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The Pirate Bay、イタリア国内からアクセスブロックされる…も逆にアクセスを増やす

以下の文章は、TorrentFreakの「The Pirate Bay Blocked in Italy」という記事を翻訳したものである。

原典:TorrentFreak
原題:The Pirate Bay Blocked in Italy
著者:Ernesto
日付:August 09, 2008

The Pirate Bayはイタリアの副検察長の緊急命令によって「検閲」されている。現在、The Pirate BayのIPおよびドメインネームはアクセス不能にされており、これらは国中のISPによってブロックされている。しかし、The Pirate Bayが既にいくつかの対抗策をアナウンスしているため、これらのブロックの実効性に関しては疑わしいところである。

イタリアのISP関係者がTorrentFreakに語ったところによると、イタリア国内の比較的大手ISPのすべてが、人気のBitTorrentトラッカーをブロックせよという要請に応じた。その命令は昨日だされたものであるという。

イタリアはBitTorrentサイトに対峙する姿勢を示していることから、こうした事態はそれほど突飛なことではないかもしれない。2週間前、イタリア最大のBitTorrentサイト、Columbo-BTは、今回のThe Pirate Bayのブロックを命じた同一の検察官によって閉鎖させられた。悪名高きアンチパイラシー組織IFPIは、この検察官を援助しているのだが、これまでのThe Pirate BayとIFPIとの歴史を振り返ってみれば、今回のケースでも彼らが助力しているというのは、驚くほどのことでもないだろう。

このニュースへの反応として、The Pirate Bayの共同設立者でもあるPeter Sundeは、すべてのイタリア人が彼らのサイトにアクセスすることを確実にするために、既に対抗策を講じているとTorrentFreakに話してくれた。「我々はそれらをフィルターするための、実に迷惑なシステムを作り上げています。」と彼は言う。「いくつかのISPは、nullrouteしているようですので、我々はIPを変えました。今のところはうまくいっているようです。また、別のISPでは、ドメインネームを蹴っているようですので、我々はlabaia.orgというドメインを追加したmした。これはイタリア語で「the bay」を意味しています。」

いつものように、この人気BitTorrentトラッカーは戦わずしてダウンすることはない。The Pirate Bayチームは、すべてのイタリア人にサイトがアクセス可能であるようにする、と決意したようだ。彼らは検察官に対してもコンタクトをとるようだ。また、この問題に対し法的に対処する術を知るイタリアの弁護士を招待し、彼らとも連絡を取っている。

「我々はファシスト国家が言論の自由を許さないということを、よーく知っている。我々が、独裁者にとって有害となりうる情報を広める手助けをすることができるために、多くの小国が、独裁者に我々のサイトをブロックするという決断を許している」とSundeはブログエントリにて書いている

ISPがThe Pirate Bayへのアクセスをブロックするよう強制されたのは、これが初めてのことではない。2月には、デンマークのし番館が、ISPの『Tele2』に対し「同社加入者がサイトにアクセスするのをブロックするよう」命じた。この判決は現在、控訴中であるが、ISPのインターネットフィルタリングに関する議論を再燃させるものとなった。

このデンマークの訴訟は、後にスウェーデンでも同様のことをISPに強制させるために、「画期的な判決」だとして持ち出されたものの、その試みは失敗に終わっている。実際、The Pirate Bayへのトラフィックをフィルタリングすることは、ヨーロッパ法に従えば違法だと考えられるようだ。つまり、イタリアでの今回のブロックが、合法的であるかどうかは疑わしいということである。

Sundeはこのブロックを実行した理由に関して、懸念を示しめしている。彼がTorrentFreakに語ったところでは、「イタリアという国がメディアの超大物に牛耳られているというのも馬鹿らしい話で。我々は彼らの競争者だというのに」。ベルルスコーニがこの件に関与しているのかどうかに関わらず、The Pirate Bayへの遮断は失敗に終わりそうである。むしろ、イタリアでの同サイトの人気を強固なものにしてしまうだけではないだろうか。

この続報を以下に翻訳した。上記記事の最後の予測、それが一部実現した、と言えるかもしれない。

原典:TorrentFreak
原題:The Pirate Bay Sees Boost in Italian Traffic Following 'Block'
著者:enigmax
日付:August 15, 2008

The Pirate Bayへのアクセスをブロックするというイタリアの決定は、回避不能なものであった。しかし、世界最大のBitTorrentトラッカーはメディア産業の圧力に直面して、消え去ったのだろうか?いや、まったく。今週のThe Bayへのイタリアからのトラフィックは、実際には増加しており、イタリアでのAlexaランキングも10位入りを果たしている。

今週、各所でこのニュースが見られた。各国でThe Pirate Bayへのアクセスブロックの試みがなされているが、今週、イタリアもそのあとに続くことになった。では、彼らが以前に失敗したサイトへのブロックによって、トラフィックを減少させることができたのだろうか?

以前には、一部のISPが同サイトへのブロックを拒否している。しかし、いずれにしても、こうした試みは、サイトへのフリーパブリシティーとトラフィックの増大をもたらすだけのようである。

こうしたアクセスブロックの背後に暗躍するIFPIにとっては不幸なことであるが、これまでのところ、そうした試みの結果は彼らが望んだものとはなっていない。以前、彼らはHTTPShareをブロックしようと試みたが、結局は同サイトへのトラフィックを増大させてしまう結果となった。今回もそれと同様に、今週、イタリアからのThe Pirate Bayへのアクセスが増大したことが確認された。

The Pirate BayのBrokepは、これまで「イタリアからのトラフィックは特段多く」はなかったが、最近のブロック騒動が、それをよりよいものにしてくれたようだ。

「ブロックされたことで、我々はイタリアからのトラフィックを増やした。」と彼はいう。「イタリアのAlexaでも第10位につけることになったし、我々自身の統計でもトラフィックは5%の増加を示している(以前はまったく安定していたのに)」。こうしたことは、世界中のプレスが数多くこの件を取り上げたことを考えると納得がいくだろう。Brokepもそれを理解して、

「非常に興味深いことだ。思うに(以前、デンマークで起こったことも考えても)、今後もメディアが報じてくれるほどに、より多くの注目を集めることになるんだろう。で、たくさんの新規ビジターがわんさかやってくる、と。」

どうにも、他の結果がもたらされるということは考えにくいようだ。音楽産業、映画産業はThe Pirate Bayをひどく憎んでいるかもしれない。しかし、数百万の普通の人々がThe Pirate Bayを愛している。その熱意を抑えることは難しいだろう。

もちろん、アクセスが増加したことが直接に利用を増大させた、とは言い難いのだけれど、それでも減らすことにはならなかったというのは、誤算のような気もする。どうせアクセスを増やすだけなんだから、何もしちゃいけない、というのも考えものだが、かといってこうした思わぬパブリシティーという副産物をを生み出すことを無視することもできないのだろうね。

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