送信するといいだろう。現在、海賊党は当局より正式に承認を得るため、さらにもう140人分の党員申請書を紙面で提出しなければならない(なんと古くさい)ので、きっと彼らの助けになるだろう。

カナダ海賊党のウェブサイトを見る限りでは、あと97人の参加を必要としているようだ。この記事が書かれてから40名くらいが申し込んだのかな。

スリーストライク法案、仏議会で承認:反対派は違憲申し立てへ

以下の文章は、TorrentFreakの「French Opposition to Challenge 3 Strikes in Court」という記事を翻訳したものである。

原典:TorrentFreak
原題:French Opposition to Challenge 3 Strikes in Court
著者:enigmax
日付:September 23, 2009
ライセンス:CC by-sa

今年5月、当初のHadopi「スリーストライク」法案は採択されたが、フランス法最高機関によって取り消された。しかし同法案は修正を経て7月に元老院、先週に国民議会を通過した。そして昨日、同法案はついに議会で承認された。しかし、 反対派は即座に違憲し立てを行うと表明した。

当初のHadopi (High Authority for the Dissemination of Creative Works and Protection of Rights on the Internet)アンチ・パイラシー法案は、5月に採択されたものの、フランス最高法機関である憲法院によって無効とされた。

7月8日、同法案は、スリーストライク・レジームの元でのインターネット切断の最終決定権を裁判官に委ねるという修正を加えることで元老院を通過した。

そして先週、フランス国民議会議員たちは、この妥協案への投票を行なった。国民議会は、賛成285票、反対225票で同法案を通過させた。この採択により、同法案の承認を得るために上院に送られることとなった。

そして昨日、フランス大統領ニコラス・サルコジ、ミュージシャンでもあるファースト・レディ カーラ・ブルーニらの強力な支持を受けた同法案は、両院立法委員会にて賛成258票、反対131票で通過した。

この法案の下では、オンラインで3度の著作権侵害を警告された個人は、そのまま裁判官に報告されるという枠組みに組み込まれる。裁判官は審理を経て、個人をインターネットから切断したり、罰金その他のさまざまな罰を科す権限を有する。

国境なき記者団は同法案について批判的に言及しており、「切断命令が下される際、容疑者が違法ダウンロードの詳細について知らされないことに驚かされる。これは、1881年に報道の自由法が施行される以前の検閲手法を思い起こさせる。当時、検閲官は違反者に検閲された理由を通知する義務はなかった。」という。

現在、同法案が成立するためにはニコラス・サルコジの署名が必要であるが、ここでも異議をぶつけられることになるだろう。

同法案反対派の社会党は、修正前の同法案に違憲申し立てを行なっていたが、今回も再度申し立てを行なうことを即座に公表した。

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