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なぜ日本でのオンラインビデオ配信は遅れているのか

それほど掘り下げるわけではないけれど、非常に納得できる記事があったのでご紹介。個人的にも、既得権益を守らんとする業界団体の努力と、その業界団体自体が権利関係の管理をきっちりおこなってこなかったことが原因だと思うわけです。現行のVideo iPodのパッケージには、Jack Sparrowがでかでかの載っているわけですが、どうなんでしょうね。

原典:nikkei BPnet
原題:デジタルは進む。でも肝心なことは遅々として、進まない
著者:(署名はありませんが、林信夫氏の連載のようです。)
日付:2006年12月18日
URL:http://www.nikkeibp.co.jp/style/life/digital/haya2/061222_stress/

ところがこの「魅惑のiTunes Store」も日本での展開は苦戦している。米国サイトでは2005年10月に有料でビデオ配信を始めているものの、日本サイトでは残念ながらビデオ配信、テレビ番組配信は始まっていない。

問題はiTunes Store Japanが好き好んでこのような状況を作り出しているのではないことだ。配信元が自らの商材の詳細な権利情報を持ち合わせていないから、出したくても出せない。全国津々浦々にあるビデオショップやレンタルショップに気兼ねし、自らの責任で枠組みを整備したがらない。ハリウッドは自分で製作していることもあり、エキストラで登場したタクシー運転手にさえ、出演料とコンテンツの譲渡契約を納得させている。デジタル配信で得た収益をどのように配分すべきか、最後の1セントまで把握しているから、配信個数が明確なデジタル配信に即座に対応できる。

翻って日本では、著作権を自身では持っていないのに管理だけを行っている団体やレンタルショップ業界などが公然と反対し、この世界は遅々として進まない。せっかくユーザーを満足させられそうなビジネスモデルを構築できると分かっていながら、既得権益にしがみついているグループがまとわりついている。
非常に納得できる意見だと思う。結局のところ、日本における著作権に絡んでビジネスが遅滞している理由としては、最も大きいものとして、筆者の語るような「既得権益にしがみついているグループがまとわりついて」いるためであり、もう1つには、その一味である「著作権を自身では持っていないのに管理だけを行っている団体」が、権利に対してアバウトすぎたためであると思う。

まぁ、二点目について。著作権の保有者もその権利団体も両方ともなんだけれども、誰にお金を流すかにだけ彼らの関心は集中しており、現行の体制においてそのお金の流れが彼らの望むような方向にだけ、より多く流れればよいということにのみ努力してきた節がある。その結果がこの有様。ビジネスチャンスはものすごく広がったのに、誰も手が出せない状況にある。問題はそれを活かすことができないくせに、他人がそれをものにしようとすると、それを妨害しようとするところか。

ちょっとした調べごとのついでにWikipediaで「サブマリン特許」についての記述を見たのだけれども、そこでの参考文献として挙げられていたレメルソン特許の衝撃というPDFを見て、結局業界団体のやっていることって、こういうことなんだろうなぁと思ったりした。まぁ、特許と著作権という違いがあり、単純にメタファーとして用いることはできないけれど、権利意識という点では通じる部分もあるというか、感想としてそう思ったということで。

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