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BitTorrent Inc.元社長Ashwin Navin、BitTorrent、パイラシー、オンラインメディアの将来を語る

以下の文章は、TorrentFreakの「Piracy Leads to Less Crap says BitTorrent Co-founder」という記事を翻訳したものである。

原典:TorrentFreak
原題:Piracy Leads to Less Crap says BitTorrent Co-founder
著者:Ernesto
日付:November 09, 2008
ライセンス:CC by-sa

BitTorrent社前社長であり、共同設立者でもあったAshwin Navinは、4年間勤めた同社を去った。これまでのところ、同社は大成功を収めたというところまでは来ていない。しかし、BitTorrentプロトコルはますます有用なものとなっている。彼が自由に話すことができるようになった今、我々はAshwinにBitTorrent、海賊行為、オンラインメディアの将来に関する彼の意見を尋ねてみた。

Navin(現在も取締役としては同社にとどまっている)は、YouTubeのSteven Chenらと新たなベンチャーを開始する。彼らの目標は、サンフランシスコエリアで、テックスタートアップをサポートすることにあり、そうした人々に自らのアイディアに取り組むべくオフィススペースを提供することになっている。

BitTorrent社社長としての彼のポジションは、Navinを引き留めるものではなかった。「iTunesのDRMが人々を海賊コンテンツに向かわせているのだ」というような彼の発言にもあるように、デジタルライツマネジメントに対する彼の態度は非常にはっきりしている。しかし、彼はしばしば厄介なポジションにいることに気付かされたことであろう。平均的なBitTorrentユーザと同時に、ハリウッドスタジオをも喜ばせなければならなかったのだから。

NavinがBitTorrent Inc.での仕事を辞めた今、我々は彼が以前よりもう少し率直に話すことができるのではと思い、退職インタビューを行うことにした。「BitTorrent社での時間は4年、という感じが全くしないですね。」と、Navinは真っ先に話した。「ただ、素晴らしい人々と、世界を変えるアイディアに囲まれ、充実した日々を送るとき、時間は本当に早く過ぎ去ってしまうものです。私自身をまず真っ先に引きつけ、そして今でも訴え続けていること、それはBitTorrentは、人々に真のデジタルフリーダムを提供することができる、ということです。」

実際に、BitTorrentプロトコルは自由を提供してくれる。しかしそれゆえに、エンターテイメント産業はBitTorrentを採用することをためらう。彼らは消費者の自由を望んでおらず、ただ、自らのキャッシュフローを維持したいだけなのだから。それでも、BitTorrentはエンターテイメント産業に新たなツールをもたらした。これにはNavinも同意する。

「BitTorrentは、その直接的、間接的な利点によって、印刷機や放送、インターネットといった重要なブレイクスルーテクノロジーと肩を並べられると私は信じています。なぜか?たとえば、ブログやBitTorrent、ビデオ共有サイトなどのような、今日のパブリッシングテクノロジーは、直接、創造のための公平な場を作り出すのです。」とNavinは言う。

「間接的には、これらのツールは、巨大なメディア企業に対し、人々を自己表現から追い出すことでディストリビューションを支配するということがもはや不可能である、と否応なく理解させています。誰であっても、どんなフォーマットででも、フィルターされることなく、世界中に声を上げることができるのです。今まで、これほど多くの人が言論の自由を行使することができたでしょうか。これらの大手企業が、この基本的な理解に基づいて応じることで、クリエイター、消費者を含めた数百万、数千万の人々に利益をもたらすことができるでしょう。」

ここでNavinは要点を付く。BitTorrentは多くの可能性を有する優れたテクノロジーである。エンターテイメント産業がなさねばならぬのは、それを後押しする方法を見いだすことである。消費者を黙らせるのではなく、消費者に耳を傾けることこそが、まず第一歩となる。インターネットは消費者が主導権を握っている、これこそが、まさに今、著作権ホルダーが理解しなければならないことである。これについてNavinは

「インターネットを介した情報をエンターテイメントの自由な流れは、プロフェッショナルエンターテイメントの高い価値を減じるものではありません。それはパブリッシャーに対して、更なる品質への意識を要求するものとなります(よりわずかなflopで、より多くのヒットを)。今、この時代における最大の罪は、排他的な契約により自らのコンテンツを抑制すること、または、自らの創作を非常に貴重なものとしようとすること、です。今は、あなたのディストリビューション戦略を以前より、もっと見さかいのないものとすべきときなのです。誰かがそこで見ているのであれば、そのすべての場所に。」

「これまでの時代は、3,4社が消費者に繋がるすべての道を独占していたがために、彼らに多大なる寛容が与えられていたのです。出版社はくだらない映画やテレビ番組を作ることができましたし、それでもやっていけました。しかし、現在はユーザが選択することのできる経路、つまり『チャネル』が、数百万と存在しており、そこでは、最も摩擦の少ないフォーマットで提供される最高のエンターテイメントこそが常に成功を収めることになります。」

そして、Navinは海賊行為が破滅に繋がることはほとんどないだろうと話す。現在、エンターテイメント産業は実際に人々が聞きたい、みたいと思うものを作らなければならない。彼らにとっては残念なことであるかもしれないが、消費者に産業の望むような方法でコンテンツを利用させようとするのは、ますます難しくなりつつある。情報は以前にも増してフリーになっており、消費者には選択肢がある。そして、その選択肢が消えてなくなることはないだろう。次のステップを踏みだし、海賊行為と競争することができるか、それはハリウッド次第であろう。

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