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ノルウェー:映画制作者、BitTorrentでのリークにひとこと

BitTorrent上に自らの作品をリークされたノルウェーの映画制作者がインタビューの中で、そのことについて語っているよ、というお話。以下に訳すTorrentFreakの記事タイトルでは、"it is OK"とあるのだけれど、個人的にはそこまで好意的な感じもしないので、こちらのタイトルは控えめにしてみた。私がこの話を読んで思ったのは、ここで発言している人たちは、まぁ現実としてそういうことが当たり前になっているんだから、それが自分の身に降りかかってこないってのは無理な考えだよね、それでもわざわざ手間をかけてまでやってくれてるんだから、それなりに評価されているってことだろう、その点ではまぁいいんじゃないですか、ただ、映画館で見たほうがよっぽどいいですけどね、という感じのスタンスなんじゃないかなぁと思う。

原典:TorrentFreak
原題:Movie Director Says it is OK to Pirate His Movie
著者:Ernesto
日付:April 03, 2008

先週末、ノルウェー映画“Lange Flate Ballar II”が複数のBitTorrentサイトにリークされた。しかし驚くべきことに、この映画の制作者は、リークした人物に対して悪意を持ってはいないようだ。むしろ、彼は誰かが映画館で何とか録画してくれようとしてくれたことを光栄だと考えているようだ。

ノルウェーの映画館で高い成功を収めている映画が、先週日曜の朝、ノルウェー最大のBitTorrentサイトに投稿された。その映画はノルウェーの最も著名な映画監督Harald Zwartの映画で、リークから数時間もしないうちに、数百人の人々がそれをダウンロードした。

しかし、大部分の人の予想に反して、彼はNettavisen.noに対して、彼の映画をオンラインで共有する人々に対しては悪意を感じていないとして「私は、一部の人たちが映画をオンラインに投稿しようとすることは、本当にすばらしいことだと思います。それは人々が興味を持ってくれている、ということを示しているのですから。」と監督は答え、プロデューサーのEpsten Hornもそれを支持する。

「今日のIT社会で、これが起こらないと思っているのであれば、ウブもいいところでしょう。私たちはこれを作品に対する賛辞であると捉えています。結局、何が起こったかといえば、誰かが映画館にカメラをこっそり持ち込んで、映画全編を録画した、それだけのことです。」

Zwartは、彼の映画をオンラインで共有することに対しては気にかけるわけではないようだが、その録画されたものの品質については否定的なコメントを残している。「映画はどこかのローカルな映画館でビデオカメラで撮影されたものです。それは画質が悪い、でも、映画館で見る映画は非常に画質がよいですよ。」

映画の監督であるEpsten Hornは、他に利用可能な選択肢でもない限りは、海賊行為は回避できるものではない、と考えているようだ。Hornはある種の海賊行為は「残念だ」と述べているが、しかしそれを追い詰めるのではなく、「海賊たちに打ち勝つ」方が望ましいと考えている。たとえば、劇場でのプレミアが終わり次第、オンラインでの販売を開始するといった方法で。

「ほとんどの人は、音楽や映画を簡単にコピーすることができる十分な機材を持っているんですよ。今は、こういった人たちともうまくやっていく時代なんでしょう。こうしたコピーを見た人たちが、品質が悪いな、やっぱり映画館で見ようと思ってくれるといいなとおもってますよ。」

実際、海賊行為を促進する1つの理由としては選択肢の欠如がある。しばしば、選択肢を制限することが影響を及ぼす。

冒頭部分で述べたように、個人的にはこれらの発言は、現状をとらえた上での発言であって、彼らがそれを望ましいと思っているかどうか、という部分では違うだろうなぁと思える。ただ、その上で、どうすればよいか、どうなってほしいのか、という点で、ユーザと戦うのではなく、もっとユーザに受け入れられる方向に、という視点を持っている、というのは喜ばしいところだ。

ただ、そうしたクリエイターたちの歩み寄りがあったとき、チーム海賊はそれを受け入れるのだろうか、という疑問もある。もし、Ernestoのいうように、選択肢の欠如がユーザを海賊行為に駆り立てているのであれば、コンテンツプロバイダ側がより多くの、より柔軟な選択肢を提供してきたとき、それを受容してくれるはず・・・。ただ、実際そうなるだろうか、という疑問もある。

それでも、Trent Reznorのようにある種の利便性ゆえにファイル共有ネットワークに有益性を見出し、そのために利用している、という人もいるわけで、そうした人々を変えることはできるのかもしれない。

以前であれば、こうした不満を持つ人々にこたえるサービスはほとんどなかったものの、現在、その不満とされてきた部分が徐々にではあるが、解消されつつあるようにも思える。たとえば、先日、Appleが発表した、iTSでのビデオコンテンツ配信をDVDリリースと同時に、という話題などを見ても、本当に徐々にではあるけれど、前進している。もちろん価格が高い(新作14.99ドル)ということもあるが、DVD発売から1ヶ月後にはレンタルサービスも利用可能であり(新作3.99ドル)、利用者の選択の幅が広がっているといえる。

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