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ISPによるP2P規制の詳細をユーザが知るためには

個人的にISPを変えようと思っているせいか、最近はISPのP2P規制に対していろいろ思うところがあるわけです。今回もそんな感じです。ユーザがISPを選ぶ際に、P2P規制に関して何を判断基準にできるかと言えば、ISPから提供されている情報はかなりしょぼしょぼなわけで。、どうしてもユーザから報告が重要になる。しかし、その報告も、ISPのP2P規制は地域、回線、プロトコルごとに異なり、制御の方法も異なるため、その報告も一貫していない。今回は、BitTorrentスピードテストの統計情報を元に、その辺の情報をつかめるかも、というお話。

TORRENTAN.netというところで、ブロードバンド・ビットトレント スピードテスト(実験版)が行われている。目的はというと、技術開発のための情報集めといったところ。現在、4Gamer.netで、ゲームを配信するために、BitTorrent技術を利用して配信を行っているらしい。ユーザの環境や回線状況をチェックし、それをもとに更なる技術、品質の改善を行うのだろう。

最近のオンラインゲーム事情に詳しいわけではないけれど、特にMMORPGなどでは接続課金方式からアイテム課金方式に移行しているものも多いと聞く。要はプレイするのは無料、その中でアイテム(特にレアなもの)を購入する際にお金がかかる(ゲーム内のポイントを購入する)といった感じ。その是非はプレイヤー達から侃々諤々議論されているが、今回はそれはおいといて、少なくともプレイは無料であるために、非常に新規参入者には飛び込みやすいものになっている。それでなくても、MMORPGは最初の一定期間はお試しです、というものがおおい。そうなればとりあえずクライアントをダウンロードしてためしにやってみるか、という人も増加する。

で、問題になるのは、そのクライアントのインストーラが非常に巨大になっているのである。TORRENTAN.netにも書かれているが、ものによっては2Gをこえるものもあると。そのようなファイルに、大量に一斉にアクセスされれば確実にパンクしてしまう。もちろん、それに備えてサーバを増強したりということもしているだろうが、それでもサーバダウンは避けられても、ダウンロード品質の低下は避けられないだろう。

その問題を解決するために、BitTorrent技術を利用したダウンロードクライアントを開発し、配布しているというわけ。「大容量のファイルを、一斉に、大勢の人がダウンロードする」ので、まさにBitTorrentプロトコルの利用しない手はないと。同様のケースでは、以前Prodigyが新作のプロモーションのために、その作品の全曲リミックスをwebで公開したものの、アクセスが殺到しサーバが瞬殺されてしまったため、torrentで配布したということもあった。(余談ではあるが、一応はメンバー非公式ということにしてあるけれど、メンバーの手によるリミックスらしい。更に余談になるが、発売された新作よりもこっちのほうがいいという人も多かった。)

しかし、BitTorrent技術を利用すれば万事解決、とはいかないようだ。というのも、ユーザの環境や回線状況などに左右されてしまうためである。そのためのこの実験であるのだろうけれど、個人的にはこの部分に注目したい。 FAQ/速度が出ないとき より

ほとんど速度が出ません 一部のプロバイダでは、P2P規制がかかっていることもあり、速度がほとんどでないことがあります。

こういったプロバイダでは、WEBブラウザからのダウンロードに比べ速度が全く出ないことが多くあります。

・FTTHなのに、100K B/secもでない。
・そもそも一桁しかでない。

実態をつかむ事も含めて、速度が出ない情報の提供も、よろしくお願いします。

先日のエントリにも書いたけれど、ISPによるP2P規制によって、うまくダウンロードできない人がいるということである。

確かに、P2P(主にファイル共有)トラフィックが、全トラフィックの6割を占めるほどに圧迫している現状を考えると、何かしらの対策をとらなければならないのは事実。しかし、だからといって調整することもなく、単純に抑制、規制してしまうのは考えものだ。制御ではなく、規制を強いてしまうことでこのような弊害が起こりうるのも事実であるのだから。

このような規制を敷かれてしまった場合、ユーザには対抗するすべがない。暗号化すれば何とかだましだまし使えるかもしれないけれど、それだって開発者次第なのである。選択肢として暗号化がなければ、もうどうしようもない。

もうISPを変えるしかないのである。幸い、最近ではISPの乗換えが容易にできるようになっている。オンラインでのサインアップも可能であるし、即日利用可能のところも多い。(またまた余談で申し訳ないが、私の加入しているniftyでは、P2P規制の発表直前に、2年以内の退会違約金として5,000円徴収すると規約に追加したらしい。ユーザ離れを懸念したからだろうか?少なくとも、私は今年の12月をもって2年経ったので、そろそろ退会しようと思う。)

しかし、「うちのISPは規制している、さぁ乗り換えよう!」と思っても、いざ情報を集めるとなると、有用な情報はISPからは提供されていない。確かに不都合なことが多いのだろうけれど、少なくともサービスとして提供しているのだから、入ってみないとわからない、というのもおかしな話。別にわからないことを教えろと言っているわけではなく、自分たちがしていることを教えろと言ってるわけで。まぁ、それを公開してしまうのも、デメリットがあるから、こっそりと曖昧に回答してあるという感じになるのだろう。

そうなると、ユーザからの評価に頼るしかない。web上のありとあらゆるサイトをめぐって、その評価をチェックする必要がある。ただ、問題なのはISPによる規制は全国一律ではなく、地域ごと、回線種ごとに行われているという点だろう。あるユーザが、うちのISPは規制がなくて快適だと報告していたとしても、同じISPのユーザから、鬼規制が行われている、という報告があったりするのもそのためである。

そこで、このTORRENTAN.netが役に立つかもしれない。BitTorrentプロトコルに対しての規制が行われているかどうかの判断しかできないが、日本で数%のBitTorrentユーザにすら規制をかけるISPであるならば、少なくともそのようなISPは他のプロトコルにも規制をかけていると推測される。BitTorrentには規制をかけているけれど、それ以外には規制をかけていないので濡れ衣だというのであれば、どのプロトコルに規制をかけているのかを公表すればいい。それがないから推測するしかないわけで。

で、このTORRENTAN.net統計情報ランキングを見てみると、回線種、プロバイダ、地域ごとのBitTorrentでのダウンロード速度がランキングされている。地域ごとの速度の指標が見れると言うのは、非常にありがたい。ここを見るとおおよその目安にはなるだろう。

ただ、注意が必要なことがあるので、その辺をいくつか。まず第一に、ISPの規制前に得られたデータである可能性があるということ。このテストは今年の4月から開始されたようで、その当時は規制がなかったが現在はあるということもあるので、その辺は注意が必要。第二に、そのISPが規制をかけていないようにみえても、その回線種だけに限っている場合もある。つまり、同じFTTHでも、そのISPがTEPCOひかりでは規制をかけていないが、フレッツ光では規制をかけているというこもあるのである。自分の回線を考慮に入れながら見る必要があるだろう。第三に、これがBitTorrentプロトコルに限定したものであるということ。つまり、BitTorrentには規制がかけられていないけれども、WinnyやShare、WinMX、LimeWireに規制をかけているということもある。

なので、ここだけをみて判断するというのは難しいと思うので、ISP規制情報wikiとあわせて検討するのがよいだろう。こちらも完全な情報とはいえないけれども、2つをあわせてみることで多少はISP選択の指標になると思う。

まぁ、ここまでの手間をかけずとも、ISPが適切な情報を提供してくれればよいのだけれどもね。どの地域で、どの回線、どのプロトコルに、どのような制御を行っているのかを。まぁ、好きなようにコントロールしたいから、適当にごまかしているとしか思えないけどね。

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Comment

wakwak | URL | 2007.11.30 15:21
水道だったら一部の人が大量に使ったってそれに見合うだけ量を増やさなきゃいけないのに
匿名のPeerさん | URL | 2007.12.01 14:52
水道は人間の生存にもっとも必要なインフラ
生活、工業、その他色々 人間が生産活動を行うために使われる

ネットのインフラはどう?確かに人間が生きていくのに必要な部分もある
でもP2Pは99%以上が万引きに近い違法行為のために大量のインフラを消費すよね
遊びや悪戯で圧迫されて、何の生産性もなく、ただ損だけを蒙って
それに見合うだけの量をふやせ?

妄想の世界で語ってないで表に出ろ 社会に出て働け
匿名のPeerさん | URL | 2008.01.10 16:28
労働者は、死ぬ名誉を与えられず、生かしてもらうかわりに労働を受け入れた奴隷の末裔である。殺さず生かしてもらい、仕事を与えられた負債を労働によってちびちび返済することには何の意味もない。労働者は差別者であるが奴隷である。奴隷ほど惨めなものはない。大切なことはテロリストが労働者を殺してやることである。労働者は殺されることによってテロリストと同様、まさに死の贈与において奴隷であることを免れる。
匿名のPeerさん | URL | 2008.01.18 18:32
P2P = ダウンロード P2P=違法行為なんていってるのはただのバカなんでしょうか。

まして、P2P規制をしても動画のトラフィックは増えるんだから。。

光で今の速度では規制していなくても十分遅いしね。

匿名のPeerさん | URL | 2008.01.18 18:43
Peer to Peer型のネットワークモデルを利用したあらゆるネットワーク技術やアプリケーションを指して用いることもある。例えばネットニュースの伝送システムも、Peer to Peerモデルであり、インターネット電話やIP電話・VoIPの無料通話もPeer to Peerで通信が行われる(skypeも然り)。

バカが多いから日本のネットの技術は伸びないんだろうね。私もダウンロードソフトはリナックスのダウンロードぐらいしか使わないけどp2pがないとパソコンとして役に立たないんだけど。
匿名のPeerさん | URL | 2008.06.27 23:32
少し、考えれば分かると思うけど
50Mプランで1M以上出たことのないこのプロバは異常だと思うよ
P2Pはリナックス位しか使ってないけど、泣ける
heatwave | URL | 2008.06.27 23:45 | Edit
まぁ、DSLの場合は伝失、距離など様々な要因が絡むので何とも・・。

ただ、P2Pが規制のせいで使い物にならない、というのであれば、OCNなんかはフレッツ光で利用しているのですが、なかなか快適ですよ。Linuxのダウンロード程度では、総量制限にかかることもありませんしからね。
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