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英国:アンチパイラシー団体、ISPに対しユーザの個人情報の「即時開示」を要求

以下の文章は、TorrentFreakの「Anti-Piracy Group Hints at Disclosure “On Demand”」という記事を翻訳したものである。

原典:TorrentFreak
原題:Anti-Piracy Group Hints at Disclosure “On Demand”
著者:enigmax
日付:November 13, 2008
ライセンス:CC by-sa

英国アンチパイラシー組織FASTのCEOは、ファイル共有への対処に関するライツホルダーとISPとの自発的合意の可能性について「ありえそうもない」と話している。Federation Against Software TheftのボスJohn Lovelockは、同組織が真に求めるものは、裁判所の命令なしに、ファイル共有ユーザの氏名と住所をオンデマンドで開示することであるとしている。彼はこれを「最も望ましい形」であるとしている。

2002年、John LovelockはFederation Against Software Theft(FAST)に加わり、現在では同アンチパイラシー団体のCEOとなっている。彼は著作権法の改正に関する政府へのロビー活動、学生に対する著作権『教育』の促進、そしてもちろん、それに従わない人々に対する法的措置の施行に関連した役割を果たしている。

法的措置を背景とした『教育』、というこの混合によって、FASTに対する批判が巻き起こった。同組織は、ファイル共有のために企業のインターネット回線を利用する人々を追跡することで知られている。FASTに発見されると、同組織は急襲、捜索、請求といった無言の脅威と感じられるものをちらつかせつつ、その企業にアプローチする。その企業が降参すれば、FASTはターゲット企業が『応じた』ことを確実なものとするために、ソフトウェアやライセンスを積極的に販売する同非営利団体の『商業部門』にカスタマーとして紹介する。FASTのこうしたアプローチは評判が悪く、ある弁護士は、FASTは著作権を守るためと称して、実際には作品を蝕んでいるのだという。FASTによってコンタクトをとられたあと、弁護士に助言を求めた多くの企業が、FASTとの対話をしないようにと弁護士から忠告されている。

しかし、FASTはこうした圧力の矛先を企業だけではなく、個人にも向けようとしている。FAST(またはThe Federationともいわれる)は、2008年7月にローンチされた英国ビジネス・企業・規制改革省(BERR)の‘Consultation on Legislative Options To Address Illicit Peer-to-peer File Sharing(違法P2Pファイル共有特定のためのリーガルオプション協議会)‘にてそれを示唆した。簡単に言えば、この協議はISPとライツホルダーが『3ストライク』か別のメカニズムを介して、違法ファイル共有への対処に関して、合意点を模索することになっていた。

もちろん、ISPとしては、著作権ロビイストの強要により、自社の加入者を苦しめることは全く望んではおらず、FASTにとっては順風満帆というわけにはいかなかった。FAST CEO John Lovelockは、自発的な合意があり得そうもないと思っているようだ。「自発的なアプローチは、最も簡単なソリューションでしょうが、経験的に、完全なコンセンサスが得られない限りは、こうしたアプローチはうまく機能しないだろうということが示されています。今までのところ、ライツホルダーとISPとの対話が続いているにもかかわらず、今のところ成功はしていませんから。」

ISPが同社の顧客を追跡することを望まないという事実は、Lovelockには通じない。彼は、ISP自らに決定させることになるという点で、政府によるレギュレーションが『不可避』であるという。彼はまた、いかなるスキームであってもISPが『オプトアウト』されるべきではなく、そうなれば「取り決めそのものが瓦解」しかねないと感じているという。

Lovelockは、ISPに違法ファイル共有に対処することを強制する「政治的意志」を要求しており、また、これが引き起こすであろう法的困難さをスキップすることも望んでいる。ISPはユーザの所作に対して責任を有してはおらず、彼らは再三再四、『インターネットポリス』となることを否定した。それは全く正しい。一方、ISPに対し、彼らの意志に反してそれを強制しようとする試み、または、ディシジョンメイキングプロセスから彼らを排除することを確実にする措置がとられることは、あり得ない話ではない。

さらに懸念されるのは、FASTなどの組織が、彼らの要求を満たすよう法律をショートカットする、回避する、変えることがどのように実現されるべきと考えているか、ということである。Lovelockは「1つの考え」として、「任意のIPアドレスに紐付けられる個人データが、(訳注:現在のところ)必要とされている裁判所の命令なしに、ライツホルダーの要求に応じて提供されるかもしれません。おそらくそれが最も望ましい形でしょう。」という。

そう、適正な手続きとデータ保護法を廃棄しましょう、ということだ。彼らはまさに事態を悪化させている。

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