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ネットの悪党ことオーストラリア通信相、スリーストライクの導入を叫ぶも前途多難

以下の文章は、TorrentFreakの「Internet Villain Mulls 3 Strikes For Australian Pirates」という記事を翻訳したものである。

原典:TorrentFreak
原題:Internet Villain Mulls 3 Strikes For Australian Pirates
著者:enigmax
日付:July 15, 2009
ライセンス:CC by-sa

Stephen Conroy上院議員は、職務に忠実な男だ。彼はインターネットをフィルタリングするという馬鹿げた計画をぶち上げたことで、「Internet Villain of the Year(年間インターネット悪党大賞)」といういかがわしいタイトルまで手にした。そんな彼は現在、党をまとめ、ファイル共有『問題』の解決策を模索することを約束している。しかし、もはや彼や彼の計画に対して評価する人などはいない。

オーストリアのインターネット問題に関しては、Stephen Conroy上院議員はその嫌われぶりに拍車がかかっている。Conroyはインターネットをフィルタリングするというプランを掲げたことで最もよく知られているが、現在、彼のプランを実現するのに最も協力を必要する産業関係者すら頭を抱えさせている。

昨年、オーストラリアISP iiNetの代表Michael Maloneは、Conroyを「インターネット産業が存在した過去15年間で最悪の通信相」だと評し、彼の求めるフィルタリングは全く効果がないとして、フィルタリング・トライアルから撤退している。

しかし、Conroyへの批判はこれに留まらない。彼が推し進めようとしているフィルタリング・システムは、表面上は未成年者の保護を目的としているが、その未成年者を保護せんとする人々からも支持を集められていない。

先週、Save the Children、Civil Liberties Australia、Naitonal Children's and Youth Law Centerは、政府に対してConroyのフィルタリング計画を断念するよう迫った。彼らは、この計画は子供達の露骨な表現の閲覧を防ぐことも、児童ポルノの拡散を止めることにもならないという。Conroyには是非ともこうしたグループの声に耳を傾けてほしいのだが、自身のプランが行き詰まっていると指摘する人の意見に彼が耳を貸すことはない。

昨晩、Conroy上院議員は「Australia’s Digital Economy: Future Directions」と題されたレポートを公表し、政府が「無許諾ファイル共有問題の適切な解決策を開発することを促進する」と約束した

では、Conroyはどんな想像的かつ独創的、先駆的なアイディア/ソリューションを実現可能な物として、育成、促進するといっているのだろうか?以下にレポートから引用しよう。

「著作権者から提案されている1つのソリューションとしては、「スリーストライク」または「段階的レスポンス」提案がある。これは、著作権者がISPと協力し、違法ファイル共有を疑われるISP加入者個人を特定、その後ISPは著作権者に代わって当該加入者に警告状を送付するというものである。複数回の警告に伴い、段階的な措置が当該の加入者のアカウントに対してなされる。」

この提案を行なった「著作権者」にはアンチパイラシー団体AFACTも含まれる。彼らは現在、大手ISP iiNetに対して金食い虫の訴訟を起こし、加入者による著作権侵害に対して同社を非難している。

こうした団体と今後「促進するための」意味ある議論を重ねていかねばならないConroyの幸運を祈らざるを得ない。現在、彼らの関係はこれまでにないくらいに冷え込んでおり、この財政危機の最中、訴訟に金をつぎ込まねばならない状況が続けば、ますますその関係は冷え込むだろう。

しかし、エンターテイメント産業とISPとの海賊行為「問題」の解決策のための関係が問題をはらんでいるのみならず、ISPはConroyに対してももう我慢ならないようだ。先週、ISPらによって開催されている第11回年間インターネット産業アワードにおいてConroyはフランスのSarkozy大統領を抑え、「Internet Villain of the Year(インターネット悪党大賞)」を授賞した。

海賊行為「問題」の解決は非常に難しく、また複雑であるが、そのプロセスが始まる前から関係者間で互いに敬意を払うこともなく、その関係がさらに脆弱になることで、ますます解決からは遠ざかっていくだろう。レポート全文はこちらからダウンロードできる。(PDF)

Conroyは以前にも、IFPIからの圧力を受け、スリーストライクやコンテンツフィルタリングを含む厳格なアンチパイラシー対策の実施を迫られていると発言している

また、Conroyはオーストラリアに中国式ネット検閲を導入しようとしたことでも知られている。当然、これは強烈に批判され、多くの専門家からの反対、そして市民からの反対を受けた。ある調査によれば、この対策を強く支持したのはたった6.3%で、強く反対したのは61%にも上ったという。結局、その実現には行き詰まりをみせているというのが現状だろう。

まぁ、インターネットの悪党オブザイヤーに選ばれるのも納得。一方、英国The Featured Artists CoalitionはISP協会からインターネットヒーロー賞を授賞した

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