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IFPIがお勧めする『合法音楽配信サイト』がひどい件

IFPIが、子供たち、親、教育関係者を対象に、違法な音楽ダウンロードの危険性を訴え、合法的な音楽ダウンロードを推奨する世界規模のキャンペーン開始している。その中で、合法的な選択肢を選ぶためにpro-music.orgにリストされた合法的に音楽を配信しているサイトを参照にしてほしい、と訴えている。ただ、そのpro-music.orgのリストの中には、すでに存在していない音楽配信サービスや詐欺サイト、そして違法なファイル共有をお勧めするかのようなサイトまで含まれていることが指摘されているよ、というお話。おそらくは、リンクが張られてから、サービスを停止したり、ドメインが他の業者の手に渡ったり、ということなんだろう。

原典:TorrentFreak
原題:IFPI Advises Kids to Use LimeWire and Kazaa
著者:Earnesto
日付:May 11, 2008

IFPIは最近、チャリティ団体Childnetと共同で、ファイル共有の危険性を子どもたち、両親、先生に啓蒙するためのキャンペーンを開始した。皮肉なことに、彼らが提案する合法的な選択肢は、LimeWire、Kazaa、そしてハードコアポルノを販売するサイトを示しているようにも思えるのだが。

キャンペーンのリーフレット(pdf)は、21ヶ国の学校、大学、図書館、レコード店、教育向けポータル/ウェブサイトにて配布される。このリーフレットは、子供やその親にファイル共有の危険性について、そして子供たちがオンライン上で安全でいるために、pro-music.orgにリストされている合法的なオンライン音楽サイトを利用するようアドバイスしている。

2,3週ほど前、IFPIはこの新たなキャンペーンを誇らしげにアナウンスした。曰く「数百万人もの人々がデジタル音楽にアクセスするための新たな手段の爆発的増大によって利用を高めているが、合法的なサイトを見つけること、著作権の基本的な部分、デジタル音楽のジャーゴンの誘惑に打ち勝つ方法についての認識が欠如しているます。それゆえにこのキャンペーンが必要なのです。」

IFPIは常に子供たちの安全性を気にかけており、彼らはpro-music.orgにて、「安全」に利用できるダウンロードストアのリストの提供を続けている。当然のことながら、私はそれら合法的なストアとはどんなものかと興味を持った。そこで私はオランダ出身であるので、オランダの合法的ストアを調べてみることにした。すると、これはなかなか面白い実験であったとわかった。

驚くべきことに、このリストの最初の4つのサイトは、どれも既になくなっているか、サービスを停止しているか、音楽を販売していないWebサイトにリダイレクトされていた。さらにひどいことに、1番目にリストされているcommodore.nlでは、ファイル共有ソフトを販売する詐欺サイトの広告が掲載されていた。

5番目のリンクを辿ったとき、ようやくダンスチューンを扱う音楽ストアのようなところにたどり着いた。しかし、Radioheadの最新アルバムを検索してみても引っかからない。どうもサイトは、わずかなMP3をそろえるのみで、私の好みのものは見つからなかった。

旅は続く、6番目のサイトdownload.nlで、ようやくお気に入りの音楽を見つけることができた。しかし、私が見つけた楽曲は販売されていないようだ。その代り、私はLimeWire、Shareaza、Kazaa Liteをダウンロードするよう勧められた。これは本当に混乱を招くようなものである。結局のところ、IFPIは子供たちにファイル共有ソフトウェアを使用してほしい、ということんだろうか。

さて、私の合法的な音楽を巡る実験をまとめると…IFPIがお勧めするさいしょの6つのサイトを訪問してみたところ、最初の4つは音楽を売っておらず、5つめのはほんの僅かなカタログしない、そして6つめのWebサイトはLimeWireかKazaaをインストールするようお勧めしてきた。さらに下方のリストをたどっていくと、子どもたちはハードコアなポルノビデオを販売するサイトに直面するだろう。

Infromation Society and MediaのEU CommisionerのViviane Redingは、この新たなキャンペーンについてこう述べている。

「若い人たちがインターネット上で音楽を楽しみつつ、安全かつ合法的でいること、それを保つための親、先生への実践的なアドバイスとして、この新たなガイドは非常に素晴らしい第一歩となるでしょう。」

さて、おそらく彼女は自分で試すということをしなかったんだろうね。

IFPIがお勧めする音楽『ストア』のスクリーンショット

ちなみに、この記事が書かれた時点ではこうしたおかしなサイトへのリンクが張られていたものの、現在では修正され(5番目とされたDance Tunesが一番最初にリストされている)、現時点で合法的な音楽配信サービスを提供していないサイトへのリンクは削除されている(この記事が書かれた直後に確認したが、実際にこの記事に書かれたようなサイトへのリンクが存在していた)。TorrentFreakにおかげなんだろうなぁというのは何とも皮肉なものだ。

まぁ、ほとんどが最後の皮肉を言いたいがための揚げ足取り的な指摘かもしれないが、それでもこうしたキャンペーンを張る以上、確認すべきことだったんじゃないかなと思える。それでもこうした指摘があったおかげで修正できたんだから、結果的にはよかったんじゃないかなと。

それはそうと、このpro-music.orgにてリストされている各国ごとの合法的な音楽サイトを見ていて思ったんだけど、たくさんの音楽配信サービスが存在する国がある一方で(意外にもサービスの数という点では、リストを見る限りでは日本もかなり多いほうに含まれている)、ほとんど存在しない国もある。

そんな状況で際立つのが、eMusicがカバーしている国の多さ。カバー率というだけではないのだろうが、eMusicが世界第2位の音楽配信サイトである所以は、そうした部分もあるのではないだろうか。みんながみんな、それに簡単に追随できるほどに簡単な話ではないけどね。

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