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Bob Dylanの考える音楽のあり方

音楽共有について、「まぁいいんじゃない?別に価値のあるものでもないんだから」と切って捨てたというBob Dylanの話。別にファイル共有がよいことだとかそういうことではなく、単純に音楽のあり方として、CDやただ録音されただけのものに価値はない、そんなもの共有しようと何しようと、価値のないものを扱ってるだけだろ、と言っている。さすがBob Dylanは格が違う。

原典:Wired News
原題:Bob Dylan: Technology Sucks
著者:Reuters
日付:August 22, 2006
URL:http://www.wired.com/news/technology/0,71636-0.html

Bob Dylanは、現代の録音技術の品質が「ひどい」という。そして彼の最新作の楽曲ですら、CDよりスタジオで聞いていたほうがよかったと語る。

「本当に俺はここ20年ばかり、まともに聞こえるレコードを作った奴を知らない。」と65歳のロッカーはRolling Stone誌で、そうインタビューに答えた。

Dylanは、過去20年間に8枚のスタジオアルバムをリリースしており、来週火曜には5年ぶりのレコード"Modern Times"がリリースされる。

音楽業界が違法ダウンロードによって人々が音楽を無料で手に入れているのを非難していることに触れると、「へぇ、いいじゃないか?いずれにしても(CDなんて)価値のあるもんじゃないんだし。」

「今のレコードを聴いてみなよ、ひどいもんさ、ただただ音がまとわりついてるんだ。何もない、ボーカルでもないし、全く何もない、それはまるで・・・sratic(何の変化もない)」

Dylanは、テクノロジーと戦うために、彼のベストを尽くすと語った。しかし、それは負け戦である。

「(最新作の)曲だって、俺たちが曲を録音したときにスタジオで直接聞いたときのほうが10倍はいいんだよ。CDは小さすぎだ。それに(何度聴いても)進歩しないんだから。」
以前に読んで、とてもDylanらしいと思ったインタビューの記事。他のところで読んだのだけれど、たしかレコーディング技術を批判する前段で、「Brain Wilsonは4トラックでレコーディングをした、でも今の世の中100トラック以上の使えるようになったが、彼の音楽と同じレベルのものすら作ることはできないんだよ。俺たちはみんなレコードが好きなんだが、それももう遠い昔だよな。俺にできることっていったら、なんだってテクノロジーと戦うってことだ。」といった発言を受けて、この記事の最初の部分につながっていたと思う。

それと、違法ダウンロード云々に関しては、少し話が違っていたと記憶している。何かの機会にNapsterをやってる奴にあって、そいつが「みんな無料で音楽ダウンロードしてるんですよ」といったときの答えが「へぇ、結構なことじゃないか?いずれにしたって価値のないもんだから」というものだったと思う。

たまに、Dylanがファイル共有を認めた、という人が勘違いしている人がいるけれど、別に認めたわけじゃなく、CDのコピーなんて価値のないものをやり取りしてんだなってことを言っているのかと。

初めてこれを読んだとき、ファイル共有であーだこーだ言っている私なんぞには、全くかけている視点を持っていると思って目からうろこだった。レコードに詰まっている製作者の魂やら、その場その場で作られる音楽のすばらしさを知っているからこその発言なんだろうなぁと思う。

どっかで酒を飲みながら聞いた笑い話だが、Bob Dylanはライブのとき、曲が半分くらい進んだ時点で、自分が今何を歌っているかに気づくんだそうな、というのを聞いた。馬鹿にしてるのでもなんでもなく、本当にありそうだなぁと思う。伝説の人は、やはり伝説だ。同じ価値観を共有し得ないにしても、感服してしまう。

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