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英国の海賊行為対策、音楽産業の『損失』以上にISPに負担をかける結果に?

以下の文章は、TorrentFreakの「UK Anti-Piracy Plans Cost More Than Music Industry ‘Losses’」という記事を翻訳したものである。

原典:TorrentFreak
原題:UK Anti-Piracy Plans Cost More Than Music Industry ‘Losses’
著者:enigmax
日付:September 22, 2009
ライセンス:CC by-sa

英国でのファイル共有議論は熱狂的に盛り上がっており、頑固なアーティストたちはファイル共有を非難するためにわんさと姿を現している。そうなると、それが行なわれることでどの程度のコストがかかるのか、に注意が向くのが必然である。英国ISP BTによると、政府の計画が単に失敗する運命にあるだけではなく、結果的に1日100万ポンドものコストをISPに強いることになるという。

リリー・アレンがオンライン・ミュージック・パイラシーに反対する統一戦線に参加する数多くのアーティストたちを先導し、これまで以上に強くその対策を政府に求めるにいたっては、冷静にそれを考えなければならないだろう。では、現在望まれているファイル共有ユーザの取り締まりには一体どれくらいのコストがかかることになるのだろうか?

昨日、英国ISP BTのカスタマー部門責任者ジョン・ペッターがThe Mirrorに語ったところによると、インターネット・パイラシー対策にかかるコストは甚大なものであるという。

ペッターは、ISPの利益率が既に小さいものであることに触れつつ、このアンチ・パイラシー・プロセスがISPに年間3億6,500万ポンド(約545億円)ものコストを強いることを心配していると話す。

しかし、ジュピター・リサーチ(英国音楽産業がどれほど損失を被っているのかについて誰かに説得する際にBPIが依頼する調査会社)によれば、英国音楽産業は2009年のうちに年間2億ポンド(約300億円)もの損失を被るのだという。

たとえBPIが『損失』だという額が信じられるのだとしても(そして、1ダウンロード=1ロスト・セールスであるという馬鹿げた前提を飲むとしても)、音楽ビジネスの2億ポンドを救うために、ISPはその2倍近い額を負担させられることになる。

「彼ら(音楽産業)の主張は度を超した誇張が加えられており、まるで違法ダウンロードがなければそのすべてが購入されるかのように言っていますが、それはあまりにナンセンスなことです。」とペッターは言う。さらに彼は、違法ファイル共有に対処しうる法律が既に存在しているが、音楽産業がそれを行使しようとしないのは、パブリック・イメージが損ねられるのを避けたいからなのだろう、とも話す。

ペッターの最後の指摘は、非常に重要だ。結局のところ、インターネット・ユーザは自らの活動を隠避する新たな方法を見つけ出し、その結果、ファイル共有との戦いが技術的な軍拡競争に繋がることになると、彼は考えているようだ。

実際、月額わずか3ポンドでSwissVPNなどの手軽なVPNサービスを利用し、英国から抜け出すことも可能なのだ。英国にいたとしても、彼らがそのインターネット接続を利用して何をしているかなど掴みようもなくなるだろう。BPIであれ、ISPであれ、政府であれ。

1日にしてわずか10ペンス程度のVPNサービスが、1日1万ポンドのシステムを打ち破ってしまう。何とも腑に落ちない話だ。

さらにペッターは、このコストが加入者に跳ね返ることになる、とも。

それにしてもこのBTの数字、BPIのお株を奪わんばかりだわね。目には目を、歯には歯を、胡散臭い数字には…。

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