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MediaDefender、合法ビデオネットワークRevision3を攻撃、停止状態に追い込む

合法的にビデオコンテンツを提供しているインターネットテレビネットワークのRevision3が、DoS攻撃を受け停止状態に陥った。現在では復旧しているものの、その攻撃の背後にいたのはP2P界隈では悪名高い存在であるMediaDefenderであったよ、というお話。MediaDefenderはこれまで、BitTorrentを含むP2PネットワークへのフェイクファイルによるFoold攻撃、電子メール/機密情報の漏えいといった問題を引き起こしており、今回の一件はそうした最悪の失敗の歴史に更なるページを追加することになりそうだ。

原典:TorrentFreak
原題:Revision3 Sends FBI after MediaDefender
著者:Ernesto
日付:May 29, 2008

人気のインターネットテレビネットワークRevision3は、猛烈なDDoS攻撃に苦しめられた。そのDDoS攻撃は悪名高きアンチパイラシー企業MediaDefenderによって開始されたものであった。MediaDefenderは、The Pirate Bayのトラッカーをターゲットとしたのち、Revision3にもフェイクtorrentを流布させることを良しと考えたようだ。

Revision3のCEO Jim Louderbackは、今週末同社のネットワーク全体を停止させた攻撃の源がMediaDefenderであることを知ったとき、さぞかし驚いたことだろう。彼は、MediaDefenderが複数のBitTorrentサイトに掲載するためのフェイクtorrentをアップロードするためにRevision3のBitTorrentトラッカーを使用していたことを知った。

長文となった彼のブログポストに中で、Louderbackは何が起こったのかについて説明している。「MediaDefenderは、彼ら自身の目的のために、Revision3のサーバを悪用した。これについて、我々は事前にいかなる説明も受けてはいない。我々が彼らのバックドアアクセスを遮断すると、MediaDefenderのサーバはそれを異常と検出して、攻撃モードに切り替わったのだ。まるで、短気なこどもが、ずるをして得たオレオを取り上げられたことで、ものすごい癇癪を起こすようなものだ。」

MediaDefenderの攻撃は有効に働き、今週末、Revision3のBitTorrentトラッカーを停止させるに至った。それによって、人々は細心のエピソードを楽しむことはできなかった。

それだけではない。SYNパケットのfloodは、Revison3のWebサーバ、emailにまで及んだ。この種の攻撃は米国の法律に基づけば違法である。そして、Revision3が今回の件で裁判に臨むとすれば、MediaDefenderが訴えられるのは2度目となる。

ほんの2,3か月前、まったく同様の行為によって、The Pirate BayはMediaDefenderを雇ったメディア企業を訴えた。The Pirate Bay創設メンバーのPerter Sundeはそのとき、こう語っている。「彼らの海賊コミュニティを不道徳なものだといって訴えていますが、それに対して彼らは違法な行為を行っています。確かに彼らと戦うことは困難なものかもし れませんが、しかしそれは法が彼らを許しているということを意味しているわけではないのです。だからこそ、我々は声を上げる必要があるのです。」

Louderbackは、彼らのネットワークへの攻撃が意図的であったかどうかは不明だが、FBIがこの件に関与することを示唆している。「そこに悪意があったのか?意図的だったのか?不注意であったのか?からかい半分だったのか?私にはわからない。しかし、私が知っていることでいえば、本件に関してFBIが捜査に乗り出したということ。これは、壊れたおもちゃや無くなったクッキーのことで喚き散らす幼児とは比べ物にならないくらい深刻なものである。」

さて、今回の一件はMediaDefenderの壮大な失敗の歴史にさらに新たなものを追加するだろう。もしかすれば、同社をノックアウトする最後の一撃となるかもしれない。みなさんはおそらく、MediaDefenderの電子メールや機密情報のリークの一件を覚えているだろう。同社はその件で、数十万ドルのコストを要し、破産寸前にまで至っていた。

その時のMediaDefender CEO、Randy Saafの発言を引用しよう。「こいつは本当にファックだ。」

UPDATE:皮肉なことに、Revision3はこの報道が引き起こしたトラフィックによってふたたびダウンした。

Revision3は人気ビデオポッドキャストなどを配信する、インターネットテレビネットワークである。通常のBitTorrentサイトと確実に一線を画すのは、Revision3が単にディストリビューションのためだけにBitTorrentプロトコルを採用しているという点だろう。同サイトが提供するコンテンツは、同サイトが許諾を得た上で掲載しているものであり、あからさまに違法な要素は考えられないし、そのような状況は見え透いた言い訳というものでもない(当ブログでも以前に『BitTorrentで合法的にコンテンツをダウンロードできる10のサイト』というエントリで紹介させてもらった)。まったくもって合法的な、望ましいBitTorrentの利用をしているはずのサイトが、サーバを不正に利用され、それを遮断するや攻撃されるという事態に至ったと。

もちろん、このような攻撃が自動的なものであるということは考えうるものであるが、サービスのオーナーがバックドアアクセスと指摘するような手法で利用していたのだから、いずれにしても批判されるべきたぐいのものであろう。

もしこれが、海賊対アンチパイラシー団体という構図であれば、さすがにまずいよね、とは思うものの、同じ穴の狢、蛇の道は蛇、毒を食らわば皿まで、といった血で血を洗ういたちごっこの一環として捉えられようものだが、Revision3のようなサイトをも利用し、巻き込むような事態に至っては、そこまでまったりと眺められるものではない。

まぁ、BitTorrentサイトやその他P2Pネットワークに対するFlood攻撃も、やはりなんだなぁと思うところもあるし、その後の電子メール、機密情報の漏えい、そして今回のRevision3に対するDoS攻撃と立て続けに問題となる行動を起こしている以上、もはやこうした企業はなくなってしまった方がよいなぁと思える。アンチパイラシー企業は他にもあるわけだし、レコード産業の方々もそろそろ考えなおしてはどうだろうか、と思ってしまう。

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