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隠避され続けるACTA(模倣品・海賊版拡散防止条約)草案に抗議の声

以下の文章は、TorrentFreakの「EU Conceals Anti-Piracy Treaty Documents」という記事を翻訳したものである。

原典:TorrentFreak
原題:EU Conceals Anti-Piracy Treaty Documents
著者:Ernesto
日付:January 14, 2009
ライセンス:CC by-sa

現在、世界の主要国間にて協議されているAnti-Counterfeiting Trade Agreement (ACTA:模倣品・海賊版拡散防止条約)は、疑いの余地なく、より厳しいアンチパイラシー法に繋がるだろう。しかし問題は、それに何が含まれるのかを本当に誰も知らない、ということである。EUは草案を公表することを拒否している。それはつまり、条約の内容が公表されることなく、調印されてしまうということである。

このACTA交渉に関わる秘密主義は驚くべきものである。多数の機関、プレス、個人が、ACTA会合参加国に対し、その計画の詳細を公表するよう求めているが、未だ公表されてはいない。これは参加国が市民の意見を積極的に排除せんとしているかのようにも思えるのだが、その一方でMPAAやRIAAといったアンチパイラシーロビーストから意見は受け入れ続けている。

現段階では、ACTAの中身についてはほとんど知らされてはいない。しかし、少なくとも、RIAAがいくらかの急進的な提案を行ったということはわかっている。彼らの提案の一部は、ISPに対し『著作権警察(copyright cop)』になるよう強制するというものであった。これによって、ISPネットワークにて著作権侵害されたファイルを削除するよう命じることができ、さらに著作権者の要請に応じるよう責任を負わせることを可能にしようとしている。さらに、捜査当局に対しては、海賊行為を疑われた人物の追跡と逮捕を求めてもいる。

各国政府は、このACTA交渉に関するコメントを出してはいるものの、その内容の詳細については言及を拒否している。しかし、ACTAに関わる噂の否定だけは迅速であった。ニュージーランド政府(ppt)によれば、ACTAは、商業的海賊行為のみをターゲットとしており、また、iPodを持っていただけで税関で引っかかるという心配しなくても良い、のだという。それでも彼らは「草案の文面は公表されないだろう」としている。

FFIIは、こうした秘密主義はEU規則に反するものであるとして、欧州理事会によるACTA文書の隠避に対するクレームをオンブズマンに申し立てている。「文書を秘密にしたまま条約を結ぼうなどということは、許されてはならないことです。理事会は故意にACTA文書へのアクセスを妨げているのです。」とFFIIのアナリストAnte Wesselsはコメントした。FFIIは、文書を公表するよう要求している。もしそうすることができないのなら、EUはこの交渉から撤退しなければならない、とも主張している。

重要な点を強調しておこう。我々はACTAがどのようなことを計画しているのかを知らない。そして、情報の要請が全てのレベルで拒否されているために、これを修正することは不可能である。これらを秘密にしておくべき、正当な理由は存在せず、また、調印を前に、特定の機関の提案のみを許し、市民にそれを許さないという正当な理由も存在しない。彼らには都合の良いことなのだろうが、あまりに民主的ではない。

ACTAに関しては、その(噂される)範囲の広さに反して、ほとんど話題にのぼることはない。多くの人がその危険性に気づいたころには既に時遅し、という状況になっているのではないかと懸念せざるをえない。かといって、噂に基づいて煽り立てるのもベターだとは思えないし…。

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