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P2P Blog、「P4Pのダークサイド」に対し反論

以下の文章は、P2P Blogの「The dark side of P4P?」という記事を翻訳したものである。

原典:P2P Blog
原題:The dark side of P4P?
著者:Janko Roettgers
日付:August 25, 2008
ライセンス:cc by-nc-sa

TorrentFreakが「dark side of P4P」という記事を掲載している。 要約すると、P2PをISPネットワーク内でより効率的にするために提唱されたテクノロジーが、最終的には、無許諾のファイル転送をフィルタリングすることを最終的な目標とし、知的財産権の より厳格なコントロールに繋がるのではないか、というものだ。TorrentFreakのErnestoは、P2Pの研究者たちはある種の善良な志を持っていると考える一方で、結局はエンターテイメント産業がこのテクノロジーをアンチP2Pツールに変えるのだとしている。

以前にもここに記したように、この点に関しては彼とは意見が一致しない。公平にいえば、P4Pが実装されるまではそれがどのようなものになるのかはわからない。しかし、私がこれまでに理解してきたところでは、P4Pは義務的ではない、つまり、P2Pベンダーは、彼らに与えられたP4Pシステムの推奨を無視するという選択をすることができるのである。少なくとも私にとっては、著作権フィルターが導入されるのを良しとする流れになるとは思い難い。

また、TorrentFreakの記事の中には、彼がこうした解釈に至ったもう1つの点が指摘されている。ErnestoはP4Pのミッションステートメントから以下の文章を引用している。

P2Pの採用によって、コンシュマーサービスの改善を可能にし、支援するために協働するようISP、P2Pソフトウェア配布者に対して、この手法の採用を決断、実証、促進させ、その結果として、参加する団体の知的所有権(IP)を保護しつつトラフィックを進化させること。

そして彼は、MPAAがP4Pワーキンググループのオブザーバーメンバーであることから、この文言はMPAAのメンバー企業の権利を保護することに関するものであると結論付けている。

しかし、私はもっとシンプルな説明が可能であると思っている。ISPは、彼らのネットワーク構造を企業秘密としてとらえている。一方で、JoostのようなP2Pベンダーはクライアントの内部の働きを隠そうとしている。したがって、P4Pは完全なネットワークマップ、またはプロトコル仕様を共有するのではなく、特定の場合に最も近接したリンクを見つけ出すのに役立つ部分だけを共有する、ニュートラルな存在として作られているといえる。

もちろん、これらすべては、私が以前にこのブログに記した点に立ち返る。つまり、P4PはISPやP2Pベンダーだけではなく、消費者をも説き伏せる必要があるということだ。これまでのところは、そうした行動をとっているとは言い難い。その一部はいわゆるプライバシーについてである。たとえそれが、エンターテイメント産業が火をつけるものであったとしても、おそらくは別の適切なソリューションが提出されることだろう。

Jankoとしては、たとえP4Pがアンチパイラシーツールに利用されるとか、プライバシー懸念を含む事態になったとしても、P2PベンダーはP4Pを採用するかどうかに関しては自由であり、ユーザもP4Pに対応したクライアント/サービスを利用するかどうか、P4PをサポートするISPに加入するかどうかに関しては自由であり、その選択の結果として、ユーザに採用されないようなテクノロジーであれば、いずれ廃れるだけだと考えているようだ。

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