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TorrentFreak、開設から3年を迎える:なぜブログを書き続けるのか?

以下の文章は、TorrentFreakの「TorrentFreak Turns Three」という記事を翻訳したものである。(少し前の記事ですが、公開までに時間がかかってしまいました)

原典:TorrentFreak
原題:TorrentFreak Turns Three
著者:Ernesto
日付:November 12, 2008
ライセンス:CC by-sa

まさに3年前の今日、2005年11月12日にTorrentFreakはスタートを切った。我々は1,788の記事を書く一方、読者のみなさんは88,987のコメントを寄せてくれた。これまで素晴らしい旅路を歩んでこれたのは皆さんのおかげだ。

最初の記事をTorrentFreakに投稿したとき、このブログがまさか今のようなものになるとは想像だにしていなかった。TorrentFreakの主な目的は、常にファイル共有ユーザの視点に立ってファイル共有ニュースをカバーし、時に、アンチパイラシーロビイストによってこの世界に織り込まれるミスリードを狙ったメッセージにカウンターを加えることである。

当初、私は2,3本の「Tips & Trick」タイプの記事を書き上げるところから始め、これはその後もいくつかの記事で補足された。TorrentFreakは開始当初から、Digg.comのコミュニティにおかげでそれなりのトラフィックを得ることができた。Diggからのトラフィックはブログを書き続ける上で、本当に励みになった。時間が経過すると共に、TorrentFreakはよりシリアスなニュースアウトレットに成長し、独自の記事はますます多くなり、文章のクオリティは向上した。

BitTorrent人気の増大とともに、TorrentFreakのトラフィックも増加した。そして、私が書いてみたいと思っていたBitTorrentサイトを運営するたくさんの人々などを含め、素晴らしい人物に出会う機会もできた。また、TorrentFreakが誕生して数ヶ月がたち、「私(I)」は「私たち(We)」となった。SmaranはTorrentFreakに加わった最初のライターとなった。彼は2006年に記事の投稿をやめてしまったが、彼はTorrentFreakの進化を支える役割を担ってくれた。

TorrentFreakのようなブログの運営についてお話しするのであれば、欠かすことのできない人物がいる。2006年初頭、Enigmax(andy)がTorrentFreakに加わったことは、私にとってこの上ない幸せだった。それから約2年間、Enigmaxと私は、TorrentFreakの日々の運営を続け、ともに自由になる時間の大半を記事を書くことに費やした。一部の人は誤解されているかもしれないが、TorrentFreakはプロフェッショナルな運営を行なっているわけではない。Enigmaxも私も常勤の仕事を持っている。TorrentFreakは趣味のプロジェクトであって、我々はお金のためではなく、BitTorrentとファイル共有に強い興味があるために、真剣に記事を書き続けている。

TorrentFreakに貢献してくれたすべての人についてここで述べたいところではあるが、全員に触れるのは不可能だろう。我々は数多くのゲストライターに寄稿してもらい、数千の読者からTipsをいただいた。こうした人たちはいずれも、様々な形でサイトに貢献してくれたと思っている。Enigmaxと私の他にも、TorrentFreakにはBen Jonesという第三のレギュラーライターがいる。彼は執筆より調査を好むが、彼の貢献も見過ごすことはできない。

TorrentFreakでの活動に関して、我々は自身をジャーナリストだとは考えていない。我々はP2Pの熱狂的なファンであり、インターネット、特にBitTorrentが、我々のオンラインメディアとのインタラクションの有り様をいかに変容させていくのか、それについて記していきたいと強く思っている。また、我々は世界が、そして法律が、この(再)進化にどのように応じていくのかについても記している。我々は自身が面白いと思えることについて書き、そしてそれが他の人々にとっても面白いと思ってもらえることを願っている。

情熱ゆえに、我々は書き続ける。Cnet UKは本日、TorrentFreakに関する記事を書いており、Nate Lanxonは我々について非常にうまく要約している。「ブログの隆盛はお金によって支えられているものではない。そのほとんどは、人々が本当に気になるテーマについて書こうとする願望によって支えられている。このニュースの世界の中で、それはしばしば、未知なる今を記し、終わりなき今を記し続けることを意味する。」

もちろん、我々はここで立ち止まるつもりはない。今後も皆さんにより多くの記事を提供しようと願っている。たとえ、我々の時間が限られていたとしても、毎日少なくとも1つの記事をパブリッシュすることを目標としている。ある意味では、我々の限られた時間は、記事のクオリティのチェックでもある。1日に、4,5本の記事を公表するだけなら、それほど大変なことではない。しかし、もし皆さんがそれらを読んでくれたとして、皆さんにとってそれがユニークで、価値あるものでなければならない。もちろん、TorrentFreakは手助けしたいと思ってくれる読者の皆さん、野心的なブロガーたちに常に開かれている。

我々はある非常にエキサイティングなプランを進めており、それはもうじきアナウンスできるだろう。また、サイトの再設計も同様に進められている。TorrentFreakにて書き続けることは、これまで非常に素晴らしい試みであった。そのほとんどは、あなた方、読者の皆さんのおかげである。我々はこれからもTorrentFreakとしての活動を続け、これまでの3年間同様に、これからの3年間も素晴らしいものになることを願っている。

TorrentFreakはただ単純にBitTorrent界隈のニュースを扱っているというだけではなく、その存在自体が現在のBitTorrent界隈の1つの中心的な役割を果たしているようにも思える。 そういった意味では、古参のP2Pファイル共有ニュースサイトSlyckやP2Pnet.net、ZeroPaid、ジャーナリストの1プロジェクトとして更新されるP2P Blogとはまた異なった存在だと感じている。

「BitTorrentの人気の増大とともに、TorrentFreakのトラフィックも増加した」、おそらくこれは事実であろう。しかし、TorrentFreakがより多くのアテンションを集めることが出来たがゆえに、それ自身がBitTorrentの人気を支える存在ともなったとも考えられる。必ずしも、影響はワンウェイであるとは思えない。そういった点でも非常に興味深いブログだよなぁと思うわけです。

私も2年と数ヶ月、このブログを書き続けているのですが、余談として、なぜ私がこのブログを書き続けるのか、というお話でも。

こことは別に「はてな」でもブログを書いているのですが、そちらの方は日本の話題と私のオピニオンを雑多に書くという感じになっています。自分の考えを一気に書き上げる、公表するというのは、それはそれで楽しいのですが、その一方でこちらのブログでやっているような翻訳、というよりは情報共有も、面白く、意義あるものだと感じています。

たとえば、TorrentFreak、P2P Blog、paidContentを初めとする当ブログで扱うようなブログが日々伝えてくれる情報は、非常に面白いものばかりであり、多くの人にそれを知って欲しいと思っています。また、これらのブログは独自のソースを持ち、ユニークな記事も少なくありません。ただ残念なことに、そうしたブログが伝えるトピックの全てが日本には伝わってくるわけではありません。たとえ、そうしたトピックが伝わってきたとしても、ほとんどは事実としての報道が多く、そういった報道を受けて人々がどういった感情を抱いているのか、というところまでは伝わりにくいところもあります(CNETの翻訳記事などは記者の感情が加えられたものが少なくないので、全ての報道がそうだというわけではないですが)。

幸いにも、私は若干ながら英語が読めるので、それほどうまくはないけれど、記事の翻訳をすることが出来ます。それによって、英語を読めない、英語を読むだけのリソースを割くことができない人であっても、TorrentFreakやP2P Blogが報じる話題や、それに対する解説、解釈、反応を知ることができます。しかし残念なことに、私にはそれをさらに深く論じられるほどの専門的な知識がありません。それでも、翻訳し、それを公開することで、ともすれば、専門的な知識を有している、もしくは興味深いアイディアを持っている、そんな人にも、私が面白いと思った記事を届ける可能性を増すことができますし、それによって、新たな反応が生じるかもしれません。たとえその可能性が低くとも、その可能性を残し続けることこそ、私にとって意味ある行為だと思っています。

より多くの人に読んで欲しい、記事を読んでさらにブラッシュアップしてくれる人にリーチさせたい、つまり、共有して欲しい、という願望がこのブログを書き続ける動機づけとなっています。私は"Sharing is Caring"という言葉をとても気に入っていますし、それを実践する人たちが好きです。たとえばTorrentFreakはすべてのエントリをCC by-saで公開しています。TorrentFreakのクレジットを表記し、同一のライセンスで公開する限りにおいては、誰でも自由に利用することができるのです。丸ごと転載したとしても何ら問題はありません。それによってより多くの人が、情報を共有することが可能となります。

また、誰かがそれを翻訳して公開することで、さらに多くの人が情報を共有することができます(たとえば、当ブログにて翻訳したTorrentFreakの記事を丸ごと転載したとしても、元の記事がCC by-saで公開されているので、何ら問題はありません(少し手直しした方が良さそうですが…。)。非商用でも、商用でも。)。そして、それを元にさらに別の誰かが新たな何かを作り上げ、それを公開するかもしれません。可能な限り自由を認めることで、こうした反応の可能性を広げることができると私は考えていますし、そうなることを望んでいます。

以前、翻訳エントリではないのですが、私の書いたエントリを利用してマッシュアップ記事を書いていただいたことがあります。

■ 目を覚ませマカー、AppleがBig Brotherだ。 - 2007/05/25?ageha was here

私としては、このagehaさんのエントリが、二次的著作物かどうかの判断はつきません。二次著作物というよりはむしろ、インスピレーションを得て、新たに作り出されたオリジナルの作品であるようにも思えます。ただ、私はこのエントリを読んで、私の書いたエントリより格段にわかりやすく、そしてより面白い作品が、共有を介して生み出され、それがさらに共有される可能性に繋がったことを非常に嬉しく思いました。もちろん、今でもそう思っています。

ここまでがこのブログを書き続ける理由の半分、というところです。

残りの半分は、やはり定期的に読んでくれる読者の方がいるからです。頻繁にSBMにブックマークしてくれる方、Web拍手ボタンを押してくれる方、コメントして下さる方、トラックバック/リンクしてくだる方もすごく励みになっています。また、たくさんの方にRSS登録してもらっていることも励みになっています。

この場を借りてお礼申し上げます。いつも本当にありがとうございます。

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