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ベルギーISP、「違法ファイル共有トラフィックのフィルタリングは不可能」という主張が認められる

以下の文章は、TorrentFreakの「Anti-Piracy Lobby Loses Against “Non-Filtering” ISP」という記事を翻訳したものである。

原典:TorrentFreak
原題:Anti-Piracy Lobby Loses Against “Non-Filtering” ISP
著者:enigmax
日付:October 26, 2008
ライセンス:CC by-sa

ベルギーのISP Scarletは、法廷から同社ネットワーク上のすべての海賊行為を制止するよう命令されていたが、結局のところそれは不可能なタスクであった。そして現在、法廷はその判決を覆すこととなった。法廷は、音楽産業が推奨するアンチパイラシーソリューションは、Scarletが主張するように不可能であることを認めた

2007年、ベルギーのISP Scarletと音楽著作権団体のSABAMと間で争われた訴訟で、法廷は同ISP加入者がP2Pネットワーク上で著作権侵害に従事するのを制止することを強制できるとの判決を下した。本件において裁判官は、Audible Magicと呼ばれるシステムを用いることで著作権侵害を抑止することができると音楽産業から助言を受けていた。Scarletはこれに応じるために、6ヶ月間の猶予が与えられた。

1年がたち、Scarletの弁護団は法廷に戻ってきた。以前、法廷はScarletが加入者の違法ファイル共有を制止できなければ、1日に月2,500ユーロの賠償金を支払うよう命じていた。しかし、同社の弁護団は、その命令は実行不可能であり、裁判所が音楽産業とSABAMの助言を受けて使用するよう命じたアンチパイラシーシステム『Audible Magic』が全く役に立たなかったと主張した。

現在、SABAMの弁護士が、Audible Magicの効果に関して法廷を誤解させたと認めたことから、裁判官は本件の判決を翻した。最終的な判決は、ブリュッセル控訴審にて2009年10月までに下されることとなり、それまでの期間、Scarletは1日2,500ユーロの罰金を支払う必要はないとした。これは現時点で750,000ユーロにまで達していた。

今年、複数の音楽産業ロビー団体は、コンテンツフィルタリングに対して、好意的な意見を述べてきた。彼らは、ISPには加入者が著作物にアクセスするのを防ぐ義務があり、従ってヴァーチャルポリスの役割を果たさねばならないのだと主張した。今年初め、IFPIはこれを理由にアイルランドのISP Eircomを訴えた。さらに、IFPIは欧州議会に対して、そうしたフィルタリングを義務付ける法律を採用し、The Pirate BayのようなWebサイトすべてをブロックするよう求めた。

幸運にも、欧州議会はアンチパイラシーフィルタが適切ではないと判断した。さらに、そうした方針は、非常に制限的な『スリーストライク』ポリシーと同様に、インターネットユーザの権利と自由を損ねるものであると決定した。こうした最近の情勢に照らし、さらにいかなるISPもネットワーク上での著作権の転送をフィルタリングすることが現実的に不可能であることを考えると、Scarletは来年の控訴審にて勝利を収めるチャンスがあるといえるだろう。

補足すると、あくまでも控訴審は続けられるのだが、当初の判決において命じられた、実装が遅れた場合、1日につき2,500ユーロの賠償金を支払う、という決定にさらに猶予があたえられた、というところだろう。

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