2008.06.15 Sun
カナダ政府、カナダ版DMCAの詳細を明らかに
以下の文章は、TorrentFreakに掲載された『Canada Proposes Draconian Anti-Piracy Law』という記事を翻訳したものである。
原典:TorrentFreak
原題:Canada Proposes Draconian Anti-Piracy Law
著者:Ben Jones
日付:June 12, 2008
カナダ版DMCAと揶揄される法案は、その影響を受けるであろう人々の多くにとってそれほど知られてはこなかった。この法案に反対するMichael Geistによって運営されているFacebookグループには、40,000以上の人々が参加している。オタワ大学の法学教授であるGeistは、これまで長きにわたってこれらの法律に反対する立場をとり、戦いを続けてきた。法案の延期に関して、彼は「政府は、次国会において第二読会を計画している。これは事実上、(変更に対してより許容的な)第一読会後の委員会への付託を実質、排除するものである」と記している。
法案は様々な点で議論を起こしている。確かに、法案の支持者たちは、タイムシフト、フォーマットシフト、「プライベートコピー」を可能にすること(たとえば、CDをMP3プレイヤーに転送する)に対して、容認する方向でいるだろう。しかし、同法案は、ある種の技術的予防措置が付与されている場合、それを回避することは刑事罰が課されることになる。つまり、テレビ番組のアンチコピーフラグ、音楽のDRM、CDのrootkit、これらのものはいかなるフェアユースの目的であっても、訴訟と重い罰金の対象となりうることを意味している。
おそらく、さらに重要なこととして、アップローダー(そして、BitTorrentなどを利用する場合には、ダウンローダーも含まれるだろう)に対しても責任を負わせるものとなるだろう。これまでの間、RMCP(カナダ連邦警察)は、アップローダーを追跡しないと言及してきたが、新法では、こうした法律の施行ポリシーを一変させるものとなる。Bill C-61は500ドルの法定損害賠償をを含む。
制限
(1 著作権者がサブセクション(1)における選択を行った場合、個人である被告は、被告のプライベートな目的でなされた、またはその手続きに含まれている被告の侵害行為に関して、500ドルの法定損害賠償に責任を有する。
これは以前のワーディングから変更が加えられている。以前には、その500ドルを200ドルまで減額させる裁量権が裁判所に与えられていた。シーンに関わる人々やBitTorrentサイトもまた、より強いプレッシャーをかけられることになる。大半のBitTorrentサイトが非営利であると主張しても、業界団体からの、本当はそういう目的のはずだ、という主張は収まることはない。そしてそれは、BitTorrentサイトに対する法的施行のためになされる。
法律より
技術的措置の回避
(3.1) 図書館、アーカイブ、博物館、または教育機関に代わって行う場合を除いて、すべての人は、故意に、そして営利目的でセクション41.1に違反した場合、
(a) 正式起訴については、最高1,000,000ドル以下の罰金、または、5年以下の懲役、またはその両方
(b) 略式起訴については、最高25,000ドル以下の罰金、6か月以下の懲役、またはその両方
上記記事内に引用されている法案及び法律の条文が、どこに掲載されているものなのか、原典に当たることができなかったので、注意が必要かも。
このカナダ版DMCAについての問題点の指摘、批判はMichael Geistの『Copyright Bill's Fine Print Makes For a Disturbing Read』『The Canadian DMCA: A Betrayal』という記事を読むとよくわかるかと。というか、こちらの方がクリティカルな指摘のような気もする。時間があれば訳したいと思います。
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