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CNN、オバマ大統領就任式のライブストリーミングにP2Pテクノロジーを利用

以下の文章は、TorrentFreakの「CNN Uses P2P Plugin for its Live Stream」という記事を翻訳したものである。

原典:TorrentFreak
原題:CNN Uses P2P Plugin for its Live Stream
著者:Ernesto
日付:January 24, 2009
ライセンス:CC by-sa

今週、何百万という人々が、インターネットにてライブフィードを提供する多数のサイトで、オバマ大統領の就任を目にした。その中でも、CNNのブロードキャストは間違いなく最も視聴されたストリーミングの1つであっただろう。このストリーミングは、 ピーク時には100万人を超える人々に同時に視聴され、そしてP2Pテクノロジーを使用していた。

ピアツーピア・テクノロジーは多様な合法的利用がなされているにもかかわらず、そのネガティブな印象から、ほとんどの企業がその利用を好ましく思ってはいない。P2Pの利用が効果的な領域の1つに、ビデオストリーミングがある。これはライブスト リーミングやYouTubeなどのサイトでのストリーミングが含まれる。

十分なクオリティのストリーミングを提供しようとすれば、月間コストは中規模サイトであっても数十万ドル、YouTubeなどの帯域喰らいの大規模サイトであれば数百万ドルにまで達するだろう。ではなぜ、こうした負荷を分散し、それをP2Pに投げ込まない?おそらく、CNNもそうした考えに至ったのだろう。彼らはオバマ就任のライブフィードにP2Pを利用した。CNNはどれくらいの人々がP2Pプラグインを使用したかを明らかにはしていないが、CNN.comの利用者が2,500万人であることを考えると、これはP2Pライブストリーミングとしては過去最大級のものであっただろう。

CNNはここ数ヶ月、デンマークを拠点とする企業Octshapeと連携している。ユーザはOctshapeのプラグインをウェブブラウザにインストールすることで、通常のFlash Playerでのストリーミング視聴にP2Pを利用できるようになる。つまり、自分のコンピュータにダウンロードされたビデオの一部が、他のユーザとも共有されるということである。

これまでのところ、CNNはOctoshapeのP2Pプラグインの効果に関して、コメントを発表してはいない。しかし、同テクノロジーに詳しいインサイダーからの情報によれば、CNNライブストリーミング帯域のおよそ30%が、ピアからのものであるという。同局が帯域コストを大幅に削減することができたのは明白である。ただ、帯域の残りの部分は、全ての人が快適に利用できるよう、依然として中央サーバに依存している。

CNNのライブストリーミングがOctoshapeによってブーストされたのはデフォルトのFlash Player経由で視聴した人々のみで、Windowsメディアストリーミングで視聴した人々には効果はなかった。ここしばらくの間、AdobeのFlashチームはAdobe独自のP2P Flashの実装に取り組んでいるが、現時点で同テクノロジーのパブリックテストに関しては明らかにされていない。

CNNがP2Pベースのストリーミングソリューションをサポートしたというのは興味深い。 オープンソースプロダクトではなく、クローズドソースソリューションであったのは残念なことではあるけれども。昨年、Triblerチームは、 BitTorrentを利用したP2Pのみに依存したオープンソースストリーミングアプリケーションを示した。現在、Triblerチームは、実際の環境での同テクノロジーのテストに向けて、欧州のテレビ放送局と連携し取り組んでいる。

理論的には、ブロードキャスターは1台のサーバからの1度のストリーミング送出のみで、数百万の人々にライブストリーミングを提供することができる。ただ、現在のアップロード速度やISPによる帯域制限などを考えると、これは依然として、理論的には、という前置きが必要であろう。とはいえ、ますますテレビはオンラインで視聴されている。ファイル共有テクノロジーは、その未来を担っているといえるだろう。

コンテンツディストリビューションにおけるP2Pの利用に関しては、様々な方の意見を聞いたり、記事を読んだりする度に、「かつて思っていたほど」には劇的な効果を期待できるものではないのだなぁと思うようになってきた。ただ、P2Pが十分に効果を発揮できるであろう領域として、大規模ライブストリーミングがあるのだろうなぁとは思っている。もちろん、大規模でなければ、転送効率の向上やコスト削減といった効果は薄いのだろう。JoostがP2Pを放棄したのも、そういった事情があるのかなと思っている。

ただ、その一方で、エンドユーザやそれに近い人々によるファイル共有という領域では、P2Pの重要性は依然として変わらない、もしくはより重要性を増しているようにも思える。資金的な限界から、自らのコンテンツを提供したいがそれほどコストをかけられない、そんな人々にとってP2Pはディストリビューションのコストを緩和してくれる優れたツールであろう。もちろん、可能であることは成功を保証するものではないけれどもね。

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