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The Pirate Bay:検死写真Torrentが"言論の自由"議論を引き起こす

以下の文章は、P2P Blogの「Autopsy photos on The Pirate Bay cause free speech debate in Sweden」という文章を翻訳したものである。

原典:P2P Blog
原題:Autopsy photos on The Pirate Bay cause free speech debate in Sweden
著者:Janko Roettgers
日付:September 08, 2008
ライセンス:CC by-nc-sa

2人の殺害された幼児の検視写真を特徴とするtorrentが、ここ数日スウェーデンでちょっとした物議を引き起こしている。この議論の中心となっているのは、今年初めにスウェーデンのヘッドラインを賑わせた殺人事件である。この事件は、その残忍性ゆえに、そして当初子供たちの父親が不当に批判され、逮捕されたゆえに注目を集めた事件でもある。

8月はじめ、何者かが、この事件のケースファイルを特徴とする.torrentをThe Pirate Bayにアップロードした。これらのケースファイルの一部には、検視写真が含まれていた。The Localによると、子供たちの父親はこうした写真が流通することを望んではおらず、現在The Pirate Bayに削除を求めたという。しかし、サイトのオペレータはそれを拒否している。The Pirate BayのPeter Sundeは以下のように語っている。

「それが倫理的であるのか、非倫理的であるのか、または誰かがインターネット上に公表しようとしているものなのか、を判断することは、私たちがやるべきことではないと思っています。」

こうした騒動から予想できる1つの結果として、Torrentは人気を高めることになり、550人以上の人々がSeedする事態になっている。おそらく、さらに興味深い点としては、The Pirate Bayは単にターゲットとなっているだけではなく、言論の自由を議論するプラットフォームになっているということだろう。問題のTorrentのページでは、現在までで1,000を超えるコメントが投稿されており、コメンターたちはいずれの立場にたつとしても情熱的に議論を行っている。

(via gulli)

これはThe Pirate Bayの揺るがぬポリシーを考えれば、そうなるだろうなと。

なお、The Pirate Bayも削除を全く行っていないわけではなくて、フェイクTorrentやマルウェアなどが仕込まれたTorrent、スウェーデン法を違反しているTorrentなどは削除しているとか。著作権侵害Torrentを削除しないのは、そうしたTorrentをホストし、インデックスすることはスウェーデン法によって認められた行為だからだ(認められていないのは著作権侵害コンテンツを「ホスト」することだ)という主張があってのものらしい。ただ、削除されているものとしては、おそらく児童ポルノコンテンツなどがあるのだろう。実際、The Pirate Bayで児童ポルノが引っかかりそうなキーワードで検索をかけても全く引っかからない(これだけ大きなBitTorrentトラッカー/Torrentホストサイトとなれば、そういったTorrentをあげる馬鹿が1人くらいいてもおかしくないはずだが)。削除しているのか、それともフィルターをかけて表示させないようにしているのかは不明だが、検索をかけても表示されることはない。

話が脱線してしまったが、The Pirate Bayが言わんとしていることは、倫理的かどうか、言論の自由に値するか、などといった判断は、単なるサービスプロバイダとしての彼ら自身ができるものではない、ということなのだろう。一方で、自分の子供のむごたらしい(であろう)姿が人目に触れるということが耐えられないという父親の気持ちもわかる。どうあるのがベターなのか、という答えはたとえ建前であってもそう簡単には出せるものではない。

私はこのTorrentのページを見てはいないし、このTorrentをダウンロードしてもいない。実際には、この事件に関する詳細な資料の中に、一部こうした写真が含まれているというものなのかもしれない。この事件を追いかける上で、こうした写真が必要不可欠であるという場合もあるだろうし、そうした(アップロードした当人にとっては)真摯な意図を持っての行為だったのかもしれない。その行為自体が倫理的か否かは容易には判断し得ないだろうし、実際にアップロードされたものを見ない限りはわからないところも多いだろう。

ただ1ついえることは、興味本位でそういった写真を見ようとは思わないし、見ない自由もあるということ。倫理的かどうかはThe Pirate Bayが判断することではないが、それを私が見るかどうかについては、私が決めることである。

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