WinMXとかWinnyとか、日本ではろくな扱いを受けていないP2Pですが、海外ではけっこう真面目に議論されてるんですよというブログ。
RIAAが海賊行為撲滅キャンペーンを行っていたとき、彼らは自らをアーティストの保護者であるとし、アーティストに支払われるべき利益のために戦っている、と公言していた。でも、そんなRIAAがレコード産業を代表して、著作権を管理する音楽出版会社や当の作詞作曲者に支払う著作権使用料を引き下げるべきだと主張しているよというお話。しかもその理由は、うちは海賊行為で利益を落としてるけど、彼らは着信音やその他イノベーションで利益が上がってるんだからいいだろうというもの。
原典:Hollywood Reporter
原題:Labels seek lower royalty rate
著者:Brooks Boliek
日付:December1、2006
レコードレーベルは、著作権審査委員会に対して、レコードを製作する際に、音楽出版社とソングライターに支払われる歌詞およびメロディの使用料を引き下げるよう求めている。結局のところ、アーティストの権利や生活を盾になんやかんやいっても、結局は自分たちのビジネスモデルや利益を維持、拡大するためなら、アーティストに負担を強いているわけで。これをもって違法ファイル共有を正当化するつもりなど毛頭ないけれど、だけれども普通に考えてレコード産業側の主張はダブルスタンダードだといえる。
現在のレートは現実に即していないと、RIAAはCopyright Royalty Judgesに提出された書類の中でレーベルについて主張している。レートは、1981年以降政府によって調整されてはいない。ただ、レーベル、ソングライター、音楽出版社はレートに関して取り決めを行うことはできる。
RIAAは、音楽業界は現在根本的な変化を迎えており、政府が介入する時期だと主張している。
RIAAは「この25年の間、レコード会社と音楽業界は著作権使用料のレートについて合意が得てきたが、この決定がなされてきた基盤としての前提はもはや認識を超えるほどに変化した」と語る。
レコード産業が海賊行為によって荒廃している一方、音楽出版社は着信音やその他の革新的なサービスによる利益が成長したことで利益を増加させているではないかとRIAAは主張する。レコード産業の経営陣も、作詞作曲者へ支払われる著作権料を引き下げる方向でレート変更を求めることは、何もおかしいことではないと語っている。
「現在のメカニカルロイヤルティは、歴史的、国際的なレートとは一致していません。」とRIAA副会長兼相談役であるSteven Marksは語る。「レコード会社が音楽製作の継続を可能とすること、それは音楽出版社の収益を後押しするものです。そのために、私達はジャッジがレートを減少させ、より柔軟なパーセンテージレート構造に移行することで、より適切なバランスを回復することを望んでいます。」
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