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The Pirate Bay、ローンチから(おそらく)5年を迎える

以下の文章は、TorrentFreakの「The Pirate Bay Celebrates 5th Anniversary」という記事を翻訳したものである。

原典:TorrentFreak
原題:The Pirate Bay Celebrates 5th Anniversary
著者:Ernesto
日付:November 26, 2008
ライセンス:CC by-sa

2003年秋、スウェーデンのとある仲間たちは、『The Pirate Bay』という名のBitTorrentトラッカー・ローンチすることを決意した。 この歴史的な日からおよそ5年がたった現在、同サイトの創設者たちは、スウェーデンの有名であり、インターネットのロックスターとなっている。

The Pirate Bayのルーツは、2003年8月に設立された親海賊行為団体Piratbyrån (The Bureau of Piracy)にさかのぼる。 その当時スウェーデンにはファイル共有ネットワークが存在しておらず、Piratbyranは比較的新しいBitTorrentプロトコルを使用してそれをローンチすることにした。

TiAMOやAnakataら共に、共同設立者の一人Peter Sunde(Brokep)は、当初の彼らの目標はスカンジナビアのBitTorrentコミュニティを構築することにあったと話している。 「当時、Suprnovaという巨大なTorrentサイトが存在していました。しかし彼らは主に国際的なコンテンツを扱っていました。 我々とPiratbyranは、もっとスウェーデンやスカンジナビアのコンテンツを求めました。そこで、我々は巨大なライブラリをスタートしたのです。それがThe Pirate Bayです。」

 

しかし、サイトが正確にいつローンチしたのか、ということは、The Pirate Bayのブログにも書かれているように、謎に包まれている。 「サイトのオフィシャルな誕生日が何日だったか、100%正確にはわからない。 我々はここ1週間あーだこーだと議論をしてきたのだが、結局は、くそったれ、いつだったかなんて知ったところでなんか意味あんのか?という結論に達した。 どのみち、お祝いすることには変わりないんだから!」

当初のハードウェア構成は、実に原始的だった。 The Pirate Bayがローンチしたてのころは、同サイトはMexicoでホストされていた。それはAnakataが当時つとめていた会社が所有するサーバ上で彼がサイトをホストしていたためだった。 その後、サイトはスウェーデンへ移動したのだが、Fredrikはしばらくの間、トラッカーを彼のラップトップでホストしていた。しかし、サイトが成長を続け、もっとパワフルな構成に移行しなければならなくなった。

The Pirate Bayは、すぐさまインターネット上で最も巨大なBitTorrentトラッカーの1つとなった。 2004年の終わり、つまり同サイトがローンチしてから1年後には、同トラッカーは既に100万のピア、60.000以上のTorrentファイルをトラッキングしていた。 その頃、設立者たちは彼らのサイトに興味を持っているのは、スカンジナビア人だけではないことに気づいた。 実際、ユーザの80%は世界のスカンジナビア以外の地域からきていた。 The Pirate Bayチームは世界的な人気を増大させるため、サイトを完全に再設計し、それ以降複数の言語で利用できるようになった。

こうした改善により、The Pirate Bayはさらに高速になり、同サイトによってトラッキングされるピアの数は2005年には2,500,000にまで増大した。 そこまでの人気がハリウッドに気づかれないままにいるということはなかった。 著作権者たちはテイクダウン通知を送付し始めたが、サイト創設者たちはしばしば、そうした通知をからかう材料として用いた。しかし最終的に、The Pirate Bayは強制捜査を受けることになった。その捜査はハリウッドや米国からの圧力を背景にしたものであった。

この強制捜査はメインストリームメディアの注目を集めたが、The Pirate Bayは強制捜査から三日とたたずに復旧してしまった。 このパブリシティーは同サイトへのトラフィックを跳ね上げるだけに終わった。結局、ハリウッドは寝手いる子まで起こしてしまうという、全く望んでいたのとは真逆の状況に落ちいてしまった。 その後の数年間には、デンマークやイタリアなど他の国のISPによって同サイトへのアクセスをブロックされるという事態に直面している。しかし、そうした出来事も結局はThe Pirate Bayの人気を高める結果に終わるだけであった。

先週、同トラッカーはもう一つのマイルストーンに達した ― 2500万ピアをマークしたのである。 これはまさに、どんな所定の時点でも2500万人以上、The Piate Bayトラッカーを介してファイルやりとりしている、ということを意味する。 2009年の来るべき訴訟も心配には及ばないだろう。船は航海を続け、以前にも増して成長をつづけている。 まさに祝うべきものだろう。

おそらく、多くの人が気づいているだろうが、The Pirate Bayはいずれ潰されるだろう。少なくとも、私はそうなると思っている。ただ、彼らがやろうとしていることは、単に海賊共有ネットワークを維持するというものではないのだと思っている。私は彼らの動機が思想に根ざしたものであり、彼らの行動自体は確信的なものだろう。

そんな彼らが最終的に目指しているのは、「情報の自由な共有」なのだろう。もちろん、そうした考えは多くの人が持っており、たとえばEFFやOpen Rights Groupなどとも共有されているだろうし、私にもそういった感覚はある。しかし、その目的を実現するために、どういった手順を必要とするか、という考え方が根本から異なるのだと思っている。

私としては、今この瞬間から違法ファイル共有が全くできなくなったとしても、一向に構わないとすら思っている。コンテンツの違法流通など必要ない、それくらいに自由な共有を許すコンテンツが存在している。ならば、そちらにこそ目を向けるべきだろう。

なんだかんだいっても、現状は商業コンテンツに係わるごく一部の人たちがイニシアチブを手にしている。たとえ、そうした人たちでも海賊共有を御し得ないのだとしても、その海賊共有ネットワークが商業コンテンツであふれかえっていること自体、彼らの手のひらの上で踊り続けているようにも見える。結局は、彼らが「良い」とする価値観に、宣伝に方向付けられてはいるのだから。

私はウェブ至上主義者でも、ウェブ万能論者でもないし、メディアにはそれぞれ得手不得手があることも理解している。ただ、それでも、ウェブには多様な可能性があり、そしてまだ若いこのメディアはまだまだ変化を続けるだろうことは確信している。ウェブに安定期が訪れるのかどうかはわからないが、それでも現在は変化の過渡期にあり、そこにいる参加者の行動次第で大きく変化するものだとも思っている。

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