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CXCR6:BitTorrentにてフリーなアルバムリリースを行うネットレーベル

以下の文章は、TorrentFreakの「Netlabel Shares Music on BitTorrent Sites, for Free」という記事を翻訳したものである。

原典:TorrentFreak
原題:Netlabel Shares Music on BitTorrent Sites, for Free
著者:Ernesto
日付:January 08, 2009
ライセンス:CC by-sa

数多くのミュージシャンたちが、BitTorrent上で自らの音楽を無料で提供するという実験に乗り出している。このトレンドは、BitTorrentコミュニティをターゲットにしたニューアルバムのリリースを行う新たなネットレーベル CXCR6の結成に繋がった。我々はその設立者にコンタクトをとり、無料の音楽をプロモートする彼の動機について話を伺った。

伝統的なレコードレーベルとは異なり、CXCR6は契約を行うことも、参加アーティストの音楽著作権に口を出すこともない。CXCR6は非営利で運営され、多くの人々が利用可能な形でオープンには音楽を配信することを目的としている。まさに、BitTorrentが最適な領域だ。

同レーベルは、よく知られたBitTorrentサイト、たとえばThe Pirate BayやDemonoid、What.cd、Waffles.fm、Indietorrentなどで、そのアーティストのアルバムを配信している。もちろん、これら以外のサイトにリークしたとしても、むしろありがたいことだと考えるだろう。TorrentFreakでは、ミュージシャンでもある同レーベルの設立者の1人、Lloyd Coxに話を伺った。我々は彼に、どのようにしてレーベルを運営しているのか、なぜ彼がBitTorrentをそれほどまでに音楽共有の優れた手段であると考えているのか、について尋ねてみた。

Lloydは我々に、CXCR6は集団的ではあるが、しかしレーベルとして機能しているのだという。「基本的にはリソースをプールしているので、レーベルとして機能しています。『レーベル』の下で、基本的に我々が得た全てのプロモーションをシェアします。その理由は、全てがCXCR6に返ってくるものだと考えているためです。したがって、あるアーティストが人気を獲得したとすれば、別のアーティストもそれを通じてプロモーションされ、ダウンロードされることになります。」と彼は説明する。

レーベルの主な目的は、どのような形であれ、可能な限り、そして無料でアーティストをプロモーションすることにある。「単に音楽をプロモーションするのと同時に、我々は一般的なレーベルがするように、様々なサイトや出版物にレビューを送付しています。私たちはCXCR6にて何も売ることはありませんが、PayPalを利用してアーティストに直接ドネーション(寄付)を行うことができます。」とLloydは言う。

CXCR6は、ネットレーベルとしてまさにスタートを切ったばかりではあるが、既に同レーベルには5名のアーティストが参加している。そして、そのうちの3組 Xihilisk、Slicepad、Severnは既に自身のアルバムを公開している。その他の2組のミュージシャンもそれに続く予定となっている。Lloyd自身、既にBitTorrentをプロモーションツールとして利用した経験があるという。昨年、彼は自身のアルバムをDemonoidにて独占的にリリースした。

この経験が、こうしたコンセプトに他のミュージシャンを参加させようと促すことに繋がった。「私が出会ったアーティストたちは、非常に優れた音楽を作っていたのですが、しかし、彼らの実力に見合った数の人々に聞かれてはいません。CXCR6は、膨大な数の人々に音楽を届ける可能性が開かれるかも知れません。」

「私はここ数年、BitTorrentを使って私自身の音楽を共有してきました。ただ、CXCR6の前身となったのは、What.cdの未契約のミュージシャンたちによる2,3枚のコンピレーションアルバムから来ています(日本語訳記事)。それらは2,3ヶ月でほぼ30,000ダウンロードを達成しました。このことが、新たな音楽のプロモーションのためにBitTorrentを利用することが正しい方向なのだと理解させてくれたのです。私はこれ以外に、誰も聞いたことのないアーティストたちによる複数枚のコンピレーション3万回以上ダウンロードさせることのできる方法を知りません。」

「BitTorrentは究極の利便性を提供してくれます。」とLloydは説明する。「新しい何かを無料で試すことができる、もしそれが気に入らなければ、ただ消せばよいのです。それを本当に気に入ったら、アーティストに寄付をしたり、CDを購入したり、ライブに行ったりしてサポートすることもできるのです。それに、ただで手に入るのを嫌いだという人はいないでしょう?」

その点には我々も同意せざるを得ない、よね?

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