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南ア最大手のTorrentサイト、レコード産業からの圧力により閉鎖

以下の文章は、TorrentFreakの「Recording Industry Takes Down BitTorrent & NZB Sites」という記事を翻訳したものである。

原典:TorrentFreak
原題:Recording Industry Takes Down BitTorrent & NZB Sites
著者:enigmax
日付:November 06, 2008
ライセンス:CC by-sa

アンチパイラシー活動に関する話題は、アメリカ、欧州、カナダ、オーストラリアといった国からしばしばよせられるが、実際のアンチパイラシー活動はこうした国に限られてはいない。今日、アフリカ最大のBitTorrent/Usenet NZBサイトがレコード産業によって閉鎖させられたというニュースが入ってきた。

今日付の報道によると、2つの南アフリカのBitTorrentトラッカーが、アンチパイラシーアクションの手に落ちた。。BitFarm.co.zaは、10,000人以上のメンバーを有する同国最大のBitTorrentトラッカーであったが、同サイトは小規模のプライベートトラッカーNinjaCentralとともに閉鎖させられた。さらに、NZBファイルによるUsenetインデックスに特化したBitFramの姉妹サイトNewsHostも不穏な注意を向けられている。

そうした法的脅威は、南アのRIAAに相当するRecording Industry of South Africa(RiSA)によって生み出されている。RiSAは、直接個別のサイトをターゲットにするのではなく、South Africa’s ISPA(ISPの業界団体)に対し、警告を発したようである。そして、ISPAはそのクレームを受理した、ということになる。

NewsHostに対するRiSAのクレームの中で、RiSAは同サイトが12,300ものNBZファイルを提供する「招待制の海賊行為に特化しただけのNZBサイト」であると主張している。RiSAは同サイトが「海賊行為を幇助したことによって、Copyright Act 98/1978のセクション27(1)(b)に違反する」と述べている。たとえ、同セクションが明示的に幇助について言及していないとしても。

27.(1) 著作権が存在する作品を、著作権の所有者に無断で利用する人物が

(b) 販売、レンタル、または販売、レンタルのための取引の材料とする、または、陳列する場合

ISPAはクレームを受け入れ、このBitTorrentサイトおよびNZBサイトをホストするISPにコンタクトをとった。このISPとISPAとの往復書簡の一部を以下に記そう。

最近、ISPAは貴組織を対象とした削除通知を受領しました。我々の見解の元下で同クレームを精査いたしましたが、これはElectronic Communications and Transactions (ECT) Actにおけるすべての法的要件を満たしている妥当なクレームであると判断いたしました。ECT法チャプターXIによって与えられる、コンテンツに対するサービスプロバイダの責任制限は、削除通知送付者に関わるデータへのアクセスを削除または抑制することを貴組織に義務づけています。従って、我々は貴組織が迅速にこの通知に応じることをお願い申し上げます。

現在のところ、BitFarmとNinjaCentralのサイトはダウンしているが、RiSAはNewsHostのドメインネームもブロックせよと要求してもいる。しかし、サイトは現在でも一部アクセス可能であり(ただ、同サイトはしきりに、ダウンしているBitFarmからデータを引っ張ってこようとするが)、奇妙な文章をホームページに表示させている。

一方、以前にもRiSAとの訴訟を経験したことのあるBuys Inc.の弁護士、Reinhardt Buysは、無料でサイトの弁護を引き受けると申し出た。

ReinhardtはTorrentFreakにこう述べている。「torrentと呼ばれるファイルを収集し、インデックスし、ホストするサイトは南アフリカでは合法です。そうしたサイトのコンテンツは、言論の自由に対する憲法上の権利によって保護されているのみならず、いかなる著作権クレームの範囲外でもあります。」

Reinhardsは、問題のサイトは実際の著作物をホストしているわけではなく、単にどこかでホストされているモノの場所へリンクするメタファイルをホストしているのであって、これらのサイトは、The Pirate Bayのようなサイトに類似しており、こうしたメタファイルは、Googleのような別のサーチエンジンを利用して容易に発見することができるコンテンツであると説明する。

「The Pirate Bayといったサイトは、単純に著作物をコピー、共有、配布しているわけではないので、直接的、犯罪的な著作権侵害に対して、責任をとる必要は全くないのです。著作権侵害の責任は、Torrentを用いてファイルをダウンロードしている人にあって、Torrentを公開した人物ではありません。」と彼はいう。TPBのようなサイトに残された唯一の責任としては、『侵害の幇助』においてである。

Reinhardtは、南アフリカのCopyright Act 98 of 1978における著作権侵害の3つのタイプを説明した。

-直接の侵害:許諾なしに著作権で保護されたファイルをコピーし、使用すること
-刑事的侵害:著作権で保護されたファイルのコピーを販売、配布すること
-侵害の幇助:上記侵害形態のいずれかに、相当な程度貢献すること

「法廷はテクノロジーやツール、行為が侵害の幇助を満たすかどうかを判断するためのすぐれたテストを作り出しました。それは『but-for(-がなかったら)』テストと呼ばれるテストです。たとえば、著作権で保護されたファイルのP2P共有は、The Pirate Bayの存在を排除すればなくなるのでしょうか?このテストはCD-RWドライブ、レコーダーなどのようなイノベーティブなテクノロジーを保護するために発達しました。」とReinhardtはいう。

「その答えは、完全にNOです。The Pirate Bayなどのサイトがなくとも、P2Pファイル共有は存在し続けます。従って、The Pirate Bayは侵害の助長において、有罪ではありません」。こうしたReinhardtのコメントを考慮すると、ISPAがサイトを閉鎖させたの早まった行為だったのかもしれない。現時点で、同サイトが裁判を起こすかどうかは不明ではあるが、実際にそうするとしても、勝利の可能性はあるということだろう。

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