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RIAA、Allofmp3に200兆円の損害賠償を求める

先ほどのエントリでも少し書きましたが、こちらでもうちょっと掘り下げたいと思います。先日のRIAAによるAllofmp3に対する訴訟では、1曲につき150,000ドルの損害が出たとして、総額1兆6,500億ドルの賠償を求めているよというお話。Alofmp3の言い分としては、ROMSという著作権使用料徴収団体にちゃんと支払っているのだから、未払いがあるのであれば、そのROMSに直接あたって欲しいというもの。RIAAの言い分は、その団体を含めてロシアからの使用料は1セントたりとも支払われてはいない、というもの。普通に考えれば、ROMSという団体を訴えればよいと思うのだけど・・・。

原典:Slyck,com
原題:AllofMP3.com Responds to RIAA Lawsuit
著者:Thomas Mennecke
日付:December 27, 2006
URL:http://www.slyck.com/story1368.html

さまざまなファイル共有開発者たちの法的論争は、不幸にもRIAAからの訴訟に直面したときに、いくつかの共通した反応パターンを生み出している。もし、あなたがLimeWireのようであるなら、あなたの反応は、とどまりそして戦う、だろう。あなたがBearShareの一味であれば、和解を望むだろう。それから、Ares Galaxyであれば、潜在的な訴訟の脅威には無関心に、通常通り運営を続けるという戦術となる。

Allofmp3.comは、RIAAによって起こされた訴訟への反応として第3の選択肢を選んだように見える。2006年12月21日、ファイル共有領域に先例のない金額の訴訟において、申し立てはMediaServices(Allofmp3を運営している企業)について提出された。

RIAAは、未だにいかなる使用料さえもロシアのミュージックストアから徴収されていないことから、Allofmp3は違法なサービスであり、メンバーカンパニーの著作権を侵害していると訴えている。Allofmp3は、1曲につき10セント未満では販売していたため、急速に最も成功したオンラインミュージックストアの1つとなった。DRM free環境の追加もまた、P2Pネットワークにとって数少ない現実的代価案の1つとして、このサービスを強める一助となった-少なくともファイル共有コミュニティの視点からは。

Allofmp3は音楽業界の主張に反論し、必要となる全ての料金はロシアの著作権使用料徴収会社ROMSに送金され、Allofmp3のサービスはロシアでは完全に合法であると主張した。すなわち、Allofmp3は、著作権者に著作権使用料を分配するのはROMSの責任であると考えている。ロシア当局がいまだサイトをオフラインにすることに成功していないことからも、Allofmp3は何とか事実上の合法性の一定のレベルを保ってている。

Allofmp3の議論は、音楽業界やRIAAを認めさせるものではなかった。12月21日の告訴は、申し立てによると、1,100万曲の著作権が侵害され、違反につき合計150,000ドルの損害賠償を求める、としている。つまり、1兆6500億ドルの訴訟である-2005年のイギリスの国内総生産をわずかに下回る額である。

逆の"oneupmanship(人を出し抜くこと)"の異常なゲームにおいて、この裁判における両陣営は、相手の議論に対して互いに認めることはなく、Allofmp3はRIAAの告訴における驚異的に金額に対しても、冷静に、冷淡に反応した。

匿名の"上級会社役員"の語るところでは、「Allofmp3は、複数のレコードレーベル企業がMediaServicesに対して、ニューヨークで裁判を起こしていることを理解している。Allofmp3がニューヨークで運営を行っているわけでもないに、このような裁判は不当である。確かにレーベルは、彼らの望むいかなる裁判をも起こすことができる。Allofmp3がロシア国内において合法的に運営されているということをよくわかっていても、だ。その間にも、Allofmp3は、合法的に運営を続け、ロシア国内法に準じるつもりである」という。

もちろん、大きな問題は、Allofmp3(MediaServices)がニューヨークにおける法的手続きに現れるかどうか、ということである。MediaServicesには、アメリカに拠点を置く法律顧問がいるが、声明のトーンは、明らかに挑戦的なアプローチであった。MediaServicesの代表がSluyck.comに語ったところによると、彼らの将来的な法的戦略についての決定は、未だ明確には決まっていないとしている-未だ受け取っていない懸案の1兆6500億ドルの訴状の概説についても。

まぁ、実際にAllofmp3がその額を儲けていたとも考えられないし、実際に販売した楽曲の正規の使用料の総額がそれくらいになるわけでもない。いったい何を持ってこの額を算出したんだろうと思うわけですよ。もちろん、前のエントリにも書いたように、法的に許容されている上限の額を提示したというのは推測できるけれど、いったいそんなことをする意味はあるのかと。ただ、無関係の人から反発を食らったりするだけのような気もするけどね。私なんかは、嫌な感じだなぁと思っているわけだし。

と、感情的な話はともかく、この裁判の行方について考えたい。Slyck.comが推測しているように、おそらくAllofmp3はこの裁判には現れず、ほぼRIAAの主張どおりの判決が下されるだろうと思う。アウェーに出てって負けてもしょうがないし。むしろ、ロシア国内法に準じた運営を行ってきたということが明確であれば、少なくともリスクを犯すよりは、ロシア国内の裁判において、ロシア国内法を遵守してきたことを主張したほうがよっぽど勝ち目があるというもの。

Allofmp3の主張は、自分たちは著作権使用料を、その管理機構であるROMSに支払っているだから、Allofmp3の運営自体にはなんら問題はない、と主張している。要はロシア版RIAAに支払いをしているのだから、なんら問題はないと。

一方で、RIAAは、ROMSなんて知らんし、そんなところから使用料を1セントすらもらったことがない、支払いがないのだから今すぐサービスを停止しろ、著作権侵害に対して賠償しろ、と主張する。それに対してAllofmp3は更に、だからROMSに支払いはしてるんだって、だから文句があるならROMSに言えってという。それに対してさらにRIAAは・・・という堂々巡りをしているわけです。

道理で言ったら、RIAAはROMSという会社を訴えればよいにだけれども、彼らなりの思惑ではそれはマズい、となる。なぜなら、ROMSを訴えて、例え勝ったとしても、Allofmp3が免責されてしまうのである。この場合、ROMSによる著作権使用料の未払いの問題でしかなくなること、例え正規の使用料金での契約でなくても、それはROMSとAllofmp3の問題であり、RIAAは介入できない。RIAAができることといえば、ROMSに未払い分の使用料金を求めることだけ、となる。

しかし、ROMSに支払われた金額など、Allofmp3が手にした金額に比べれば微々たるものだし、ROMSを盾にして自分たちの商品(楽曲)を好きに売っていたAllofmp3が大手振って運営を続けていくのも癪に障るといったところなのだろう。

面子と金、これがRIAAを動かしている原動力なのだなぁと痛感したわけですよ。プーチンがいくらAllofmp3を閉鎖させると確約したところで、ロシア国内法に準じている以上、どうしようというのだろうと思うのだが・・・。結局、RIAAのもくろみは失敗して、ROMSを改めて訴えるという二度手間になると思うんだけどね。最初からそうしていればいいのに

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