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ポルトガル法廷、国内初のファイル共有裁判にて懲役90日を宣告

以下の文章は、TorrentFreakの「Portugal Hands Jail Sentence to First Convicted File-Sharer」という記事を翻訳したものである。

原典:TorrentFreak
原題:Portugal Hands Jail Sentence to First Convicted File-Sharer
著者:enigmax
日付:June 28, 2008

ファイル共有ユーザへの国内初の有罪判決においてポルトガル当局は「模範を示す」ために、90日間の懲役という過酷な判決を告げた。この匿名の個人は、RIAAのポルトガル版の団体により、無許諾のアップロード行為に対して告発され、裁判にかけられていた。

欧州各国は、それぞれの国において、ファイル共有ユーザを扱う独自の方法が存在しているようだ。最近の英国では、教育的警告を発するのが慣例となっているが、以前には、半脅迫的な警告状などということもあり、その時々の時流によるようだ。ダウンロード行為はオランダにおいては許容されいるが、フランスでは、継続的なファイル共有ユーザをインターネットから遮断しようとする動きもある。

ファイル共有ユーザを扱うとなると、異なる場所、時間によってそれぞれに解釈が異なる。そして今回は、ポルトガルの例である。RIAAのポルトガル版からの申し立てにより、ポルティマン法廷は、ファイル共有ユーザが関与する国内初の裁判において、厳格な判決を下した。ある信じがたいほどについていない個人は、P2Pネットワーク上で音楽をアップロードしたとして、「模範を示すために」定められたという厳しい罰、懲役90日を宣告された。

Portuguese Phonographic Association (AFP)からの告発を受け、その個人は捜査されることとなったことが、協会メンバーであるポルトガルEMIの社長、Joao Teixeiraによって明らかにされた。ニュース報道などでは、被告は音楽を「ダウンロードした」ことで有罪判決を受けたことを示唆しているが、これはよくある間違いである。その個人が訴えられ、有罪判決を受けたのは著作物の「アップロード」または配布に対してである。これは現在捜査が行われている100以上の他の申し立てのほんの1つにすぎない。

Mr Teixeiraは、この判決に満足しているものの(彼はこの判決を「必要悪」と呼んだ)、ファイル共有を抑制するための別の方法として、フランスで最近持ち出された「スリーストライク」法があることを示唆している。しかし、彼が以下のようなメッセージを送りつけているように、彼はこうした懲役刑を受け入れているようにも思える。「問題は、人々が違法なことを行っているということを知りつつも、それによってどうされることもないとタカをくくっているということです。しかし、それも今週までの話でしょう。」

幸いにも、この懲役刑は、法廷への罰金と幾ばくかの補償金を上乗せすることで、代価することができるようである。しかし現段階ではその額がいかほどになるのかは定かではない。

João Teixeiraは、英国の彼の同僚と同様のスタンスをとっている。彼はISPがファイル共有の入り口となっていることを非難し、ISPが人々をファイル共有に促しているのだと批判している。

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Comment

fox | URL | 2008.07.01 23:24
多くの国で音楽産業の代弁者はISPを批判しているのに、日本では音楽産業からISPへの批判はほとんど聞かない。これは、日本のISPが海外のISPに比べ、はるかに規制に協力的だ、ということなのかなあ。日本のISPから「ユーザーのプライバシーは死守する」なんてコメントは聞いたことがないし。
heatwave | URL | 2008.07.02 09:37 | Edit
foxさん
コメントありがとうございます。

どちらかというと、今のところはあまりISPに加入者の情報開示を要請する必要がなかった、ってことがあるのかもしれません。まぁ、それぞれに異なるポリシーを持っているのでしょうが、裁判所の命令が下るまでは拒否するというところもありますので、一様に協力的、プライバシーを軽視しているというわけではないのかもしれません。

ただ、Winnyユーザへの警告に関しても、おそらくは証拠を精査することもなくユーザに転送していたり、先日の報道では、主要なプロバイダの団体が、違法ファイル共有ユーザの接続を切断するという措置を音楽産業と協働して行うという合意がなされており、そういった点では、プライバシーに多少は配慮しているものの、協力的、なのかもしれませんね。

Winnyなどのファイル共有ソフト常習者に対しインターネットを切断することに
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20080315_winny_cut/

Winny:「著作権団体からの重要なお知らせ」の本当の目的
http://peer2peer.blog79.fc2.com/blog-entry-252.html
fox | URL | 2008.07.04 01:42
丁寧なコメントありがとうございます。このペースと情報量で更新を続けるHeatwave氏には正直脱帽です。情報量が多すぎてすべての記事を読みきれているわけではありませんが、興味深い記事が多くついつい読みふけってしまいます。

Mercury Revもアルバム無料配布をやるみたいなんで、ネタになりそうな英文記事があったら取り上げてやってください。

MERCURY REVが7枚目となるニュー・アルバム『Snowflake Midnight』を9月にリリース。同日には別アルバムの無料DL配信も
http://www.bounce.com/news/daily.php/14651/headlineclick
heatwave | URL | 2008.07.05 23:29 | Edit
再度のコメントありがとうございます。
それと愛読してくれて、ありがとうございます。おそらくはニッチな分野だと思いますので、それほど読者数は多くはないだろうとは思っていますが、それでも3人の人は熱心に見てくれているはず!と思いこんで更新を続けています。少なくとも3人の人が見てくれているだけで、十分な動機づけになりますから。これからも宜しくお願いします。

あとMercury Revのお話、教えてくれてありがとうございます。bounceはRSSで購読していたのですが、見落としてたみたいです。おっ、アルバムでるんだぁとまではきづいたんですが(笑)
はてなのほうにエントリを上げたいと思います。
なかなか面白い試みですね。2枚のアルバムをリリースして、1枚を販売、もう1枚をプロモーション盤として無料でというのは、なかなか悪くないかもしれません。こうした戦略が購買に繋がってほしいなぁと思います。

シングルを無料でリリースするのは流行ってるみたいですが、もう1枚のアルバムを無料で配るというのはすごいですね。ごく最近でもモグワイやヴァーヴもアルバムリリースを前にシングル曲を無料で配信しているみたいですし。米国では、シングルはまったく売れない、英国ではシングルはほとんどデジタル配信に移行してしまった、という事情がそうさせているんでしょうかね。シングルはアルバムの購入やライブ、マーチャンダイズのためのプロモーションと割り切る人たちが増えているのかも知れません。(日本だとシングルセールスベースの音楽市場という感があるので、簡単には追随できないでしょうね。)

余談ですが…
Mercury Revいいですよねぇ~。サイケデリック直系って感じで。私もサイケなサウンドが大好きなもので、Mercury Revもお気に入りです。ソフトロック色の強いサイケデリックサウンドという点では、英国Nirvanaに通じる部分があるなぁと思ってます(英国Nirvanaが大好きなもので(笑)。
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