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BitTorrentは危険だと喧伝するファイル共有サービスRhever、でも実際は…

以下の文章は、TorrentFreakに掲載された『Be Afraid of BitTorrent, Very, Very Afraid』という記事を翻訳したものである。

原典:TorrentFreak
原題:Be Afraid of BitTorrent, Very, Very Afraid
著者:enigmax
日付:June 06, 2008

Rheverという新たなファイル共有サービスが、ユーザを獲得するために面白い戦術を用いている。それはBitTorrentやLimeWireのユーザを怖がらせ、そのサービスに乗り換えさせようとしているかのように見える。彼らのプロモーションビデオはなかなかに面白い。それは認めるところである。しかし、それでtorrentsを捨てて、それに乗り換えようと思うだろうか?全くそうは思えないのだが。

まぁ、冗談もほどほどに、というところだろうか。Rheverbネットワークには2,000万を超えるファイル、300TBのダウンロード可能なコンテンツがあり、1日にさらに2TBもの情報が増加し続けているという時に、誰がBitTorrentなどを必要とするだろうか。また、Rheverはすぐれた(Mac vs. Windowsを彷彿とさせる)プロモーションビデオ(以下で見ていくことになる)にて、LimeWire、Kazaa、そしてBram Cohenすらからかっている。まぁ、それでも良くて五分五分ってところ。

低速なダウンロードも、ファイルを探し出す際のウィルスやアドウェア/スパイウェアももうさようならです。Rheverアプリケーションは、皆さんが捜しているものを見つけるためのシンプルな検索エンジンを搭載しており、.torrentファイルを探すためにWebサイトをあっちいったりこっちいったりという必要はありません。

Rheverには申し訳ないが、彼らのブランドがインターネット「バズ(Buzz)」になってはいないし、人々がそれを試している、というわけでもない。一見すると素晴らしい製品に見えるがゆえに、逆に怪しくすら思える。検索をかけたとしても、見つかる情報の95%はプレスリリースであるし、それを見ても、彼らの新たなサービスに関して、人々を懐疑的にするだけであるようにも思える。

彼らは、恐怖、不確実性、疑いを生み出そうと、何度も何度もTorrentSpyの閉鎖を引き合いに出す。それが彼らの新たなビジネスのためになると信じているのだろう。

ローンチ」プレスリリースこそ、こうした大げさな恐怖戦略を非空けているが、それでもおかしく、紛らわしい声明が散見される。Rheverスパムは、たくさんのフォーラムに投稿され(例えばこれ)、またBitTorrentサイトの終焉を宣告する('Rhevert'とタグつけられた)「興味深い」記事やブログエントリがあったりもする。Diggですら、同社によってDiggされたRheverスパムから免れることはない。

さらに、Rheverは、他のP2Pネットワークが危険であるということを『証明する』ために、まったくもって疑わしい音楽産業統計を持ち出し、IFPIを『信頼できる業界アナリスト』だとしている。

まぁ、恐怖路線でうまくいかないとしても、コメディ路線でいけば、少しは利用者の獲得もできるかもしれない。Rheverは、既存のファイル共有ネットワークについて、Rheverの利点を紹介するいくつかの(全く馬鹿げた)プロモーションアニメを作っている。では、以下の「Rhever vs. LimeWire」というビデオを見てみよう。そこで言われていることには、Rheverは不可能を可能にした、つまり、ネットワーク上から完全にウィルスを根絶したんだとか。彼らの言葉で:

(Rheverの)60,000台のサーバはそれぞれ管理チームによって運用されている。彼らは危険なファイル―たとえばウィルスやフェイクアップロード、その他のネガティブなもの―がないかサーバを監視し、見つかり次第削除している。

LimeWire vs Rhever

このビデオの中で、Rheverネットワークの秘密が明らかになることだろう。

BitTorrent vs Rhever

さて、Rheverは古き良きUsenetにアクセスを売っているようで、同サービスの加入者にコンテンツが欲しければ、NBZファイルを使用するようアドバイスし、それを得るために同社が運営する(現在は停止している)NZB.netを利用するよう推奨する。

Rheverの戦略が、人々が現在利用しているファイル共有メソッドの非合法性に訴えかけるものだということを考えると、彼ら自身の法的なポジションについては、全くもって無神経である。米国のNZBサイトはすぐに閉鎖されるようなものでしかないし、Usenetがいっぱいのパッケージを提供することに関しては、非常に勇猛であるといえる。

最後に、

KaZaA vs Rhever

RheverはKazaaにバンドルされてたアドウェアを利用したがっているようである。WHOISしてみると、なかなかに面白いことが分かった。

Rhever.comNBZ.netはどちらも、JMH Mediaという企業によって所有されている。現在、JHM MediaはMySpaceBar.comドメインの所有者であり、それはScam.MySpaceBarマルウェアと関連していた。当然のことであるが、McAfeeも反応する

私はまったくもってこのRheverを試そうという気にはならないのだが、それでもあれだ、「やらねば得られず」だ!ということで登録してみたのだが、残念なことに何を入力してもエラーを吐く。そしてこの点についてのRheverフォーラム上での発言はこれだけ

価格についての言及がない。契約情報がない。規約、条件がない。企業情報がない。プライバシー条項がない。連絡先がない。住所の記載がない。

しかしそこに唯一あるのは、Rheverクライアント、それも「setup.exe」と呼ばれるものへのリンク…。

で、Rheverの恐怖喚起マーケティングは私に効果があったのかって?BitTorrentを手放すにいたるほどに恐怖を覚えるわけもなく。それよりむしろ、不確実性は、中に何が入ってるか分かりもしない「setup.exe」などインストールしたくはないという点でRheverにこそある。これは私がLimeWire/KaZaAユーザ時代に培った直観だ。私には、Rheverの戦略はただただ逆効果でしかないと思える。

さて、さらにThe Holy Grailを探すために2時間ほど費やしたが、同名映画に出てくるフランス兵の気持ちを理解するに至っただけであったと。まぁ、既にそれはわかってたことなんだが。

我々が本当に必要としているのは、適切な『BitTorrent vs. Rhever』のビデオを制作する優秀なアニメーターなのかも…。

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