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米国ISP Cox、著作権侵害クレームをつけられただけで加入者を切断

以下の文章は、TorrentFreakの「Cox Disconnects Alleged Pirates from the Internet」という記事を翻訳したものである。

原典:TorrentFreak
原題:Cox Disconnects Alleged Pirates from the Internet
著者:Ernesto
日付:September 30, 2008
ライセンス:CC by-sa

アンチパイラシーロビーは、著作権侵害コンテンツをダウンロードするユーザに対する措置をとるよう、ISPに対して圧力をかけてきた。これまでのところ、多くのISPがユーザへの警告状の転送を行ってきたが、しかし、Cox Communicationsはさらに一歩先を行っているようだ。同社は、著作権侵害ユーザだという疑いをかけられたユーザを遮断している。

350万人のインターネット加入者を持つCox Communicationsは、米国でも大手のISPである。Coxは他のISPと同様に、アンチパイラシー団体から多くの著作権に関連したテイクダウンリクエストを受け取っている。

しかし、 彼らのそれらリクエストへの対処は非常にユニーク、控えめに言えば不穏なものであるようだ。彼らは同社加入者に警告メールを送る代わりに、彼らは加入者の行為によってDMCAテイクダウンリクエストを受け取り、Coxとしてはインターネット接続を遮断すると通知している。加入者がインターネット接続を停止させられる際に提示される警告ページから引用しよう(スクリーンショットは記事の最後)。

DMCAに基づき、あなたが著作権侵害ファイルを削除し、更なる著作物の配布を防ぐための措置が採られるまで、私たちはあなたのインターネット接続を一時的に停止する義務があります。

この通知はいくつかの点で誤っている。まず第一に、そして最も重要な点としては、DMCAはCoxに対して、加入者のインターネット接続を停止させることを強制してはいない。彼らは加入者に対して、著作権侵害の疑いがかけられていることを通知しなければならないが、Coxが実際に採っている措置は明らかにバランスを欠いており、全く持って加入者の最善の利益をもたらすものではない。

実際、多くのCox加入者が既に不満の声を上げている。その1人が、自身のインターネット接続を回復するため、この2日間、奮闘を続けていたとTorrentFreakに話してくれた。その加入者は、問題を解決するためとしてある電話番号に電話をかけるよう告げられた。しかし、その番号は一日中繋がらなかった。そこで彼は、通常のカスタマーサービスを通して話をしたところ、再び彼は同じ(訳注:そして繋がらない)電話番号を告げられた。

1時間以上の保留の末に、ようやく彼の電話は通じた。Cox加入者はこれからどうすればよいのかについて訪ねた。「彼(Cox従業員)は、これから1時間の間、私のインターネット接続を利用できるようにすると言いました。ただ、ちょうどそのとき私は『ルータ業者を呼んでいて、彼らにウチのワイヤレスネットワークをセキュアにしてもらうことになってました。』しかし、彼は、その1時間の間に電話をかけ直してこないのであれば、再び私のインターネット接続を切断するというのです。」

初めての警告であれば、そのユーザのインターネット接続は復旧してもらえるだろう。しかし、2度目以降のテイクダウンリクエストをCoxが受け取った場合には、彼らは永久にそれを失うかもしれない、と彼らは警告されている。「それが3度目であれば、Coxのアトランタ本社に(訳注:判断を)ゆだねられることになるようです。」とCox加入者は言う。

我々はこれを確かめるため、Coxのカスタマーサポートに連絡を入れた。彼らは、実際にCoxには適切なスリーストライクポリシーがあると話してくれた。Cox加入者が3度のテイクダウンリクエストを受けたとしたら、そのユーザのインターネット接続は完全に遮断される。興味深いことに、先週、欧州議会では「インターネットユーザの権利と自由を制限する」として同様のポリシーに反対する投票が行われている。

それでも、Coxにはスリーストライクポリシーを実行に移すための法律は必要なかったようだ。「Coxには、インターネットサービスに関する利用規程違反へのスリーストライクポリシーが実際にあります。カスタマーサービスが同種の違反を3度受け取ったとしたら、加入者はインターネットサービスを停止されるリスクを負っているということです。」とCoxのカスタマーサポートはTorrentFreakに話してくれた。

もちろん、利用規程において、疑われた違反をどう扱うかはCox次第であろう。しかし、問題は、控えめに言っても粗雑な方法を用いて集められた証拠をもって、MPAAやRIAA、その他のアンチパイラシー団体が行う告発に従った行動をとるという点にある。さらに言えば、未だ無線ネットワークをセキュアにしておかなければならないという法律はなく、そしてルータは外部の人とインターネット接続を共有することさえ可能にするのである。

私は、明らかにCoxは度を超していると思っている。確かに加入者たちはエンターテイメント産業の弁護士ほど大騒ぎはしないかもしれない。しかし、結局Coxにお金を支払っているのは加入者たちである。Cox Communicationは現在、「デジタル時代のあなたのフレンド」 などというスローガンを掲げている。とんでもないフレンドだこと…。

Cox Communicationといって思い出すのは…。ComcastによるBitTorrentトラフィック遮断騒ぎの最中、Glasnostと呼ばれるサイトで行われた調査にて、Comcastと同様にひどい結果をたたき出したISPだということだろうか。この調査を行ったMax Planck Instituteによれば、Coxは一日中フルタイムでBitTorrentトラフィックをブロックしていたという。以下に同社が公開しているテスト結果のグラフを載せておこう。

 

それはさておき、今回の件を要約すると、Coxは受け取った著作権侵害クレームの真偽は問わず、ユーザを罰するISPだということ。つまりは、RIAAやその他の権利団体のクレームが誤っていた場合でも、ユーザはインターネット接続を切断されてしまうことになる。ユーザの著作権侵害の疑いを、それを判断するための適切なプロセスを経ず、ユーザの「権利と自由を制限する」ものだと考えている。だからこそ、スリーストライクポリシーは支持されがたいのではないかと思うのだが。

私ならこんなISP、即解約するけどね。

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