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大手音楽BitTorrentサイトOiNK元ユーザ、英国警察に逮捕される

以下の文章は、TorrentFreakに掲載された『OiNK Investigation: Police Start Making Arrests』という記事を翻訳したものである。

原典:TorrentFreak
原題:OiNK Investigation: Police Start Making Arrests
著者:enigmax
日付:May 30, 2008

以前、英国警察はOiNKの元ユーザに対する捜査を行うという話があったが、それが実際に起こったという情報がTorrentFreakに寄せられた。先週、捜査官は少なくとも1人のユーザを、ある1枚のアルバムをSeedしたとして逮捕した。また、別の個人に対する逮捕、取り調べなどが行われるともみられている。

2007年、OiNKトラッカーが閉鎖に追い込まれたとき、同サイトのホームページにある文章が掲載された。それは-英国においては珍しくー、アンチパイラシー団体による民事訴訟の脅しではなく、警察によるファイル共有事件の捜査が行われるというものであった。しかし、OiNKが閉鎖されて以降、これまで数か月がたったものの、誰一人として-OiNK管理人のAlan Ellisを含めても-何らかの罪で告発されるということはなかった。

P2Pネットワーク上での音楽共有、おそらくこれは民事の話になるのだろうが、本当にOiNKユーザは警察のターゲットとなりうるのだろうか?そうであれば、どうして?

まずはじめに、音楽産業がかかる複数の部隊は、日常的にOiNKを利用する人々-そこにはTrent Reznorのような人も含まれる-を産業を破壊に導く常習犯であるとするような共同戦線を張っていた。その際、BPIのCEOのGeoff Taylorは、OiNKを「閉鎖的な犯罪ネットワーク」と呼んだが、残念なことにこの種のコメントが、この件に関するニュース記事において一般的なトーンとなってしまった。

しかし実際のところは、OiNK自身が音楽を提供しているわけではなく、非公式のバーチャル集団の場であったにすぎない。そしてそこでは、限定された数の人々が料金、費用を必要とせずに音楽を聴いていたわけで、変則的なところもあるだろうが、現代の海賊版ラジオといったところだったろう。人々が他の人と共有するための音楽を持っていて、それを結構なことだと感じているのであれば、彼らは共有が可能であり、それをインデックスすることができた(インデックス、それがまさにOiNKがなしたことの全てである)。そして、すべての人がそれを聞くことができ、そうした人々が自分同様にその曲を気に入ってくれるかどうかを見ることができた。

よりによって、それはまったくもってお金の問題ではなかったし、ほとんどのメンバーが音楽を共有したことで、警察からドアをノックされるなどということは想像だにしていなかっただろう。彼らにとっては、YouTubeを利用することと然したる違いを見出してはいなかったのだから。しかし、ノックはなされた。

先週、クリーブランド警察はチェシャー地区のOiNKユーザを逮捕した。彼は取り調べを受け、その後、保釈された。その個人-以前に警察沙汰を起こしたことも前科もない-は、1枚のアルバムを2007年初めごろにアップロードしたとされている。

さらに情報によると、警察が捜査の過程で、さらに多くのユーザを逮捕・尋問するだろうということが示唆されている。ただ、現時点では、誰が、どういった理由でターゲットにされるのかは不明である。ただ、アルバムを1度くらいアップロードしたくらいではターゲットにならないと思われる。特に英国の法律を考えても、そのアルバムが(リリース後のものとは違って)リリース以前のものであったとされていることは、ほとんど重要なことではない。

これまでのケースから考えると、アップロード(共有すること)は、民事訴訟が可能な違法行為であるだろう。英国弁護士のDavenport Lyonsは、嬉々としてクライアントのゲームをアップロードしたユーザに請求書を送付しているが、警察はそれらのケースに関心をしめしてはいない。しかし、ほとんどの人がこれらのことを完全に理解できていなそうだという理由から、警察がこれらのケースに関与し、当該の個人を逮捕するためにその個人の職場に捜査官を送っている。2,3分の曲を共有した、として。

議論においてもう1つの問題となっているのが、サイトログの有効性である。統計情報は何らかの形で常に操作されているし、そのデータはユーザのTorrentクライアントが正確なデータを送信していることを前提としている。いずれにしても、違法であることを証明するためには、Swarm内でアップローダから直接データを受け取ることによって、データの転送を追跡しなければならない。これは当たり前のことであり、サイトログを必要とするものではなく、そして、重要なこととして、それはアップロードされたときでなければならなかった。更なるアクションにそのような大きな遅れが生じている理由は不明である。

昨年、英国における著作権施行の扱われ方に不可解なシフトが生じた。出し抜けにOiNKや人気のTV-Linksといったサイトが刑事的措置によって閉鎖に追い込まれている。これは通常民事訴訟において扱われるものであり、著名な法律専門家たちはその法的根拠に関して関心をしめしている。

1枚のアルバムをアップロードすることは、世界のほとんどで悪質な犯罪とされてはいない。実際、英国の法律制度が一夜にして変わったのではなければ、ユーザが商業的利益を得たわけではないことから、まったくもって犯罪とはならない。では、この捜査はどのような方法をとっているのだろうか?一見して小さな民事上の問題であるにもかかわらず、この個人を逮捕し、その他のユーザを捜査する重要性とは何なのだろうか?そして、そうするまでになぜこれほどまでに時間がかかったのだろうか?

いつものことではあるが、よくわからないことが多い。逮捕は始まった、しかしそれがどのくらいの数の人々になるかは不明である。我々は、少なくとも1つの逮捕に関わった警察部門に連絡をした。しかし、彼らは我々の質問には応じなかった。もし、なんらかの情報をお持ちであれば、TorrentFreakまで連絡をよこしてほしい。今週末に、この逮捕の件についてのアップデート行うつもりなので。

続報は次のエントリにて。

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