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Soulseekプログラマ Nir Arbelへの2002年のインタビュー

以下の文章は、P2P Blogの「Flashback: Interview with Soulseek programmer Nir Arbel」という記事を翻訳したものである。

原典:P2P Blog
原題:Flashback: Interview with Soulseek programmer Nir Arbel
著者:Janko Roettgers
日付:November 21, 2008
ライセンス:CC by-nc-sa

昨日のTorrentFreakの記事によると、フランスの音楽産業はVuze、LimeWire、Morpheus、オープンソースホスティングサイトSourceForgeに続いて、Soulseekを訴えようとしているのだそうだ。Soulseekは長きに渡って、音楽共有狂の公然の秘密であった。このシステムは当初エレクトロニクミュージックをフォーカスしていたが、現在では数多くの非メインストリームのニッチの役に立っている。

私は長らくSoulseekを追いかけてきたし、Soulseek Recordsがはじめてリリースした2枚のフィジカルコピーも、未だ私のCDラックにある。また、私は2002年にSoulseekの創設者Nir Arbelへの初期のインタビューを行なっていた。これはドイツのエレクトロニク音楽雑誌De:Bugに掲載されたものである。もちろん、非常に多くのことがこのインタビュー以来変化している。しかし、少なくともインタビューの一部は依然として関連するものであり、それ故に私はここP2P Blogにて訴訟に考慮した上で再掲することに決めた。読者にとって興味深いとは思えないであろう箇所、6年が経ってもはや意味をなさない箇所は削除した。

1つ注意していただきたいのは、実はこの記事のオリジナルの記録を紛失してしまっているということ。おそらくは、短いやりとり、確かSoulseekチャットを使ってのものだったと思う。幸いにも、誰かがDe:Bugがドイツで跛行されたあと、英語に再翻訳してくれている。2つの言語を行ったり来たりするというのは、確かに正確さを欠く可能性が出て来るのだが、それでも私はそうするだけの価値があると思っている。特に、最期の質問の辺りとかね。今日、最新の話を聞くためにNirにコンタクトをとったが、依然返信はない。返信があり次第、すぐにでも記事を公表する。

それでは、いってみよう。



DEBUG: あなたが一ユーザとしてみたとき、どのファイル共有ネットワークが一番快適だと感じますか?

NIR: audiogalaxyのデザインがとても好きですね。アーティスト指向的なクラブとか、楽曲にコメントを書けたりする機能がありますからね。Kazaaは技術的には目を見張るところもあるのですが、コミュニティ機能はNapsterのそれよりも劣ってますね。

[...]

DEBUG: ミュージシャンやレコード会社はSoulseekについてどう発言していますか?

NIR: ほとんどはSoulseekのことを知らないでしょうし、気にかけてもいないでしょうね。今日まで誰もSoulseekについて明確な態度を示した人はいないと思います。一度、Warpから一部の特別なトラックをフィルターするよう要請する丁重な手紙をもらいましたが、それっきりですね。

DEBUG: 彼らにはなんと説明したのですか?

NIR: サーバはサーチリクエストに対して何かしているわけではないので、技術的に不可能でしょうと説明しました。それと、我々は非常に小さく、非常に特化したファイル共有コミュニティであるとも説明しました。私たちのコミュニティは、新しい音楽を互いに知らせあっている以上のもので、あるものは盗むし、そうでなければ購入している、ともいいました。最近まで、これは本当じゃないんじゃないかと疑いを持っていました。そこで、メッセージボードを利用してコミュニティの人々に調査への参加を呼びかけました。その結果、そのほとんどの人が、少なくともSoulseekを利用する以前よりももっと多くの音楽を購入するようになったようなのです。買わなくなったと答えたのは少数派でした。このことは、我々はジャンルを助けているのだということを確信させてくれました。願わくば、エレクトロニックミュージックのレーベルやそのアーティストたちにこれを認めて欲しいところです。

[...]

DEBUG: Soulseekのアーキテクチャについてお話しいただけますか?

Nir: もちろん。ただこのインタビューが公表されるときまで(お話しすることと)同じであるとはお約束できませんが。私がNapsterで働いていた間、中央サーバに依存したシステムの利点、欠点について数多くのことを学びました。分散ネットワークが日々の生活に適しているようになったとき、私はそれらがSoulseekをスケーラブルにするのだと思いました。現在、Soulseekは単一化と分散化のハイブリッドなネットワークとなっています。つまり、それはNapsterと同様に容易にシャットダウンが可能だということです。しかし、SoulseekサーバはNapsterサーバよりもよりスケールしています。また、我々は集中化したシステムにおいてのみ可能な機能を有しています。たとえばチャットやレコメンドですね。

DEBUG: では中央サーバと分散ネットワークでの機能の違いはどのようなものなのでしょうか?

NIR: Soulseekは、2つのほとんど別個のネットワークにて機能しています。集中化によって全てのユーザはサーバに接続されますし、分散化によってサーバはトップノードとして機能します。しかし、ほとんど全てのユーザは別のユーザに接続しています。この分散ネットワークは、GnutellaよりもKazaaに近いものでしょう。

[...]

DEBUG: 今後、Soulseekをどのようにしていくつもりですか?

NIR: ほとんど何も考えていませんね。私はSoulseekを学習と実験のプラットフォームとして楽しんでいます。私はいずれ訴えられることになるかもしれませんし、いつかSoulseekへの興味を失ってしまうかもしれません。

DEBUG: もし、Soulseekが訴えられることになったら、どうなるのでしょうか?

NIR: 諦めますね、ソースコードを公開しますよ。

まぁ、最期のこだわりのなさは何となくわかる気がしないでもない。実際にどうなっていくのかはわからないけれど、それほど著作権侵害なしにはやっていけない、という感もしないので、可能な限り合法的な利用を促す方向に進むカモしれないなぁとは思うけれど。

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