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Tribler:クライアントに分散検索機能を導入、Torrentサイトが不要に?

以下の文章は、TorrentFreakの「Tribler Set to Make BitTorrent Sites Obsolete」という記事を翻訳したものである。

原典:TorrentFreak
原題:Tribler Set to Make BitTorrent Sites Obsolete
著者:Ernesto
日付:October 28, 2008
ライセンス:CC by-sa

複数の欧州の大学とハーバード大学の研究者らが参加するプロジェクト Triblerは、分散検索機能を取り入れた初のBitTorrentクライアントとなった。Triblerを利用することで、たとえばThe Pirate BayやMininovaといった集中化したサイトの代わりに、ユーザは他のピア間でホストされる.torrentファイルを見つけることができる。

我々はこれまでTriblerについて、その進展をしばしば報じてきた。これまで研究者たちは、BitTorrentストリーミングや、BitTorrentユーザの共有活動を改善する新たなアルゴリズムを導入してきた。その彼らの最新のイノベーションとして、世界初の『真のP2Pトラフィック』BitTorrentクライアントが作り出された。これはより広範な影響をもたらすものだろう。

これまでのところ、中央サーバは効率的にBitTorrentを使用するためには必須のものであった。BitTorrent経由のファイル転送は常に分散化されたものであったが、共有を開始するために必要とされる.torrentは中央サーバ(たとえばThe Pirate BayやMininova)にて常にホストされている。

Tribler開発者たちは、彼らのクライアントをBitTorrentサイトに頼らずに機能させる方法を見いだした。同様のソリューションは他にもあるが(たとえばVuzeのCubitプラグイン)Triblerは分散化されたBitTorrent検索機能を持ち、さらにスパムの洪水を回避するためにこれら分散化されたTorrentをモデレートする方法を有するという点で、初のものであると考えられる。

Triblerクライアントの分散検索機能、BuddyCastはそのようにして機能する。TriblerプロジェクトリーダーJohan PouwelseはTorrentFreakに対し、「この『BuddyCast』と呼ばれる、高速かつ効率的なゼロサーバ検索インフラストラクチャを走らせるのに数年を要しました。我々はBuddyCastが、今日で最も効率的、スケーラブル、そして強固なアルゴリズムだと考えています。また、これはユーザによるタグ付け、レーティングも可能であり、バズに対応した2.0スタイルをとっています。」

分散Torrentディストリビューション、分散検索機能に加え、TriblerはBitTorrentエクスペリエンスをよりソーシャルなものにしようとしている。たとえば、ユーザは友人のダウンロード速度を加速することができるオプションが与えられていたり、ユーザのダウンロード行動に基づいてクライアントがコンテンツのレコメンドをしてきたり、より共有に貢献したユーザに報い、貢献しないユーザにはそれなりに扱われる。

「すべてのTriblerのピアは、共通した目的『高速な検索とダウンロード』を目指して共に働きます。」とPouswelseは説明する。「ピアは仲間の『tribe(種族)』メンバーを認識し、相互の自己利益を許容することを良しとする概念をもって、あらかじめプログラムされています。これは、自己利益のみを追求し、過去のエクスペリエンスが記憶(反映)されない、BitTorrentのコアとなるtit-for-tatのスローガンから完全に脱却するものとなります。」

これは分散検索機能の初のパブリックな実装となるのだが、非常にシームレスに機能しているようである。もちろん、コンテンツは大手BitTorrentサイトと比べると少ない。これは他のTriblerユーザだけがソースであるためなのだが、しかし、より多くの人がTriblerクライアントを利用するようになれば、それも改善するだろう。

分散BitTorrent検索には、もはやパブリックBitTorrentサイトを必要としなくなるという可能性が秘められている。もちろん、今のところは急激な変化が今すぐにでも起こるというわけではないだろうが、BitTorrentサイトのトップ3がいずれも訴訟に直面していることを考えると、ある日突然に、こうした機能が必要となるのかもしれない。もちろん、それがいつかは定かではないが。

まだ時間が無くて試していないのだが、これはすごいことになった。もともとTriblerが提案してきたものの1つではあったのだが…。

もちろん、Ernestoのいうように、今すぐにでもTorrentサイトが必要なくなるというわけではないのだろうが、それでも「BitTorrentよ、ヒドラであれ」というThe Pirate Bayのスローガン通りだとも言えなくもない。まぁ、こうした解決を望んでいるのかどうかはわからないが。

ただ1つ気になるのは、スパムのためのモデレーションが可能なのであれば、著作権侵害コンテンツの排除のためのモデレーションも可能ではないか、ということ。現段階ではそう言った声を耳にはしていないが、それでももしTriblerが既存のBitTorrentサイトを中心とした海賊コミュニティの代価となるのであれば、確実にそう言った問題はつきまとうことだろう。

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