2006年12月28日
Slyck.comによると
AllofMP3’s argument has not impressed the music industry, or the RIAA. The December 21 lawsuit argues that 11 million songs were allegedly pirated, and seeks damages totaling $150,000 per violation. That's a $1.65 trillion lawsuit - a value slightly less than the Gross Domestic Product for the United Kingdom in 2005.
とのこと。どういう基準でこの額が出るかといえば、米国著作権法第503条(c)(2)法廷損害賠償の項から
侵害が故意に行われたものであることにつき、著作権者が立証責任を果たしかつ裁判所がこれを認定した場合、裁判所は、その裁量により法定損害賠償の額を150,000ドルを限度として増額することができる。侵害者の行為が著作権の侵害にあたることを侵害者が知らずかつかく信じる理由がなかったことにつき、侵害者が立証責任を果たしかつ裁判所がこれを認定した場合、裁判所は、その裁量により法定損害賠償の額を200ドルを限度として減額することができる。
これを適応したわけです。ちなみに通常でも、第503条(c)(1)では、本節第(2)項に定める場合を除き、著作権者は、終局的判決が言い渡される前はいつでも、現実的損害および利益に代えて、一の著作物に関して当該訴訟の対象となる全ての侵害(一人の侵害者は単独で責任を負い、二人以上の侵害者は連帯して責任を負う)につき、750ドル以上30,000ドル未満で裁判所が正当と考える金額の法定損害賠償の支払を選択することができる。本節において、編集著作物または二次的著作物の部分は、全て単一の著作物を構成するものとする。
とされており、幅としては750〜150,000ドルであると言われてきたわけです。で、今回はその最高額の150,000ドルを選択したと。更に問題となるのは、その額は1曲に対しての賠償額。Allofmp3の扱っていた楽曲数は、RIAAの訴えによると1100万曲だという。
つまり、1,100万曲×150,000ドル=1兆6500億ドル、つまり200兆円となる。
Slyck.comによると、この額はイギリスの国内総生産よりもちょっと少ない額そうで。なんか相変わらず、見当はずれの額ですなぁ。ちなみにこの額、見覚えがあるなぁと思ったら、YouTube1,000個分の額ですな(YouTubeはGoogleに、16.5億ドルで買収された)。
ちなみに、Slyck.comの予想では、訴訟を無視するという戦略をとるのでは?と。確かにアメリカまで出向いて戦うよりなら、ロシア国内まで引きずり出したほうがいいってことかしら。実際Allofmp3にとってはそのほうがいいだろうし、だからこそRIAAはこの額を提示したんだろう。Allofmp3が現れなければ欠席裁判で主張が丸々認められるんじゃないの?で、その拘束力をロシア国内で争うと。
法律に詳しい人、教えてください・・・。
**追記**
次のエントリにこの記事の詳細と、ちょっとした考察を載せてみました。



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