スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

リリー・アレン、アンチ・パイラシー・ブログを削除し引退を示唆(修正あり)

以下の文章は、TorrentFreakの「Lily Allen Deletes Pro-Copyright Blog and Ends Career」という記事を翻訳したものである。

原典:TorrentFreak
原題:Lily Allen Deletes Pro-Copyright Blog and Ends Career
著者:Ernesto
日付:September 24, 2009
ライセンス:CC by-sa

昨日、より厳格なアンチパイラシー 法案を求めていたにもかかわらず、リリー・アレン自身が著作権で保護された楽曲を使用した違法なミックステープを不特定多数のユーザにアクセスできるようにしていたことが明らかとなった。そして今日、彼女が音楽の著作権を侵害したことがOKである理由を正当化したあげく、「迫害が酷い」として彼女の親著作権ブログを閉鎖した。

リリー・アレンは、彼女が新たに立ち上げたブログの数十の記事の中で、いかに違法ファイル共有が音楽産業を破滅に追い込んでいるかを主張した。残念なことに、彼女は自分で作ったミックステープをLiyAllenMusic.comから削除をするのをすっかり忘れていた。結局、彼女は自身が主張しているような聖人でもなかったというわけだ。

しかし、我々がその件に関する記事を公表してほんの数時間のうちに、リリーは自分が海賊ではなく、単に知識が足りなかっただけだと説明した。

「そのミックステープは5年前に作ったもの。その当時は音楽産業がどのようにして成り立ってるのかなんて知らなかったんです…。」と彼女は返答した

おそらく、彼女の言わんとしたことは、彼女の収入が著作権に依存するまで著作権についてよく知らなかった、ということだろう。それでも彼女は、この惑星に住む他のすべての人が、もっと知識を持つか、さもなくばインターネットアクセスを遮断されるべきだと考えているようだ。言ってくれるねぇ…。

とはいえ、それから5年経ったリリーも今日の数千、数万のカジュアル・ファイル共有ユーザと大差はない。著作権は複雑な問題であり、正しい/間違い、違法/合法の区別は必ずしも明確ではない。彼女はファイル共有ユーザに戦いを挑む代わりに、著作権について彼女の知識を伝えることだってできたはずだ。

しかし彼女が選択したのは、鬱憤のたまったアーティストたちの拡声器になることだった。その結果は、ただただ市民からのネガティブな反応を集めただけであった。実際、TorrentFreakはリリーのブログのあるエントリにつけられた100を越えるコメントに目を通したが、そのうち、アーティストを支持するコメントはたった4つであった。

「ブログは閉鎖します。非難があまりにも酷すぎました。」と彼女はTwitter上で説明した。彼女の伝説的な音楽キャリアに終止符を打ったことをアナウンスした数分後に。また、彼女がブログを閉鎖するほんの少し前に、「もうレコードは作らない」と記していた。さらに「今後私がレコードビジネスからお金を得ることはありません。そして、私がこの[アンチ・パイラシー]法案から利益を得ることもありません。」という。

先週よりリリー・アレンによって煽られた議論から、我々は多くのことを学ぶことができるだろう。バンドに代わって不満を述べようとする金持ちミュージシャンたちが止め処なくあらわれる一方で、「俺たちは苦しんでいないが、彼らは苦しんでいるんだ」という主張はついぞ聞くことがなかった。そして、たくさんの音楽ファンたちは、富めるスーパースターたちにこの問題について説教されることを拒んだ。

しかし、最も顕著だったのは、違法行為を疑われたユーザをインターネットから遮断するという英国の計画に熱心に反対する人々であった。リリーはブログで迫害と呼んだが、これは彼女に向けられたものではない。そうした批判はその計画に、そしてその計画に対する彼女の支持に対してのものであった。ミスター・マンデルソン、もう一度考え直してはいかがだろうか?

個人的には、リリー・アレンに今日の著作権侵害の有り様について再度考え、議論して欲しかったと思う。もちろん、みんながカジュアルにやってるから諦めろ、なんて言うわけじゃない。ただ、彼女と同じ感覚で著作権を侵害している人が数多くいる中で、厳罰を科すことの影響について考えれば、やはりスリーストライクは行き過ぎだと思う。

もちろん、それは改善すべきことではあるが、どう改善すべきか、という点で意見が異なるということ。FACも違法ファイル共有に寛容であるように見られているが、実際には違法ファイル共有を是正するためにどうすればよいか、スリーストライクという劇薬に頼らず、これからのメジャーがどのようなモデルを構築していけばよいのかを模索していると私は思っている。

**追記**

はてなブックマーク等でnofrillsさんより指摘(はてブTwitter)を受け、カジュアル過ぎたリリー・アレンの発言の訳をややフォーマルなものに修正。

nofrillsさん、いつもありがとうございます。

Trackback

Trackback URL
http://peer2peer.blog79.fc2.com/tb.php/1564-3748884a

Comment

Comment Form
公開設定

プロフィール
heatwave Author
:heatwave

RSS Jamendo twitter tumblr Creative Commons Attribution 2.1 Japan
ブログ内検索
記事リスト
最新の記事
全記事一覧
他所で書いてるブログ

P2Pとかその辺のお話@はてな

アーカイブ

カテゴリー
最近のコメント
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。