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英国:アンチパイラシー法律事務所、ハードコアゲイポルノ共有ユーザをターゲットに

以下の文章は、TorrentFreakの「Anti-Piracy Lawyers Start Protecting Gay ‘Gestapo’ Porn」という記事を翻訳したものである。

原典:TorrentFreak
原題:Anti-Piracy Lawyers Start Protecting Gay ‘Gestapo’ Porn
著者:Ernesto
日付:November 18, 2008
ライセンス:CC by-sa

法律事務所Davenport Lyonsは、ビデオゲームを共有する数千名のユーザを告訴したのに続き、現在他の領域に進出している。今週、彼らは映画『Army Fuckers』を共有していた人々への告訴を開始した。同映画は、「農場の青年」とゲシュタポの将校とのハードコアゲイポルノである。今回は、間違って人を訴えることがどれほど高くつくかを理解することができるだろう。

最近、英国法律事務所Davenport Lyonsが、ビデオゲームを違法に共有していたユーザだとしてご高齢の夫妻を誤って特定したことを認めたとき、ファイル共有ニュースメディアはそれをこぞって取り上げた。コンシュマーマガジンWhich?が、「数百人」規模で人々が誤って特定され、脅迫されている可能性があると指摘したことを受け、同法律事務所は彼らの収集する証拠の誤認可能性について公式に謝罪した。

こうした最近の展開は、ファイル共有コメンテーターが以前から予測していたことでもある。英国にてビデオゲームを共有したとして脅迫される人々のうち、約40-60%が支払いに応じているようである。しかし、この割合は、社会的影響力を利用することで、更に増大させることもできるだろう。驚くことでもないが、現在、Davenport Lyonsは服従率を最大化させるために、このルートを選択しているようである。

今週、警告状を受け取ったという人物によれば、同法律事務所は現在、映画‘Army Fuckers‘-正確にはハードコアゲイポルノ映画-の「保護」に乗り出しているという。もともと同映画は、2006年に「Eurocreme」レーベルからオランダのポルノ企業Dream Logistics BVがリリースしたもので、旧チェコスロバキアの農場を舞台に、ゲシュタポの将校が『強制的に』罰を下す、というもの。

しかし不思議なことに、Dream Logistics BVはもはやライツホルダーではないし、Davenport Lyonsを雇ったのも彼らではない。どうも新たなライツホルダーは、ドイツのアンチパイラシー企業DigiProtectであるようだ。彼らはドイツ、ダルムシュタットのほとんど無名のアンチパイラシー追跡企業Digi Rights Solutionから提供された証拠を元に、疑われたファイル共有ユーザの個人情報を開示するよう高等裁判所の命令を得ている。ただ、DigiRights Solution GmbHなる存在は、インターネット上では確認できないのだが。

疑われた侵害ユーザの個人情報の開示をISPに求めるために生じたコストも上乗せし、Davenport Lyonsは500ポンドの損害賠償を請求している。警告状の受取人は、支払いまでに21日の猶予が与えられ、もし支払わないのであれば、多額の費用や損害賠償が科せられる裁判を迎えることになると脅迫される。こうした脅迫戦略は、Davenportが『保護』するとしているすべてのメディアに共通している。注目すべき点は、こうした脅迫的クレームを受けた25,000人の人々のうち、半分程度が裁判に至っているのだが、その事実について争われたことはない、ということだろう。これが意味するのは、Davenport Lyonsはこれらすべてにおいてデフォルト判決(欠席判決)にて勝利しているということである。これまでのところ、支払いを拒否した多数の人々との間で争いが生じた、ということを示す証拠は見いだされてはいない。

最終的には、こうした被告人や和解を選択した人々は、今後DigiProtectが所有するいかなるメディアの著作権をも侵害しない、という宣誓にサインするよう求められる。彼らが権利を有しているタイトル数を考慮すれば、あなたが考えている以上にこの戦略は有効かもしれない。以前にP2P Blogが指摘しているように、DigiProjectは数多くのタイトルに対して『P2Pライツ』を取得しており(米ポルノ企業『Evil Angel』も含まれる)、彼らはP2Pトラッキングとその後の法的脅迫によってお金を集めているようである。

しかし、最も懸念されることとしては、以下のパラグラフを含むDigiprotectとEvil Angelとのリークされた取り決めであろう。これは英国のケースでも当てはまると思われる。

第1条で概説される目的を達成するため、ライセンサーはこの合意で定められた期間、eDonkey、Kazaa、BitTorrentといった peer-2-peer及びインターネットファイル共有ネットワークと呼ばれるリモートコンピュータネットワークを通じて、付録1にリストされた映画を世界に向けて利用可能にする独占的権利をDIGIPROTECTに与える。

大半の人々は、DigiProtectやそれに類する企業に名を連ねるタイトルは回避したいところであろう。現在DigiProtectによって所有され、IP収集に用いられているとされるタイトルリストはこちらにある

DigiProtectのタイトルではないが、鋭い読者の方は、Dream Pinball 3D、Colin McRae Rally、Call of Juarezといった、Davenport Lyonsがターゲットとしているタイトルがリストに含まれていることに気づいたことだろう。リストによれば、DigiProtectは、あのAtariの『Alone in the Dark 5』の権利も有しているようだ。

もちろん、近年の自由主義世界に住む我々は、どのような性向を持っていてもそれに対して付されるスティグマは減少している。しかし、何物かがその世帯の許容可能なレベルにそぐわない不正確なポルノ共有に対する申し立てを行なったとしたら、家族に与えられるダメージは重大なものとなろう。

猛火はそこまで迫ってきている。それはほとんど疑いない。この不正確な訴えに対し、Davenport Lyonsは簡素な謝罪を行なっているが、それでは不十分なのだ。

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