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uTorrentがインターネットを殺す?本当に??

以下の文章は、TorrentFreakの「Will uTorrent Really Kill the Internet?」という記事を翻訳したものである。

原典:TorrentFreak
原題:Will uTorrent Really Kill the Internet?
著者:Ben Jones
日付:December 02, 2008
ライセンス:CC by-sa

The RegisterのRichard Bennettは、『BitTorrentがインターネットを殺す』(少なくともVoIPとゲームを)という刺激的な記事を公表した。しかし、Bennettの主張は事実を元にしたものなのだろうか?それとも、これはインターネット全体を巻き込むFUD戦争(訳注:『FUDとはなんぞや?』)の第1ラウンドなのだろうか?

本日、Richard Bennettによってネット中に多数のバズが生み出された。彼は記事の中で、「BitTorrentはVoIP、ゲーマーに宣戦布告している」という。しかし、この主張には1つ問題がある―この主張が全くくだらない、ということだ。

我々は以前にもRichard Bennettについて言及している。彼は2月に行なわれたComcast-Sandvine問題を扱うFCCの公聴会にいた。そこで彼は「我々がネットワークマネジメントをコントロールすることができないのであれば、インターネットを閉鎖しなければならない」と発言した。そんなBennnettが現在、もう1つの潜在的脅威としてやり玉に挙げているのが、uTorrentの初期アルファリリースにてテストされている新たな転送プロトコル uTPである。

彼は記事の中で、たとえuTorrentのuTPがネットワークの混雑を緩和することを目的としていたのだとしても、インターネットが崩壊するかもしれないという悲劇的シナリオを描いている。ありがたいことに、The Registerの読者たちは、事実確認において勤勉であり、彼の言及の多くが不正確である-あるいは全く馬鹿げている-ことを指摘した。

たとえば「UDPは、VoIPのようなリアルタイムデータ転送を目的としていた」とか、「大量のデータの転送にTCPを用いるのは、主にインターネットのエンドツーエンドレイヤーにおける混雑をコントロールする役割を担っているためである」とかいう言及は、全く真実ではない。UDPが考えられたころの人たちがVoIPを一番に思い描いていたなどということは考えにくい。また、大量のデータの転送のためにUDPよりTCPが用いられると『推測される』という言及も見たことがない。確かにTCP我欲用いられているが、これは大量のデータ転送の際には、データが破損しないことを望んでのことである。しかし、BitTorrentは比較的小さな転送単位を用いており、それ自体に適切なデータチェックシステムを有している。同様に、それはTCPのデリバリーコントロールを必要としない。

uTorrentコミュニティマネージャーの『Firon』はTorrentFreakにこう説明する。「私たちがuTPにUDPを利用しているのは、それが、我々自身が唯一採り得る混雑コントロールメカニズムだからです。他のTCP接続がアクティブであったとしたら(たとえば、ユーザがBitTorrentを利用しながら、ビデオストリーミングやVoIPを利用しているときなど)その速度を落とすといったように、ネットワーク状況の変化にうまく対応するようデザインされています。また、このBitTorrentプロトコルはP2Pコミュニケーションのためのハンドシェイクも含んでおり、したがって、UDPを利用することは、二重の接続ハンドシェイクを排除するだけなのです」。つまり、様々な点で、UDPへの移行はトラフィックの抑制に向かうものであり、ネットを麻痺させるというものではない。

Bennettは他にもいくつか疑わしい言及をしている。「インターネットユーザ間の帯域をフェアに割り当てるというBell Canada(訳注:BitTorrentプロトコルへの帯域制御で有名なISP)への懸念から、uTorrent P2Pアプリケーションのデベロッパーは、UDPプロトコルをファイル転送のためにデフォルトトランスポートプロトコルにした。」という言及も、事実とは異なる。「uTPは、Bell Canadaへの反応ではありません。」とFironはいう。「それは技術的な理由から長らく取り組んできたものです。それに、Ludde(Ludvig Strigeus、uTorrentの初期のコーダ―)もこれに取り組んできましたから。」

Fironは、他のクライアントデベロッパーたちの懸念に対しても、uTPの仕様はいずれオープンになるだろうと述べている。、おそらく全てのクライアントがuTPを使用したところで、インターネットは崩壊しないし、炎上することもない。Bennettのような心配性の杞憂に終わるだけだ。さて、Bennettはやけに心配しているようだが、果たして彼はこの懸念を表明するに当たって、(我々のように)BitTorrent Inc.の中に人にコンタクトを取ったのだろうか?Fironはいう。「いえ、誰も連絡を受けてはいませんよ。まぁ、だからこそ、彼の記事は露骨に間違っているわけですが。彼の唯一の関心がセンセーショナリズムにあった、ということはなんともがっかりなことです。」

FironはForum.utorrent.comにて、uTPに関して以下のように説明している。

What is in 1.9:
uTP, the micro transport protocol. This UDP-based reliable transport is designed to minimize latency, but still maximize bandwidth when the latency is not excessive. We use this for communication between peers instead of TCP, if both sides support it. In addition, we use information from this transport, if active, to control the transfer rate of TCP connections. This means uTorrent, when using uTP, should not kill your net connection - even if you do not set any rate limits.

また、BitTorrent Product ManagerのSimon Morrisは、RegisterのuTorrent批判を受けて、同フォーラムにて、より詳細な説明を掲載している。

あと/.本家の議論もリンクを掲載しておきます。

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