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µTorrentはオープンソース化するか?

Azureusはオープンソースで誰でもが開発に参加できますが、µTorrentはクローズドなのでそうも行きません。オープンソース化するということには、メリットもありデメリットもあります。なので、それはそれを所有している開発者自身が判断すればよいことであります。ただ、所有者が変わってしまったことで、方向転換もありうるかもしれないわけです。この記事はBitTorrent Inc.はµTorrentをオープンソース化するのか?について、考えてみたよというお話です。

原典:Torrentfreak
原題:Will BitTorrent Open Source µTorrent?
著者:Smaran
日付:December 9, 2006
URL:http://www.p2pnet.net/story/10704

人気のある軽量なWindows torrentクライアントであるµTorrentを獲得したというBitTorrenrt Inc.からの発表後、彼らがµTorrentのソースコードをパブリックなものにするのではないかという推測があちこちでされている。

BitTorrenrt Inc.の公式クライアントはOpen Sourceである。悲しいことに、それは非常にかさばって使いにくいという性質のためにユーザからは評判が悪く、µTorrent やAzureusといったより軽量で、機能のたくさん搭載されたクライアントによってシェアを奪われてきた。ある時点では、AzureusにはµTorrent にない多くの機能を搭載していたが、それもこれまでの間に変わっており、現在µTorrent は、非常に機能に富んでおり、それと同時に小型かつ軽量なプログラムとなっている。LinuxやMac OS Xでエミュレートするためならいかなる方法でも行われる、という人たちが存在するほどに人気である。

BitTorrent Inc.はµTorrent をオープンソースにする理由

その利点のうちの1つは、(同社が課題として約束しているように)迅速にそして簡単にOS XやLinuxといった他のプラットホームへの転送を行うことができるようになるということである。「(µTorrent )はMacとLinuxへの実装が欠落しています。私たちはこれらのアリーナでµTorrent を改善させます。」と、µTorrent 開発者Ludig Strigeusは、BitTorrent Inc.への売却のアナウンス以前に行われたインタビューで語っている。これまでのことろ、彼はWindos版以外のクライアントをリリースしてこなかった。また、µTorrent がOpen Sourceであったとすれば、ソフトウェアの停滞、失速といった可能性は非常に低くなるだろう。なぜならそれを手入れし、改善しようとする人が常にいるのだから。

µTorrentがOpen Source化しない理由

BitTorrent Inc.がµTorrentを獲得した背景の動機は、来るべきBitTorrent Video Storeと統合するためのカスタマイズやモーフィングが可能であるクライアントであったというものでもある。同社がµTorrentをOpen Source化するのであれば、ユーザはµTorrentの『クリーン』バージョンを作ってしまうだろう。すなわち、Video Store特有の機能を一切排除した、クリーンなバージョンである。µTorrentの『強化』は、ユーザが恐れていることでもある。Torrentfreakの読者は、この買収劇の発表後、コメント欄でこのような反応をしている。「R.I.P. Torrent!」」Torrentfreakでの議論では、私たちはコンテンツストアをクライアントに加えることが、そのプログラムを利用するかどうかという多くのユーザの決定には影響を及ぼさないだろうという結論に達した。iTunesがよい例であり、(ソースコードがオープンでないにしても)その機能によって人々はそのプログラムを使用している。どのみちAzureusですら、バンドルコンテンツストアをもうすぐ構えることになるだろう。

µTorrentを得たことで、BitTorrent Inc.は現在、その手に全BitTorrentユーザの半数を掌握したといえる。彼らはクライアントを獲得するのに莫大な金額を支払っただろう。たとえOpen Sourceにしないという選択をしたとしても、それはフェアなだけである。同社はアナウンスメント後のIRCでの議論において、Torrentのソースコードは今のところはクローズドであると述べているが、将来的にどうなるのかについては、言及されなかった。
やはり、大方の予想するところはみな同じようだ。µTorrentの買収の目的は来るべきBitTorretStoreにµTorrentのユーザを引き込むこと、そしてそのクライアントとしてµTorrentを採用することの2つだろうか。確かにユーザにとってオープンソース化は選択肢を増やす、進化を早めるという点で非常に望ましいだろうが、BitTorrent Inc.の考えとは反するものだろう。BitTorrent Inc.にしてみれば、ユーザを分散させることなく、torrentの窓口とBitTorrentStoreの窓口をと同じクライアントにしたいのだから。

しかし、それがうまくいくかどうかは業界団体次第なのかもしれない。一方で違法にファイルをダウンロードできるクライアントが、同時にそこで扱われているものを購入できるクライアントでもあるのだ。確かに膨大な数の違法ファイル共有ユーザたちに正規品を提示する機会をえることができて、それによって購買が促進するかもしれない。たとえ違法ファイル共有が撲滅されなくても、機会を与えるだけでもプラスにはなるだろう。しかし、逆のことも考えられる。BTを知らない、またはあまりなじみのない人が購買目的でクライアントを導入した後、違法ファイル共有を知ったらどうだろうか。もしかしたら、そちらに流れてしまうかもしれない。ただ、これについては相殺されるのか、どちらかが上回るのかはわからない。あくまでも、BTやAzureusが手を組んでいる業界団体がどれだけその被害妄想を膨らませないか、にかかっているだろう。

µTorrentがBitTorrenrtStore専用クライアントになったとしても誰も見向きもしなくなるだけだと思うのだけれど、さぁBitTorrent Inc.はどう出るんだろうね。

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