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Vipeers:Amazon E3/EC2とBitTorrentを利用したオンラインストレージ

以下の文章は、P2P Blogの「Vipeers launches free Bittorent file hosting - first review and invite code for private beta」という記事を翻訳したものである。

原典:P2P Blog
原題:Vipeers launches free Bittorent file hosting - first review and invite code for private beta
著者:Janko Roettgers
日付:November 03, 2008
ライセンス:CC by-nc-sa

今日、フランスの新たなメディアスタートアップZslideは、BitTorrentパワードのフリーファイルホスティングサービスVipeersのプライベートベータをローンチした。 Vipeersは、ZslideのプライベートP2PサービスPodmailingの一部をベースにしている。同サービスはサーバーベースのファイルホスティングとBitTorrentを組み合わせたものである。しかし、Vipeersはさらに一歩踏み込み、無制限のBitTorrent、HTTPダウンロードを提供する。

私はこの数日の間、このVipeersをテストすることができたのだが、このVipeersはRapidshareMegauploadとのような1クリックストレージと比較しても、魅力的だといわざるを得ない。ユーザはまず、アカウントを取得するためにレジストしなければならないのだが、現在のプライベートベータ段階では、インビテーションコードを必要とする。このブログの読者の方が登録できるように、コード「P2PBLOG66」を用意したので興味のある方は試してみて欲しい。

VipeersはJavaベースのアップローダーを用いてユーザのファイルを同社のサーバーに転送する。もし、誤って転送中にブラウザを閉じてしまったり、インターネット接続が切断されてしまったとしても、再びレジューム可能である。また、ファイルをアップロードするために、ニューバージョンのPodmalingを利用することもできる。こちらは特にディレクトリごとアップロードしたい場合に最適だ。

一度ファイルが完全にアップロードされると、同サービスは自動的にTorrentファイルと必要なリンクを生成する。ユーザはTorrentファイルのダイレクトリンクを得るだけではなく、一般的なランディングページへのリンクや、ブログ、ソーシャルネットワーク向けの複数のボタンを取得することもできる。

 

ユーザは、Vipeersのランディングページから直接ファイルをダウンロードすることも、BitTorrentやPodmailingを介してダウンロードすることも可能となっている。以下のCreative Commonsライセンスにて公開している私の著書Mix Burn & R.I.P.(ドイツ語)のランディングページを見てみて欲しい。以下のブログボタンを押すだけでいい。

File sharing & torrents by VIPeers 

Vipeersの興味深い点の1つには、このサービスがAmazonのS3・EC2アーキテクチャを完全にベースにしているという点がある。VipeersからTorrentをダウンロードする、これは実際には、AmazonのEC2サーバーをトラッカーとして、S3サーバーをスーパーサイズのシードボックスとして使用していることになる。これは、熱狂的な人気を持ち得ないコンテンツにとって非常に素晴らしい。Amazonがそのサーバーから常にシードを提供してくれるので、一般的なTorrentサイトでは即座にシード切れを起こしてしまうようなTorrentでも、Vipeers上では持続可能である。

さらに、Vipeersの面白いもう1つの点としては、Amazonのインフラが非常に安価であるということだろう。特に、インフラをスケールするためのイニシャルコストに関していえば。しかし、当然のことながら無料というわけにはいかないし、たとえP2Pを使用してコストを節約したとしても、大容量のファイルを送信することは最終的にはコストを強いる。それでも、RapidShareのような1クリックストレージは、ファイルホスティングがマネタイズできることを証明した。しかし、こうしたサービスは、広告収入を最適化するために、ユーザに面倒を強いている。

Vipeersはそれとは異なるルートを進もうとしている。同サービスにはうるさい広告もないし、ダウンロード可能になるまで不愉快なカウントを眺めなければならないなんてこともない。ZslideのLouis Choquelは、結局のところ、彼の会社はプレミアムサービスを提供することにしたのだと説明してくれた。彼は私に、まだ確定したことではないとしながらも、いくつかの例を挙げてくれた。「保存できるデータ総量の上限、ホスティング期間の上限、そして、より高速なダウンロードの可能性。これは筋が通っていると思いますし、ユーザにとってもフェアだと感じられるでしょう。」

では、このサービスの法的問題点はどうだろうか?1クリックストレージのRapidShareは最近、裁判に負けているし、YouTubeなどのビデオストレージもユーザのアップロードによって法廷に引きずり出されている。「Vipeersのようなファイル共有/Bittorrent/P2Pサービスを運営することは、困難を伴うということは理解しているつもりです。」とChoquelは認めている。「しかし、私はこのサービスが価値のあるものだと考えています。VipeersによってBitTorrentを利用した共有が容易になることは、インターネットに対する私たちの控えめな貢献であると考えています。私はテクノロジーと進歩を信じており、ちょっとした議論によって我々は止まってはならないのだと考えています。私たちはメディアと知識のディストリビューションの未来を築いているのです。」

うーん、このサービスの何がすごいってBitTorrentの知識を全く持ち合わせていなくても、その知識を必要とすることなく、BitTorrentによるディストリビューションを利用することができるということだろうか。これまで、たとえBitTorrentを利用して自前のコンテンツを配信したいと思ったとしても、トラッカーのアドレスを取得し、Torrentファイルを生成し、TorrentファイルをTorrentサイトにアップロードor自前でホストし、コンテンツをシードする、というところまで理解していなければならなかった。しかし、このVipeersを用いれば、一般的なオンラインストレージを利用する感覚で、Torrentファイルを生成し、Torrentファイルをホストしてもらうことができる。必要なのは、生成されたリンクやコードを自身のブログ/SNSのページに貼り付けることくらいだ。ただ、用意されているリンクは3種類あって、1つはHTTPダウンロード、もう1つはPodmalingダウンロード、そして最後にBitTorrentダウンロード。これらを利用者のテイストに沿って選択すればいい(全部掲載してもよいのだろうが)。

もちろん、HTTPダウンロードも可能なので、PodmailingもBitTorrentも必要ないよと思われるかもしれない。ただ、TorrentFreakによれば、同サービスがコンテンツをホストする期間は3ヶ月に限られているのだという。

「コンテンツをホストする期間は、最高3ヶ月を上限としています。しかし、たとえ私たちのサーバ上にコンテンツがなくなったとしても、生成されたTorrentのトラッキングは続けられます。つまり、Swarmは残り続け、人々はそれをダウンロードすることができるのです。」とChoquelはいう。

P2P Blogでは触れられていなかったが、同サービスのストレージ容量は1ユーザに付き最大5GBまでであるという。無制限ではないのは残念ではあるが、、プレミアムサービスを利用することでこうした制限は緩和されるのだろう。それにしたって、容量5GB、ホスティング期間3ヶ月、Torrentのトラッキングはサービスが続く限り、というのは無料のサービスとしては優秀なものだろう。少なくとも今のところは、広告も不愉快な待ち時間もないようだしね。

プレミアムサービスがどういったサービスになるのか、非常に楽しみだ。このサービスに興味を持った方は、とりあえず、そのアナウンスがあるまで、実際に利用して感触を確かめてみるといいだろう。上記のP2P Blog、TorrentFreakの記事に掲載されているインビテーションコードを利用するといいだろう。

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