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Michael Mooreの最新作のTorrentを削除せよ!とDNSプロバイダーに要請が行くの巻

以下の文章は、TorrentFreakの「Slacker Uprising BitTorrent Takedown Sent to DNS Provider」という記事を翻訳したものである。

原典:TorrentFreak
原題:Slacker Uprising BitTorrent Takedown Sent to DNS Provider
著者:enigmax
日付:October 02, 2008
ライセンス:CC by-sa

Michael Mooreは彼の最新作『Slacker Uprising』の無料ダウンロードして、好きなように使ってくれと推奨していたが、彼の弁護士は、BTJunkieから同映画のtorrentが削除されなければならないとして、DNS業者にテイクダウンリクエストを送付した。何が問題だったのかって?まぁ、何やらへんてこな話ではあるんだが。

Michael Mooreが彼の最新作『Slacker Uprising』をリリースしたとき、彼はこの映画が完全にフリーであると言うことだけではなく、「これをメールで送ってほしい、焼いてあげてほしい、そして、みんなで共有して欲しい。」と明確に述べている。しかし、これには1つの制限があった。Mooreのこの気前のいい提供は、アメリカ合衆国とカナダに住んでいる人たちだけに向けられていた。

以前にも報じたが、同映画の配信を容易にするためにBitTorrentを用いるという決定は、Mooreの提供制限にとって幾分ばかげたものであった。なぜなら、The Pirate Bayトラッカーを用いることは、同映画を世界中に送るということでもあるのだから。そんなわけで、この完全に無料の映画においてでさえ、なにがしかの点で法律の専門家が出てくるだろうことは時間の問題であった。

やはり、それほど時間がかからなかった。9月25日付けの書簡において、Slacker Uprisingの著作権を持つWestside Productions LLCを代表する弁護士は即座に行動を起こし、映画とリンクしたtorrentの削除を要請した。しかし、彼らは初歩的なミスを犯した。彼らは、問題のtorrentをホストしているサイト、つまりスウェーデンにてホストされているBTJunkieにコンタクトをとるのではなく、BTJunkieのDNSプロバイダーであるeasyDNSに対して、米国式のコピーライトテイクダウン要請を(メールとフェデックスにて)送付した。

easyDNSはカナダを拠点としており、BTJunkieはスウェーデンにてホストされているように、いずれもアメリカ合衆国の法律が適用されるものではない。しかし、こうした弁護士たちはこれを理解してはいないようだ。さらに、easyDNSはBTJunkieをホストしているわけではないので、彼らにはtorrentをどうこうするという立場にすらない。

easyDNSの共同設立者Mark Jeftovicはこう記している。「しかしまぁ、ほんとに、このテイクダウン要請にどう応えればいいのかを誰か教えていただけないでしょうか。ちょっとかじっていれば誰だってネットがそんな風に機能している訳じゃないと知っていそうなものです。いずれにしても、私は私たちのスタンダードを彼らに送っておきました。『私たちはWebホストではありません。単なる慎ましやかなDNSサービスでございますよ。』と。ただ、それと、Michael Mooreのメッセージと、その彼の弁護士の行動が矛盾していやしませんか、ということも指摘しておきましたが。」

弁護士たちがどうにかDNSサーバの役割を理解することができた現在、彼らはeasyDNSに対するクレームを取り下げている。彼らは、侵害的な.torrentが米国、カナダ国外でホストされているという事実が問題であり、いくつかの理由から、彼らのクライアントはこの状況を受け入れがたいと考えている、この『問題』は多額の費用を用いてでも改善されるべきものである、と主張している。

はっきり言っておこう。どれだけお金を積んでもこの問題は解決されないし、それを試してみることすら無駄なことだ。「私は彼ら(弁護士たち)に、地理的制限以外は自由に利用可能なファイルなどというものは、全く現実的ではないということを理解した方が良いですよ、と返信しておきました。」とeasyDNSのMarkは述べている。「それでも、彼らは試してみる、というのでしょうが。」

一方、BTJunkieの管理人は、彼がテイクダウン要請をまだ受け取ってはいないという。

Mo(o)re money down the drain….

TorrentFreakがかみつく理由としては、この映画のうたい文句(強調は筆者heatwaveによる)

…the first time ever that a major feature-length film is debuting as a free download on the Internet – legally.

が、少なくともSteal This Filmに冠せられるべきものであるというのが1つ(ちなみに、Steal This Filmは第2作目も公開されており、1作目、2作目ともに、フリーで制限なしに公開されているフルレングスのドキュメンタリー映画である)。

また、同映画はBitTorrentで提供されているのだが、そのトラッカーとしてThe Pirate Bayを初めとするパブリックBitTorrentトラッカーを用い(現在のところ、配布者サイドでは自前のトラッカーを運営し、米国、カナダ在住者のみにダウンロードを許している模様)、ピアエクスチェンジ、DHTの使用を許していたことも、地理的制限を課している割には間抜けすぎるという理由で批判しているところもあるようだ。

まぁ、コントローラビリティを失いたくないというのは理解できないでもないが、そのためにはコスト(と知識)が必要だということも理解しないといけない、ということが今回の教訓だろうか。

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