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米連邦取引委員会、DRMに関するタウンミーティングの開催を決定

以下の文章は、TorrentFreakの「DRM Troubles Lead to FTC Discussion」という記事を翻訳したものである。

原典:TorrentFreak
原題:DRM Troubles Lead to FTC Discussion
著者:Ernesto
日付:January 09, 2009
ライセンス:CC by-sa

TorrentFreakはこの3年間、DRMによって引き起こされた様々な混乱や、それがいかに人々に影響を及ぼしてきたのかを報じてきた。そして今、DRMに対する注視が必要であるとして、連邦取引委員会はその問題についてのタウンホールミーティングを開くよう決定した。

DRMの欠陥は多岐にわたって多数存在し、それは様々な痛みを伴う。Ubisoftは自らが施したDRMをSceneのクラックパッチを使って除去するという結末を迎えたし、SonyのDRMがかかったCDを購入したユーザは、DRMのせいでエクスプロイトの脅威にさらされることとなった。

DRMのストーリーは変わることはない。オリジナルの製品を購入した人々は、DRMという障害に直面させられることになる。しかし、ネット上で交換されるファイルにはDRMが含まれないため、BitTorrenyや他のピアツーピアファイル共有を用いてメディアを手に入れる人々の障害とはならない。こうして手に入れたコピーは制限が除去されており、そうしたことがSporeが極めて頻繁にパイレートされた理由ともなった。

DRMは結局は悪評を買うだけであった。そうした多数の不満を受けたためか、連邦取引委員会(FTC)は、DRMについてさらなる理解を深めることを決定した。そして、FTCはシアトルのワシントン大学ロースクールにてタウンホールミーティングを開催することを決定した。ミーティングは今年の3月後半に開催され、その模様はオンラインでウェブキャストされる。

この種のトピックにおける政府ミーティング経験者にしては珍しく、彼らはオープンなポリシーを採用している。それは、提案の受け入れへの配慮のみならず、パネリストを置かないというところにも現れている。実際、彼らはパネリストとして参加した意という人々を公に募集してさえいる。パネリストの選考に関しては、資格など様々な観点から決定するという。提案やパネリストとしての参加の募集締め切りは1月30日となっているため、参加を希望するTorrentFreak読者は早々に申し込むべきだろう。

以前にもFTCはDRMに関する議論を行っている。2006年、カンファレンスの一部として“Protecting Consumers in the Next Tech-ade"と題された、DRMとその消費者への影響に関するパネルディスカッションが設けられた。ある人は、制限されたアクセスによって価格を押し下げることが可能となるため、DRMは消費者の利益ともなると主張した。そこで例として、1度しか読まない本(訳注:それならDRMがかけれられていてもよいだろう、ということ)があげられた(明らかに彼らは図書館の存在を聞いたことがないのだろう)。別の人は、DRMなくしては製品により多くの額を支払うことになるという研究をあげ、DRM以前には人々がもっと支払う必要はなかったと強調した。しかし、MicrosoftのAndrew Mossは同イベントにて、「DRMの目指すところは、人々に選択肢を提供することです。」という。残念なことに、そのDRMが施されているがために、人々は購入ではなく、海賊行為を選択しているのだが。

この新たなミーティングのアジェンダは、DRMを喧伝する人々にとって、順調ではないことを示しているだろう。たとえ、DRMにいかなるメリットが存在すると主張しようとしても、その前に消費者の負担が言及されることになる。それ単独で、この国の全てのDRMメーカーのオフィスに警報をならすことだろう。2009年は、多くの人が望んでいるテクノロジーの変化がもたらされることだろう。そして、コモンセンス(常識)は最後には腐敗に勝利し、消費者は権利者が投げてよこすスクラップではなく、消費者自身の望むものを手にすることになるだろう。

個人的にはDRMの考え方自体は支持していて、ここでいわれているようなDRMに対するポジティブな意見には同意するところではある。どのような利用を許すか、ということがコンテンツを利用した多様な選択肢を生み出すだろうと考えてのことだ。

しかし、現実はどうかというと、多様な選択肢が提供されるどころか、一律で強力なDRMが施されているばかりである。もちろん、NapsterのようにDRMのおかげで成立しているサービスも存在してはいるが、しかしそれも、DRMのためにiPodという支配的なポータブルデバイスでは利用できないという現実もある。

比較的自由のきく選択肢がないままに、制限ばかりが厳しい選択肢しか提示しないのであれば、DRMそのもののが悪とされても致し方がないだろう。選択肢を提供してくれるとはいうものの、それはあくまでも「理想的には」であって、「現実として」ではない。どの選択肢を選んでも、過度に制限的なのであれば、DRMとはそういうものだと考えるより他はない。

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