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コーリー・ドクトロウ: リリー・アレン問題は偽善ではなく、著作権の混乱が原因

以下の文章は、BoingBoingの「Lily Allen's copyright problem」という記事を翻訳したものである。

原典:BoingBoing
原題:Lily Allen's copyright problem
著者:Cory Doctorow
日付:September 23, 2009
ライセンス:CC by-sa

リリー・アレンが海賊行為への罵倒を繰り広げたことで、コピーファイターたちの間で彼女の悪名は高まっていった。彼らは彼女のウェブサイトや言動を入念にチェックした。その結果、彼女のウェブサイトは、新聞記事のスキャン、ミックステープなど(さらには彼女が投稿した罵倒でさえ、Techdirtの記事を転載したものだった)著作権侵害だらけであることが発覚した。それに対して彼女は全文大文字で反論したが(「I THINK ITS QUITE OVIOUS THAT I WASNT TRYING TO PASS OF THOSE WORDS AS MY OWN , HERE IS A LINK TO THE WEBSIITE I ACQUIRED THE PIECE FROM.(その文章を私自身が書いたもののように見せるつもりがなかったのは明白だとは思いますが、文章を引いてきたウェブサイトのリンクを以下に掲載します。)」)、そうした的外れで自己弁護的な言動は、火に油を注ぐだけだろう。

私もここでアレンに反論し、偽善者呼ばわりしたくもなるが、ここにはもっと重要なストーリーがある。アレンは考えもしなかっただろうが、著作権はミュージシャンであれ、ファンであれ、ブロガーであれ、誰にとっても問題をはらんでいるということ。私的利用目的でのコピー、友人との共有、議論やコメントのためのコピーを許す明確で断定的な権利が欠如していることは(フェアユースのガイドラインが曖昧かつ解釈が難しいのに加えて、フェアユースは重要ではなく、頼ることのできないものだと信じ込ませようとするエンターテイメント産業の厚かましい試みによって更に混乱を招いている)、私達全員を常に著作権侵害の状態に置く。

誰にも理解できず、誰にも守られない法律は、もはや法律ではない。著作権の一部―産業体に作品の商用利用を許諾する権利―は、私やすべてのアーティストにとって非常に重要なものである。しかし、すべてのものを、コピー(今日のすべてのインタラクションそのもの)を含むすべてのインタラクションをカバーするまで著作権を拡大させようとし続ければ、著作権は無意味であるというコンセンサスが広がり続け、私達は著作権の馬鹿げた面と同時に、素晴らしい面まで失ってしまうだろう。

レコードに関しては、私はリリー・アレンのライトなファンであり、彼女の最新CDも購入した。ただそれは、友人が電子メールに添付してくれた彼女の曲を聞いたから。もし、アレンさんが望むなら、彼女の音楽を買うことも聞くことも止めるだろう。私は「海賊行為」を介して彼女の曲と出会ったのだから。

また、これは彼女のブログでの著作権侵害の一例である。彼女は『海賊』たちがどれほど音楽産業に損害を与えているのかを指摘しようとしているのだが、多数の新聞記事をスキャンし投稿することで、露骨に著作権を侵害している。

さらに酷いことに、リリー自身が複数の無許諾ミックステープ(その1その2)を彼女のウェブサイトLilyAllenMusic.comにて提供していることがTechdirtによって明らかにされた。そのうちの1つのトラックリストを見てみると、19曲の楽曲が無断で使用されている。つまり、RIAAは彼女に対し、数百万ドルを求めて訴訟を起こせるというだ。

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