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アンチパイラシー企業MediaDefender、メール流出事件より1年

以下の文章は、TorrentFreakの「MediaDefender, One Year After the Email Leak」という記事を翻訳したものである。

原典:TorrentFreak
原題:MediaDefender, One Year After the Email Leak
著者:Ernesto
日付:September 15, 2008 
ライセンス:CC by-sa

ハッカーがアンチパイラシー企業MediaDefenderのシステムに侵入し、彼らに赤っ恥をかかせてからちょうど1年がたつ。同社の極秘機密の多くがオンラインに公表され、その12ヶ月後の現在、同社の株価は1セントにも満たない。 ゆっくりと破産への道を歩んでいるようだ。

長きに渡って、MediaDefenderはTorrentサイトに大量にフェイクファイル、デコイばらまくなどの悪質なアンチパイラシー活動で知られている。ハッカーが同社のサーバのアクセスに成功したとき、ファイル共有コミュニティが歓喜したのもうなずける。

Ethanという偽名を名乗る高校生ハッカーは、ファイアウォールの脆弱性を突き、MediaDefenderのサーバにアクセスした。これは2006年末のことであったが、その当時は、MediaDefenderも好調で、1,600万ドルの収益を誇っていた。

そのすぐあと、Ethanは同社のメール、ネットワークリソース、そして電話システムにまでアクセスをした。2007年夏までには、毎月数回、本の短い時間だけログインしていた。彼は「MonkeDefender(彼がアンチパイラシー団体につけた愛称)」に退屈し始めるようになった。そこで彼はすぐさま行動を起こすことを決意し、彼とMediaDefender-Defendersは、同社の数千通に及ぶ内部メールをかき集め、Web上で公表した。

その後はご存じの通り。2007年9月15日、数千のメールを含むデータベースが、複数のBitTorrentサイトにアップロードされた。リリースノートにおいて、Ethanとその友人たちは、「これらの電子メールを公開することで、我々はすべてのピアツーピアユーザのプライバシーと個人の完全性を確実なものとすることを望む。メールには、様々な戦略、P2Pユーザ追跡、P2Pサービスの妨害のために技術的ソリューションなどが含まれている。」そして「我々はJay Mairsに特に感謝申し上げる。あなた宛のすべての電子メールをあなたのGmailアカウントに転送していたおかげで、すべてのメールセキュリティを回避することができたのだから。」

メールには、サーバパスワード、社会保障番号、なりすまし戦略、休暇中の写真など、広範囲にわたる情報が記載されていた。しかし、情報漏洩はこれで終わりではなかった。メールリークの数日後、Ethanとその友人たちは、MediaDefenderとニューヨーク検事総長のオフィスとで交わされた私的な電話での会話を公開し、MediaDefenderの使っていたすべてのアンチパイラシーツール、そしてP2Pトラッキングデータベースもリークされた。同社とその活動に対する影響は甚大なものであった。

SEC filingによって、同社の財政的損失が明らかになり始めた。ハッキングの結果、2007年11月までMediaDefenderはおよそ1,000,000ドルを失うことになり、それは親会社であるArtistDirectの株価にも深刻な影響を及ぼした。メールのリーク前には、2.25ドル付近であった株価も、その3ヶ月後には0.63ドルにまで急落した。リークから1年たった現在、その株価は1株あたり0.01ドルに満たない、底値に達することとなった。

一方、BitTorrentサイトでは、リークの結果、MediaDefenderの活動が減少したことが見られている。MediaDefenderを雇っていた複数の企業を訴えたことでも知られるThe Pirete BayのPeter Sundeは、だましやデコイといった活動が大幅に減少したという。「MediaDefenderの活動が大半の国でおそらく違法であるという事実を考えると、多くの人々がそれに対して何も言わなかったのは不自然です。それは米国ですら、違法なのですから。いや、米国では特に、といった方が良いでしょうか。」

活動が減少したのかどうかは別にしても、同社はこの春、何とかテック系ニュースのヘッドラインを飾ることができた。ただ、それは人気のインターネットテレビネットワークRevision 3のBitTorrentトラッカーに対する攻撃によって、ではあったが。Revision3はDDoS攻撃によって、数千ドルの収益を失ったものの、いかなる法的措置も執らないことにしている。一方、MediaDefenderの親会社の株価はますます下落を続けた。

では、MediaDefenderの将来には何が待っているのだろうか?現在、彼らは仕事であるアンチパイラシー活動を減らしており、マーケティングを目的としてファイル共有ネットワークを使用する選択肢を模索し始めた。そして、先月、ArtistDirectを退社した2人の役員Eric Pulierと Teymour Boutros-Ghaliは、MediaDefednerの買収に興味を示していることを明かしている。しかし、彼らがどういった意図を持っているのかは定かではない。

おそらく、より現実的な選択しとしては、破産を申し込むということだろう。それは、メールのリークがなされるずっと前に、The Pirate Bayが予測していたことでもある。

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