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デンマーク:The Pirate Bayへの検閲問題は未だ終りを迎えず

以下の文章は、TorrentFreakの「Pirate Bay Censorship Case Not Over Yet」という記事を翻訳したものである。

原典:TorrentFreak
原題:Pirate Bay Censorship Case Not Over Yet
著者:Ernesto
日付:December 10, 2008
ライセンス:CC by-sa

今年初め、デンマーク法廷は、ISP 「Tele2」に対し同社顧客がThe Pirate Bayへアクセスするのをブロックするよう命じた。この最初の判決に対する上訴がなされていたがそれも2週間前に敗北した。しかし、このケースは未だ終わりを迎えてはいない。Tele2は最高裁判所の判決を求め上訴することにした。そして、デンマーク通信産業協会はそれをバックアップしている。

この問題のケースは、インターネットサービスプロバイダの責任について、既に盛んな議論を引き起こしたユニークなケースである。裁判所の判決によると、Tele2は、ユーザが著作権侵害したコンテンツを、ISPのルータによってコピーし(全てのトラフィックと同様の処理であるのだが)転送していたために、大規模な著作権侵害を行ったのだ、という。

そうして、法廷はThe Pirate Bayへのアクセスが遮断されなければならないと判決を下した。Tele2はこの判決を上訴したものの、2週間前に再び敗北した。

この訴訟は、レコード産業を代表する悪名高きアンチパイラシー団体 IFPIによって開始された。IFPIはのちにスウェーデンにて同様のブロックを強制させるために、この「ランドマーク的判決」を持ち込んだが、失敗に終わった。実際、The Pirate Bayへのトラフィックにフィルターを掛けることは、欧州法に違反するとも考えられる。

しかし、この戦いは未だ終わってはいない。このケースは他のISPやウェブサイトに対しても大きな含みとなりえたため、Tele2は最高裁判所の判断を仰ぐべきだろうとアナウンスした。また、彼らは幸いなことに、彼らの戦いは孤高の戦いではなく、通信産業協会によってもサポートされている。協会の理事長であるJens Ottosenは、この判決が維持されることになれば、デンマークのISPは同様に別のサイトをブロックするよう強制されるかもしれないとComputerworldに語っている。

The Pirate Bayの共同設立者でるPeter Sundeは、この件について「Tele2は法廷で勝利すると我々は確信している。彼ら[法廷]が真にテクノロジーを探究し、全てのコンセプトを理解しようするのであればね。この挑戦(とその勝利)はネット中立性にとっても、そしてオランダのファイル共有ユーザにとっても重要なケースだよ。」

上訴が成功すれば、The Pirate BayがIFPIに対し損害賠償請求を申し立てるという。Peterは「彼ら[Tele2]が勝利すれば、我々はIFPIにその償いをしてもらいたいと思っている。以前にも述べたように、彼らに我々への損害賠償を支払わせてやりたいね。もしうまくいけば、Creative Commonsライセンスで音楽をリリースする野心的なミュージシャンの資金として使いたいと思ってるよ。」という。

ケースが続行するかどうかは、最高裁判所がこの上訴を受理するかどうかにかかっている。ただ、その結果がどうなるものであれ、The Pirate Bayへのブロックは、IFPIが望んでいたような効果をもたらすものではなかった。それどころか、The Pirate Bayへのデンマークからのアクセスは減るどころか増えている。しかし、このケースはThe Pirate Bayだけの問題にとどまらない。このケースはインターネットを検閲する事の是非でもあるのだから。

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