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ドイツ:ファイル共有訴訟で用いられている調査手法は憲法違反との判決

以下の文章は、P2P Blogに掲載された『German court: P2P lawsuits are unconstitutional』という記事を翻訳したものである。

原典:P2P Blog
原題:German court: P2P lawsuits are unconstitutional
著者:Janko Roettgers
日付:June 12, 2008

ドイツ法廷は、国内で起こされている膨大な数のファイル共有訴訟において用いられている証拠が、憲法に反するやり方で得られたものであると判断した。heise.deによれば、フランケンタール地方裁判所は、ファイル共有ネットワーク上でテレビゲームを共有したとされる被告の裁判を棄却した。

スイスのアンチパイラシー企業Logistepによって得られた被告のIPアドレスは、ライツホルダーに提供され、訴訟はそれを元に起こされていた。ライツホルダーを代表する法律事務所は、刑事告発を行うためにそのIPアドレスを利用する。捜査官はドイツのメジャーなISPに被告の個人情報の提出を要請し、それをライツホルダーと共有する。その後、ライツホルダーは当該の被告に対して、別の民事訴訟を始める。―これに対する批判もあるが、こうした実行はドイツでは一般的に行われており、膨大な数の訴訟が起こされるに至っている。そしてそれは、捜査官をひどく煩わせるものでもあった。

現在、法廷はファイル共有が深刻な刑事犯とはみなせないため、ISPが被告の個人情報を提出することは許されないと判断した。被告の氏名、住所を提供することは、憲法で約束されているプライバシーの権利を侵害するものであるとした。ドイツには慣習法が存在しないため、この判決が直ちに現在係属中の他の裁判に影響を及ぼすということはないだろう。しかし、他の被告たちがこの判決に後押しされる形で、いちかばちか同様の主張を行ってみるということはあり得る話である。遅かれ早かれ、ドイツ最高裁判所にて、こうした判決を目にすることになるだろう。

GermanP2Panti-piracy

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